【続・香川あっちこっち】vol.84 瀬戸内国際芸術祭2025 夏会期「高松港エリア」
瀬戸芸ネタ。夏会期は昨日、8月31日で終了しました。最終の秋会期は、約1ヶ月後の10月3日からです。
夏会期のみ公開の作品、志度、津田、引田エリア以外に高松港エリアにもありました。UNHCR × 瀬戸内国際芸術祭 ホンマタカシ「SONGSーものが語る難民の声」 ・・・・ピカピカのトレーラーが作品展示室になってます。あ、これはずっと公開です。
UNHCR?・・・・国連難民支援機関のことでした。紛争等で故郷を追われた人たちの記録の展示でした。
夏会期のみの公開。「ベトナムプロジェクト」・・・・県立ミュージアム内での展示です。
香川県人でも来ようと思わなければ、なかなかここには来ないでしょう?たまには来ましょう。何かやってます。
ベトナム現代美術展。「共鳴のコレオグラフィー」・・・・ドイモイ政策以降に生まれたベトナム戦争や貧しさを知らない世代のベトナム人アーティスト4人による作品。香川県もベトナム人実習生なくしては成り立たない状態になってます。綾川の工場で20代のベトナム人実習生といっしょに仕事をしました。彼らはとても真面目で、誠実。大金を払って日本へ来ています。技能習得してベトナムに帰った実習生たちは、高度成長期の母国で起業をして成功しているとも聞きました。コンビニ、飲食店・・・日本の若い世代がやらない仕事を代わりにやっているのがベトナム人です。もしも彼ら彼女たちがいなくなったら・・・・その仕事は成り立たなくなってしまいそうです。かつていた中国人実習生は今はもういません。中国の方が給料がよくなったからです。ベトナム人もそのうちそうなるかもしれませんねぇ。
会場に入ると・・・ヘッドホンをした人が6つの画面を見ています。何の説明もなしに・・・この空間を感じます。インスタレーション。どうやら6つの異なる映像を観るようです。順番は特に関係ないのかな。
レ・スアン・ティエン氏による「雪のない土地2025」。2分半から7分の映像。雪と吹雪の音で始まり、ただ手袋が落ちているだけ・・・とか、水牛が通っていくとか、雪山が見える部屋で般若心経の釈迦と弟子の会話のようなものとか・・・シュールな映像。ひとつだけ雪がない荒野の映像があった。あれもどういう意味だったのか。自分も含めて隣でヘッドホンをして、ただ雪の映像を見ている・・・きっと「これなんだろう?」と思っているに違いない。という自分も含めて雪を考えている空間を感じるってことなのかなぁ。タイトルの「雪のない土地」というのは作者の故郷ベトナムのことだそうです。あぁ、幸か不幸か、私は松本に23年間住んでいて、スキーもするのでそれなりに雪のことは知っていますねぇ。この映像を見て思い出したのは、八方尾根に朝イチリーゼン滑りに行って、吹雪いてて朝日が昇ってるはずなのに真っ暗で、ナイター照明の中ホワイトアウト状態になって、どこに向かって滑っているのかわからなくなった時です。「ヤバい、遭難するかも」と思ってなんとか下まで降りて、チケット他のやつに安く売りましたねぇ。あの時の不安を思い出しました。
雪って、それ以外にもものすごく綺麗な景色を見せてくれる時もあるんですよ。そういうのもありますが・・・映像からは楽しさや美しさではなく、不安を連想しました。
その映像を見ている後ろ側に、積み木がたくさん・・・・これが作品。(笑
ドー・チョン・クイ氏による「フレキシブル・スカルプチャー」2025。800個以上のモジュールを積み上げた。ひょうたん型のものは顔のように削られて、人を表すようです。この微妙に倒れそうな角度も作者が積み上げたもので・・・地震が起きて崩れたら、それはそれで自然の流れの一部となるのだろうか。いや、これももしかしたら一部崩れた後かもしれない。
そして隣の部屋・・・・
何の説明もなくいきなりコレです。点滅する文字のサインがひとつの作品、チュオン・クエ・チ氏の「協奏曲」2025。「CHO DIEN」と「DIEN BIEN PHU」の2つの単語が点滅しています。ベトナム語でヒステリックな女性への蔑称「狂犬」とフランス植民地支配の終結を決定づけた歴史的先頭の「地名」だそうです。
そして床と壁にあるものがもうひとつの作品。ハン・ハン氏による「忘れえぬ土地」2025。これはなに?・・・を表す?
