【続・香川あっちこっち】vol.88 瀬戸内国際芸術祭2025 秋会期「粟島」その3

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瀬戸芸ネタ。粟島のつづき。

次の作品は・・・旧粟島中学校。・・・・「粟島芸術家村」になってます。どこの島も廃校になった小中学校が作品の展示場に使われていますね。

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木造平屋建ての縦に長い校舎。昭和な感じでなんかいい。ちょっと珍しいですね。

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粟島芸術家村・・・日比野克彦氏が総合ディレクターを務め、毎年国内外のアーティストを招いて15年、三豊市が継続しています。ここに複数の作品が展示されているようです。

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ここが入口?

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縁側のように廊下が続いています。

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土足禁止で、詫間町のスリッパ。あぁ、そうだ、ここは詫間町なんだ。

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刺繍室に「風かふぇ」で会った館長さんがいました。

「先ほどはどうも・・・・風かふぇでお会いしました。」

「あぁ、いらっしゃい。ゆっくり見て行ってください。」

「え?風かふぇに行ってたの?さぼってた?」・・・と横にいた女性が館長さんに言って。

「あ、言っちゃいけなかったですか?(笑」

「いやいや、大丈夫、コーヒー飲んでただけやん。」と館長さんが笑ってごまかしてました。

ここで思い出しました。この館長さんと女性は、「撮れ高できるまで帰シマせん」に出てたお二人でした。(笑

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今年の新作。「粟島の記憶を染める」・・・東京出身、柏木崇吾氏の作品。3つの教室で展開。1つめは絵画。粟島の植物、ツバキなどから抽出した色で描かれている。草木染めのようなものでしょうか。大木の幹と壁の絵。床には島の植物が置かれている。

作者の柏木氏は、4ヶ月粟島で暮らして、島の人たちといっしょに作品を作ったそうです。作品のタイトルもそこからでしょう。

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大木に貼られた絵は島の人たちとのワークショップで作られた作品。人々の想いを紡ぐ・・・を表しています。

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アースカラー。粟島の地面から何かが芽吹く・・・・人々の想いでしょうか。

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2つめの部屋はインパクトある天井から伸びる巨大な手のひら。その下の盛り土には植物が芽吹いています。島の人から集めた種子から育ったそうです。

巨大な手のひらは大きいけど、どこか幼い。島に暮らす4歳の女の子の手を型取りしたものだそうです。植物は会期中に成長し、姿を変えていくでしょう。成長していく4歳の女の子に見守られていく島の未来が思い浮かぶような作品です。

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そして3つめの部屋は・・・・中央にポツンと置かれた机。その上に何かあります。

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粘土で作られた、うずくまる人。作者の心情を表すのか・・・胎動かなぁ。

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植物を支柱にした風車が立っています。そして奥にもうひとつ部屋が。

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くらい部屋の中に照らされた水槽が3つあります。

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水槽には砂が敷かれて、中央からミストが噴出。白い霧で満たされています。プラスチックの容器と、粘土の人型。容器の形かもしれない。そこから何かの芽が出ています。生命の息吹。後で行きますが、粟島の砂浜をイメージしてるのかもしれません。

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こっちは・・・一瞬、え?と思いましたが・・・・モササウルスの化石・・・・ではなく、島で見つけたスナメリの骨だそうです。びっくり。死んだ親父が漁をしてる時に「スナメリがおった」と言ってたのを思い出しました。スナメリ鯨のことね。イルカのような小型のクジラです。瀬戸内海を回遊しているようです。

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骨の下からやはり植物が芽吹いて、死と生のつながりが感じられます。

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3つめは粘土の枯れ井戸からの芽吹き。ミストが幻想的な空間を演出します。

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隣の部屋は2016年の過去作品「あわしま ようけようけ」青木春菜さんの作品。大きなお面のような作品は、やはり島に滞在して島の人たちといっしょに作ったものだそうです。9年前なので、3回前の瀬戸芸ですね。

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大きなお面は精霊ですか・・・カタチと表情、色彩の発想がすばらしい。

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裏には製作に携わった人たちの想いがいっぱいでした。

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壁に描かれた絵がまた緻密で・・・・人が網で魚を獲る絵です。インド人アーティスト、マユール・ワィエダ氏の作品。ワルリ族の洞窟絵を描く方です。一見、黒板にチョークで描いたみたいですが、ペーストした米で描いているようです。

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何気なく傍に描いてるコレなんかすごい。また別の作品でも出てきます。

