【映画サロン】vol.130 (ネタバレ注意!長文注意!)「プラダを着た悪魔2」

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映画サロン。
2月に前作を観た「プラダを着た悪魔2」。5月1日から劇場公開しています。

20年前の映画の続編。1作目が面白すぎたので、一般的なパターンだと駄作になる可能性が高く、半分「前作は越えられないだろうなぁ」と思いつつ劇場へ向かいました。これ、なんで今?と思いましたが・・・あれでしょう?ディズニー社。元の20世紀フォックス社を2019年にディズニー社が買収したので、続編を作った・・・20世紀スタジオに変わってます。スターウォーズのエピソード7、8、9がダメになった元凶です。ディズニー社の違うものになってしまった。それどころかマンダロリアン?スピンオフでさらに違う方向に行ってしまって・・・・私はもうあのスターウォーズは観てません。「プラダを着た悪魔2」もそうなってしまうのか。

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GW明けの通常モードの週末。シネコンも意外に混んでますねぇ。なんか話題作あったんだっけ?「正直不動産」が始まったのと「名探偵コナン」がロングランのようですねぇ。

「プラダを着た悪魔2」は字幕版と吹き替え版の両方を上映中。もちろん字幕版。字幕版の方が人気のようです。吹き替え版は上映回数が少なくなりました。

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185席の小さめのスクリーン。まぁ、このくらいでも問題ないです。客層が・・・・洋画の客層とまた違う。今回のような客層は珍しいかも。なんと、ほぼ女子。20代から私よりも少し上くらいまで。私の左隣は夫婦で来てました。5歳ぐらい上かなぁ。右隣は20代女子2人。単独女子もちらほら。カップルもちらほら。私のような単独男子は・・・・希少。(笑

さて、映画です。前作を観ていないと・・・今作だけ観てもチンプンカンプンでしょう。私が前作を観たのは3ヶ月前だったのでまだ記憶は新鮮です。20年前に観た人はもう一度復習をして観ましょう。主人公のアンディ・サックス演じるアン・ハサウェイ。前作では23歳でしたが、20年経って43歳になりました。それにしても情報量が多くて、展開が早くて頭を回転させないとおいてけぼりをくらう忙しい映画です。画面を見つつ、字幕も読みつつ、英語も聞くことで微妙なニュアンスを理解するのがおもしろいです。

冒頭のキャストの名前が出るところでLucy liu の名前が出てきました。あらルーシー・リューが出てくるのね。

前作の登場人物が20歳年取って出てきます。20年経つと時代は変わってますねぇ。鏡の前で歯を磨くアンディの歯ブラシが電動歯ブラシになってます。当然ですが携帯がスマホになってますねぇ。アンディ・・・・結婚してるのか?という疑問は・・・してなかったですね。「RUNWAY」誌を去って、ジャーナリストとして仕事一途に生きていました。

表彰式の会場。アンディが受賞します。が、その前にスマホにメールが・・・・「ニューヨーク・ヴァンガード社」がこのタイミングでリストラを発表。同僚ともども解雇されました。

無職になった・・・家賃払えない・・・・ニューヨークの合言葉でしょうか。(笑 アンディとじゃれ合うように話していたのはリリーですか?なんか巨大に成長していて・・・うちのギャラリーで使ってあげるって・・・誰かわかりませんでした。

一方、「RUNWAY」誌の編集長ミランダも華やかなレッドカーペットの上を歩き、マスコミのカメラマンに囲まれますが・・・囲まれてる理由は労働搾取が疑われるブランドを誤って賞賛してしまったこと。これがSNSで大炎上。マスコミにも吊し上げられ、何を言っても逆効果。さらに炎上します。

親会社、イライアス・クラーク社のCEOのアーヴと息子のジェイが車の中で「RUNWAY」誌がまずいことになってる・・・と会話をしています。そこでアンディの授賞式でのスピーチをSNSで見つけ「RUNWAY」の信頼回復のために彼女をスカウトします。

かつての職場に意気揚々とやってきたアンディ。おもしろいですねぇ。前作の雰囲気が蘇ります。この作品はコメディ要素もありますので・・・かつて自分がやっていた第2アシスタントは・・・・超肥満のメガネの男、チャーリー。(笑 「動かなくていいんだ」って言ってました。