壁の作品。何かが無数に集まって形成されている。黒っぽい何か・・・・ガラスには点滅する文字が反射して、真っ暗な部屋と壁と床の作品を断続的に照らす。
もしかしてこれ・・・・髪の毛?ひぇぇぇ。床に点在した黒いかたまりも髪の毛でした。
4つの作品を見終わって会場を出ようとした時に、入口に作品を説明するガイドブックがあるのを見つけました。
よかった。これを読んだおかげで悶々としたものが少し解決しました。(笑 髪の毛の作品は、美容室を営む母とこどもが2人。母は髪を切り店の中には切った髪の毛が積もる。髪の毛は個人の記憶の痕跡が刻まれている。1人は爆撃された家の外で・・・母ともうひとりのこどもは帰ってこない。1975年ベトナム戦争の記憶ですかねぇ。
なかなかシュールな作品ばかりで・・・印象的でしたねぇ。
そして、ここも瀬戸芸の作品のひとつ。「ベトナムプロジェクト」Cong moments 食と手仕事と雑貨のベトナムマルシェ。tk30-1。ここは20時までの公開です。
入場無料で、コンカフェやベトナム料理の店もありますので・・・大勢の人でにぎわってます。ベトナムコーヒー、バインミーゴンゴン、フォー。
夏の夕暮れ、潮風が吹き、フェリーが出入りする。いい場所です。プラスチックのテーブルとイス。中国を思い出しますねぇ。深センにもベトナム料理の店はところどころにありました。ベトナムは中国語で越南(ゆえなん)です。隣の国なので国境を越えて安いツアーがあると誘われました。バスで行くって言ってたかなぁ。
親子連れが多いですねぇ。雰囲気を楽しむだけでもいいでしょう。夏の思い出になりそうです。なんかめっちゃ行列並んでる。人気の店ですねぇ。
雑貨も売ってますねぇ。
ベトナム人がよくかぶってる傘ですねぇ。勢いで買って後悔するやつ。(笑 この傘をかぶる機会は現実にはなさそうです。
この色とりどりの提灯がいいですねぇ。
おばちゃんがカゴを編んでる。すごいなぁ。
竹細工のかごとか皿とか。日本も昔はこういう竹細工のバスケットってありましたねぇ。なつかしい。
木彫りとかねぇ。独特なデザインですけど・・・勢いで買って後悔するやつかもねぇ。フェニックスみたいなのとかドラゴンはかっこいいですねぇ。
ベトナムは行ったことないですけど、雰囲気は楽しめたでしょうか。提灯の向こうのホテルクレメントがまたいいですねぇ。
夏の思い出になりました。
夏会期のみ公開の作品、志度、津田、引田エリア以外に高松港エリアにもありました。UNHCR × 瀬戸内国際芸術祭 ホンマタカシ「SONGSーものが語る難民の声」 ・・・・ピカピカのトレーラーが作品展示室になってます。あ、これはずっと公開です。
UNHCR?・・・・国連難民支援機関のことでした。紛争等で故郷を追われた人たちの記録の展示でした。
夏会期のみの公開。「ベトナムプロジェクト」・・・・県立ミュージアム内での展示です。
香川県人でも来ようと思わなければ、なかなかここには来ないでしょう?たまには来ましょう。何かやってます。
ベトナム現代美術展。「共鳴のコレオグラフィー」・・・・ドイモイ政策以降に生まれたベトナム戦争や貧しさを知らない世代のベトナム人アーティスト4人による作品。香川県もベトナム人実習生なくしては成り立たない状態になってます。綾川の工場で20代のベトナム人実習生といっしょに仕事をしました。彼らはとても真面目で、誠実。大金を払って日本へ来ています。技能習得してベトナムに帰った実習生たちは、高度成長期の母国で起業をして成功しているとも聞きました。コンビニ、飲食店・・・日本の若い世代がやらない仕事を代わりにやっているのがベトナム人です。もしも彼ら彼女たちがいなくなったら・・・・その仕事は成り立たなくなってしまいそうです。かつていた中国人実習生は今はもういません。中国の方が給料がよくなったからです。ベトナム人もそのうちそうなるかもしれませんねぇ。
会場に入ると・・・ヘッドホンをした人が6つの画面を見ています。何の説明もなしに・・・この空間を感じます。インスタレーション。どうやら6つの異なる映像を観るようです。順番は特に関係ないのかな。