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黒板のまわりの植物も華やかな感じがします。

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隣の部屋は・・・「明後日朝顔プロジェクト」。2003年新潟県十日町市莇平(あざみひら)から始まった朝顔を通じて地域のコミュニケーションを図る全国規模の活動。ほー、新潟にも3年に一度の芸術祭があるんですねぇ。大地の芸術祭 越後妻有。島を中心とした瀬戸芸とは対照的なコンセプトですねぇ。あれ?瀬戸芸の方が後ですね。あぁ、日比野さんがやってるんですね。

越後妻有って・・・私が松本にいた頃によくキャンプで行っていた津南町の近くですね。いいところです。

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全国20ヵ所以上で活動しているっぽい。瓶には朝顔のタネが入っています。

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朝顔は夏に咲くので、今はこの紙で作った朝顔が飾られています。今年は水戸大会だったようで・・・・11月に行われた収穫祭で、KING OF TANEは粟島が優勝しとる。来年の開催は粟島になったようです。段ボールの表彰状。ほー、いろんなこと考えるなぁ日比野さん。

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運動場にはメタセコイアの木。三木町出身の三木茂博士が命名したことから三木町にもメタセコイア太古の森がありますね。

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次の作品は「言葉としての壁画と酸素に生まれ変わる鯨の物語」2019年の作品。

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インドの洞窟・・・とテレビでも表現していました。暗い部屋の中には・・・クジラの骨。

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しかし、このクジラの骨は本物ではなく、紙などで作られたもの。周囲の洞窟もまた廃屋の木材や三豊市で廃棄されたシュレッダーや新聞紙などを使って再現されている。クジラの骨格は大小島真希木さんのクジラシリーズ。周囲の洞窟は、前述の黒板アートのインド人アーティスト、マユール・ワィエダ氏によるもの。

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ワルリ族の洞窟壁画が「死ねば土になる、そして土からまた生命が生まれる」を表す言葉となっているそうです。クジラもまた死んで肉や骨など・・・かつての日本でも捕鯨が盛んだった頃は「クジラは捨てるところがない」と言われたほど有用な哺乳類でした。作者の大小島真木さんは、海に浮かぶクジラの死骸に魚や鳥が集まり食べていたことからインスピレーションを感じ、鯨シリーズを作るきっかけとなったそうです。

この作品は大小島真木さんのクジラとマユール・ワィエダ氏のワルリ族洞窟壁画のコラボレーションです。

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クジラの骨格の内側には「珊瑚の心臓」。島の人たちによる刺繍で作られています。

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この迷路のようなものと地上から生える筒状のものも何か神秘的なものを連想させます。

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スナメリの骨が本物だったので・・・これも本物かと思いました。なかなかインパクトある作品です。

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次の作品は体育館。

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体育館いっぱいに広がる作品。「航海する記憶の船」1991年生まれの中国内モンゴル自治区出身のタオリグ・サリナさん製作による。中国人女性作家。彼女もテレビに出演してました。モンゴル族なので名前が中国人っぽくないです。遊牧民族であるので、住居であるテント状のゲルがあります。

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そして、島の生活には欠かせない船。粟島の元船乗りや家族の記憶をもとに編まれた追体験だそうです。

船の上を飛ぶ百羽を超えるカモメ・・・・テレビの取材の時は「まだたくさん作らないといけないんです」とカモメを作っていました。

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ゲルの中でしばらく空間に浸りたかったのですが・・・先客がいたので遠慮しました。船の舵は船員学校からのものかなぁ。

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「TARA」の作品スペース。TARA OCEAN・・・フランスのタラ・オセアン財団。「アニエスベー」の創設者が設立。海洋の生態系に関する研究を牽引しています。タラ・オセアン・ジャパンは科学・アート・教育の観点から財団に協力しています。大小島真木さんやタオリグ・サリナさんも探査遠征に参加し、探査船に乗船しています。

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局地ステーション・・・・北極海で海洋観測する観測所、兼研究所。マジで?なんか政治的背景がありそうな・・・大人の事情が感じられます。

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ブルーカーボンプロジェクトは海の中の海藻、海草の減少を危惧し、実態を観測。地球温暖化対策に貢献することを目指しています・・・・・え?マジで・・・・大人の事情やん。

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aw01-1 瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト ソコソコ想像所。日比野さんの作品。海底にあったものを引き揚げて陳列しています。

あのレンガを引き揚げた時の一環かな。

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隣の部屋は真っ青な部屋。井戸の中にも何かいたような・・・・

粟島芸術家村・・・盛りだくさんでしたね。・・・・その4につづく。たぶん粟島、最終回。

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