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第1アシスタント、アマーリは褐色の肌でモデル並みのスタイル。シモーヌ・アシュリー。インド系?いいですねぇ。今回イチオシのキャストです。時代が変わって彼女はミランダの隣にいて、コンプライアンス違反にならないようミランダの言動をチェックしています。(笑 以前はアシスタントの机の上にバッグやコートを投げつけていましたが、それもコンプライアンスに反するということで、ミランダは自身でコートをかけていました。(笑

あとファッション雑誌の編集社ではありますが、今は紙媒体よりも電子媒体。ネットの電子版をどれだけ登録者が読むかが指標に変わっています。アンディの最初の仕事は、劣悪環境で働くことを賞賛して落とした評価を回復すること。この不祥事により我々まで同じと思われイメージダウンだとスポンサーが激怒しています。お詫びとして無償の広告掲載ページ数を要求され、落とし所を折衝。ジャーナリストの第一線にいたアンディは事実に対してストレートな謝罪文を作成し、ネットで発表。世間には好意的に受け取られ、「RUNWAY」誌の信頼は回復します。

得意げなアンディに対して、冷静なミランダ。そんな謝罪文、誰が見るのよ。うちはファッション誌でしょう?という言葉に感化され、アンディは全力でネタ探し。アシスタントとしてジン・チャオがつけられました。ファッションとは無縁のメガネで背の低いアジア系の女子です。ただ、アタマはキレるっぽい。そしてアンディの個人部屋は物置部屋です。

ナイジェルも以前と変わりなく、エディターとしてミランダをサポートしています。ミランダのことを一番理解し支える。アンディに対してもじんわりと状況を説明し諭してくれる。ナイジェルが「RUNWAY」にとってなくてはならない人材でしょう。

元モデルのサシャ・バーンズが離婚し、時の人となっていましたが、彼女は取材を拒否。ミランダもまったくコンタクトできず、読者が知りたがっている彼女のことを「聖杯」と呼んでいました。このサシャ役がルーシー・リュー。ジンの協力を得て、アンディはサシャをリサーチ。ようやくサシャの信頼を得て、ミランダとサシャ対談の独占インタビューが実現しました。これでミランダの信頼も回復。

かつて「RUNWAY」にいたエミリーの姿がありません。彼女は向こう側にいるよと教えられたのはディオールの店舗。そこの責任者になっていました。「RUNWAY」のスポンサー側の立場でした。「主婦でも3000ドルのバッグをもっておでかけするのよ」は印象的。彼女は結婚して子供が2人いましたが、すでに離婚。現在の恋人は・・・・後でわかりますが、サシャが離婚した資産家のベンジー・バーンズでした。エミリーは新しいディオールの旗艦店の準備で大忙しでした。

アンディはCEOアーヴの誕生パーティーに招かれます。ミランダはそのパーティーの席で役員のポストへの昇格を発表される予定でした。が、そのパーティーの場でアーヴは突然倒れ、亡くなってしまいます。昇格はなかったことに。

イライアス・クラーク社のCEOを継いだのは息子のジェイ。サッカー好きでファッション誌には興味もありません。独自のプロイファイラーチームを引き連れて、社内の改革を進めます。

アンディは収入も確保できたので、引越し先を下見に行く・・・古いマンションをリフォームしたという物件を見ていて偶然出会ったイケおじのパトリック。えぇ?今回はこれがラブロマンスの相手?まぁ、アンディも46歳ですから・・・相手も50代くらいでしょう。アンディの「卵子を凍結保存してます」というセリフにはびっくりしたなぁ。これはニューヨーク流?それはなに?体外受精だよね?相手から抽出した精子を使って・・・さすがに自分での妊娠は年齢的に無理だから、代理母で自分の子供を作ろうと思ってるってこと?46歳で?そんな年齢から・・・もう子育ては無理でしょう。いや、本気でそういう妄想してるんかなぁ。そこがアンディらしいといえばアンディらしい。