レ・スアン・ティエン氏による「雪のない土地2025」。2分半から7分の映像。雪と吹雪の音で始まり、ただ手袋が落ちているだけ・・・とか、水牛が通っていくとか、雪山が見える部屋で般若心経の釈迦と弟子の会話のようなものとか・・・シュールな映像。ひとつだけ雪がない荒野の映像があった。あれもどういう意味だったのか。自分も含めて隣でヘッドホンをして、ただ雪の映像を見ている・・・きっと「これなんだろう?」と思っているに違いない。という自分も含めて雪を考えている空間を感じるってことなのかなぁ。タイトルの「雪のない土地」というのは作者の故郷ベトナムのことだそうです。あぁ、幸か不幸か、私は松本に23年間住んでいて、スキーもするのでそれなりに雪のことは知っていますねぇ。この映像を見て思い出したのは、八方尾根に朝イチリーゼン滑りに行って、吹雪いてて朝日が昇ってるはずなのに真っ暗で、ナイター照明の中ホワイトアウト状態になって、どこに向かって滑っているのかわからなくなった時です。「ヤバい、遭難するかも」と思ってなんとか下まで降りて、チケット他のやつに安く売りましたねぇ。あの時の不安を思い出しました。
雪って、それ以外にもものすごく綺麗な景色を見せてくれる時もあるんですよ。そういうのもありますが・・・映像からは楽しさや美しさではなく、不安を連想しました。
その映像を見ている後ろ側に、積み木がたくさん・・・・これが作品。(笑
ドー・チョン・クイ氏による「フレキシブル・スカルプチャー」2025。800個以上のモジュールを積み上げた。ひょうたん型のものは顔のように削られて、人を表すようです。この微妙に倒れそうな角度も作者が積み上げたもので・・・地震が起きて崩れたら、それはそれで自然の流れの一部となるのだろうか。いや、これももしかしたら一部崩れた後かもしれない。
そして隣の部屋・・・・
何の説明もなくいきなりコレです。点滅する文字のサインがひとつの作品、チュオン・クエ・チ氏の「協奏曲」2025。「CHO DIEN」と「DIEN BIEN PHU」の2つの単語が点滅しています。ベトナム語でヒステリックな女性への蔑称「狂犬」とフランス植民地支配の終結を決定づけた歴史的先頭の「地名」だそうです。
そして床と壁にあるものがもうひとつの作品。ハン・ハン氏による「忘れえぬ土地」2025。これはなに?・・・を表す?
壁の作品。何かが無数に集まって形成されている。黒っぽい何か・・・・ガラスには点滅する文字が反射して、真っ暗な部屋と壁と床の作品を断続的に照らす。
もしかしてこれ・・・・髪の毛?ひぇぇぇ。床に点在した黒いかたまりも髪の毛でした。
4つの作品を見終わって会場を出ようとした時に、入口に作品を説明するガイドブックがあるのを見つけました。
よかった。これを読んだおかげで悶々としたものが少し解決しました。(笑 髪の毛の作品は、美容室を営む母とこどもが2人。母は髪を切り店の中には切った髪の毛が積もる。髪の毛は個人の記憶の痕跡が刻まれている。1人は爆撃された家の外で・・・母ともうひとりのこどもは帰ってこない。1975年ベトナム戦争の記憶ですかねぇ。
なかなかシュールな作品ばかりで・・・印象的でしたねぇ。
そして、ここも瀬戸芸の作品のひとつ。「ベトナムプロジェクト」Cong moments 食と手仕事と雑貨のベトナムマルシェ。tk30-1。ここは20時までの公開です。
入場無料で、コンカフェやベトナム料理の店もありますので・・・大勢の人でにぎわってます。ベトナムコーヒー、バインミーゴンゴン、フォー。
夏の夕暮れ、潮風が吹き、フェリーが出入りする。いい場所です。プラスチックのテーブルとイス。中国を思い出しますねぇ。深センにもベトナム料理の店はところどころにありました。ベトナムは中国語で越南(ゆえなん)です。隣の国なので国境を越えて安いツアーがあると誘われました。バスで行くって言ってたかなぁ。
親子連れが多いですねぇ。雰囲気を楽しむだけでもいいでしょう。夏の思い出になりそうです。なんかめっちゃ行列並んでる。人気の店ですねぇ。
雑貨も売ってますねぇ。
ベトナム人がよくかぶってる傘ですねぇ。勢いで買って後悔するやつ。(笑 この傘をかぶる機会は現実にはなさそうです。
この色とりどりの提灯がいいですねぇ。
おばちゃんがカゴを編んでる。すごいなぁ。
竹細工のかごとか皿とか。日本も昔はこういう竹細工のバスケットってありましたねぇ。なつかしい。
木彫りとかねぇ。独特なデザインですけど・・・勢いで買って後悔するやつかもねぇ。フェニックスみたいなのとかドラゴンはかっこいいですねぇ。
ベトナムは行ったことないですけど、雰囲気は楽しめたでしょうか。提灯の向こうのホテルクレメントがまたいいですねぇ。
夏の思い出になりました。
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