ミランダの夫は前作で離婚したんですよね。双子の親でもないし。そしてまた新しい夫ですね。ミランダ、なんという76歳。ミランダの娘、双子ちゃんの話が出てきましたが・・・待てよ。ハリーポッターの新作を読んでいた双子ちゃんも20年経ったから30歳近くなってるはず。いやいや、もう大人でしょうと・・・結局出てこなかったです。不評だった元彼のネイトも当然、破局して出てこないし、クリスチャンは出てくるかなぁと思いましたが、やはり出てこない。

前作のクライマックスはパリコレでしたが、今回は冬季オリンピックの舞台だったイタリア・ミラノ。ミラノコレクションのすごいこと。社長のジェイの経費節減でバンドはなしだ・・・と言っていたのに、レディー・ガガが出演。ショーは最高に盛り上がって大成功です。

エミリーの恋人の別荘が出てきます。なんか007に出てきたような大邸宅へボートで着岸。CEOのジェイもいます経費対策で「RUNWAY」の身売り先はエミリーの恋人のベンジー・バーンズでした。ほぼ話はまとまりかけています。エミリーが「RUNWAY」を助ける予定でしたが、ミランダは最初に出てきたサシャ・バーンズに引き受けてもらうよう画策していました。エミリーが編集長の座に就こうとしていたのを見越していたからです。ジェイが携帯で「OK」でベンジーではなくサシャに「RUNWAY」を売りました。なんともあっさり。ほんとに興味がなかったっんですね。

友人リリーへのイタリアのおみやげ。ピノキオの大、中、小。(笑 イタリアといえばピノキオなのか?

今回はナイジェルが裏の主役のようでしたね。ミランダをずっと支えてきた側近。前作では散々虐げられましたが、それでも20年後も変わりなくミランダを支えていました。・・・・・ミランダが「私が読むコメントもあなたが書いたんでしょう。あなたが私の代わりにスピーチできるはずよ。」はナイジェルしか信頼できる人間はいないというミランダの気持ちをそのまま伝えています。

ナイジェルはアンディに「偶然採用されたと思っているか。私がプッシュしたんだ。なにせ君は私のお気に入りだからな。」ほー、知らないふりしてそんな手を回していたとは。かつての呼び名サイズ6も親しみを込めての呼び名でしたね。

ラストは、アンディのブルーのセーターをカットしたやつ。前作の最初に着てたもののオマージュですね。今回少なめだったミランダのセリフ「That's all」「go!」が最後に聞けました。ミランダは前作と比べてマイルドな悪魔だった気がします。加齢の差もあるでしょうけど。でも76歳とは思えない元気さ、したたかさ。この人は「ひきぎわが・・・」と言いつつも死ぬまで仕事をする人だと思いました。

アンディが戻った部屋は、ミランダの隣がナイジェル、その隣の部屋でした。ニューヨークの高層ビル街。いろんな業界でいろんなことが渦巻いているんでしょうねぇ。こんなことはニューヨークじゃ日常茶飯事だとも言いたげなラストシーンに思えました。

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「RUNWAY」の編集長ミランダは、「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターがモデルというのはあまりにもあからさまですよね。原作者のローレン・ワイズバーガーは彼女の元で1年アシスタントを務め、その実体験を元にした作品。メリル・ストリープとアナ・ウィンターの画像。これ、どこまで本当なんですかねぇ。(笑

劇中でアンディがミランダの暴露本を書くという件があって、もしも書くなら35万ドル出すという具体的な話まで持ち上がっていたが、アンディは執筆しながらも結局出すことはしなかった。最後のシーンでミランダから「私の暴露本は出しなさい。35万ならいい話よ。・・・・そういう話はみんなが私に言ってくるのよ。」・・・・今回もすべてお見通し。恐れ入りました。(笑 もしかしてローレン・ワイズバーガーもこの件を入れたかったってことなの?

1作目の終わり方で潔く、綺麗に終わったと思ったので、2作目はどうするの?と不安でしたが・・・・まぁ1作目は越えないまでも時代が流れて状況が変わっても「RUNWAY」誌は続いていく、ミランダ、ナイジェル、アンディと共に・・・・って感じでした。もうこれでやることはないでしょう。

前作のオマージュや小ネタがあちこちに見えて・・・もう一回見たい気はしますね。

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