【映画サロン】vol.115 (ネタバレ注意)「秋が来るとき」
映画ネタ。今回は先週の「鬼滅の刃」から180度方向性を変えてフランス映画「秋が来るとき」2024年の作品。
ホールソレイユです。好きですねぇ。ここ。60歳でシニア割、1,200円になるのを知りました。もっと早く知ってればすぐ来たのに。(笑 これからは通いましょう。一般は1,900円です。駐車券割引1,500円、映画の日1,200円、水曜日は感謝デー1,300円・・・がんばってますね。イオンシネマは55歳以上1,100円ですからこうなるのも仕方ないですね。
免許証提示で1,200円。シネコンではやらないマイナーな配給の映画をやってます。最近、来てなかったので・・・久々にフランス映画を観たくなってきました。
昔から映画が始まるのをロビーで30分くらい待つのが好きで・・・ここはスクリーンが2つしかない。
地下と4階。観たい映画の時間が合うかどうかが問題です。まぁ、土日に来れば何時でもいいです。今回は15:50からの上映1回のみ。
フランスのブルゴーニュが舞台。ワインの産地で有名な場所ですね。リヨンの北部です。パリからTGVで2時間くらい。主人公80歳のミッシェルが1人で暮らしています。自然豊かな田舎町。近所に住む友人、マリー・クロードと時々語らいながら日々を過ごしています。マリーは少しぽっちゃり系のお婆ちゃんで、タバコを吸って、健康ではなさそうです。
ある日、マリーはミッシェルのクルマに乗せてもらって、どこかへ行きます。・・・・面会?・・・刑務所でした。息子のヴァンサンが服役していました。
ミッシェルお婆ちゃんが暮らす1日の様子を追うことで、だんだん彼女のことがわかってきます。どうして1人で暮らしているんだろう・・・・旦那や子供はいないんだろうか。パリに住む娘ヴァレリーと孫のルカがいました。休みにミシェルのところへ泊まりに来ました。ヴァレリーは終始、携帯をいじってるようで・・・母親のミシェルとの関係はよくなさそうです。ミシェルは孫のルカが来たのがとても嬉しくて、はしゃぐ様子がよくわかります。ルカは小学生かな。このルカがいい少年です。なかなかいい演技をします。母親のヴァレリーは40歳ぐらいかな。
ドバイにいると言っていた旦那と離婚協議中で終始不機嫌。久々の実家帰りもろくに母親ミシェルと会話をしようとしない。母親と娘ってこんなんですかねぇ。女と女の関係になるとよく言いますが・・・先日、友人のマリーと採ったキノコを使って、料理をふるまいますが、キノコ料理を食べたのは娘のヴァレリーだけ。毒キノコにあたってしまいます。意識を失い病院へ搬送され・・・その後、家に戻ってきますがミシェルに対して「殺されかけた」と捨てゼリフを吐き、ルカを連れてパリへ帰ってしまいます。落胆するミシェル。毒キノコが判別できなかった自分を責めます。
長野県に住んでいた私・・・松本でも秋にはキノコがたくさん採れます。キノコ鍋がほんとにおいしくてねぇ。高松では見たことないキノコがたくさんあります。キャンプ場にも見事なキノコが生えていて、ほんとにおいしそうです。ただ、毒キノコもたくさんあって、キノコの食中毒も多かったです。よくキノコの相談所とか判別の催しを見かけました。素人には見分けがつかないキノコが多くあるので、自分で採るのは危険だなぁという認識がありました。
今回の事件はまさにそれ。ミシェルはキノコ図鑑で判別していましたが・・・それではわからないと思います。そもそも仲がよかったわけではない母娘関係がこの事件により一気に悪くなり、孫のルカをもう連れてこないと言い切ります。
そんななか、刑務所から出所したマリーの息子ヴァンサンが地元に帰ってきます。マリーと同居しますが、刑務所帰りの身で仕事に困っていました。そんなヴァンサンを見かねて、ミシェルは庭仕事のアルバイトを依頼します。30代半ばのヴァンサン、なんの罪で刑務所に入っていたのか最初はわかりませんでしたが、売人だったようです。クセのある男かと思いましたが、庭仕事もきちんとやる意外にいい男でした。イケメンなので女にモテそうですが・・・彼の女関係は全く出てきませんでしたねぇ。それがあると本題がボヤけるからかなぁ。ちょっとそこが不自然だったかも。
ミシェルがヴァンサンに不用品の処理を依頼します。孫のために買ったおもちゃです。「もう会えないからいらないのよ。見ていると思い出すから捨ててちょうだい」・・・・「捨てなくてもいいだろう。また会えるかもしれない」と慰めます。
ある日、ヴァンサンがミシェルの仕事をすっぽかした日がありました。電話をかけてもつながらない。ヴァンサンは電車に乗ってパリに向かっていました。訪れたのは娘ヴァレリーのマンション。ヴァンサンとヴァレリーは幼い時からの顔見知りのようです。ミシェルがヴァンサンの話をした時に「アイツはダメな男よ」みたいなことを言ってました。
ヴァンサンの突然の訪問に驚くヴァレリー。ヴァレリーが住むパリのマンションはもともとミシェルが住んでいた部屋です。ヴァンサンが訪れた理由は、孫に会わさないというのはミシェルが可哀想だ・・会わせてやれという内容でした。ミシェルは母親ミシェルがずっと嫌いだと・・・その理由がミシェルが娼婦だったこと。それが耐えられなかったと告白します。実はマリーも同業者です。・・・・なるほど、そうきたか。
「タバコを吸う」とヴァレリーがベランダへ出たところでシーンはブルゴーニュに切り替わります。森を歩くミシェルの携帯が鳴り、ヴァレリーの訃報を聞きます。
家に帰ってきたヴァンサンが「ヴァレリーのところへ行って話していたらベランダから落ちた」と母親マリーに打ち明けます。
警察の現場検証。ミシェルが立ち会います。部屋は特に人と争った形跡もなく、誰かがいた痕跡もない。ベランダの脚立の上に灰皿がある。誤って落ちたのだろう。コーヒーカップはひとつ・・・・ヴァンサンが行った時にコーヒーを入れてくれました。ヴァンサン、証拠隠滅してます。前科者なのでその場にいたことがバレれば疑われるのは間違いありません。が、ヴァレリーの死はそのまま事故死で片付けられます。
息子ルカはドバイの父親が引き取ると思いましたが・・・ルカはドバイへは行きたがらず、ミシェルと一緒に住むようになります。賢い子でおばあちゃん子ですねぇ。ブルゴーニュは田舎ですから、都会に住んでいたルカは「パリっ子!」と学校でいじめられるようです。そして、ミシェルが昔娼婦だったこともいじめのネタとして使われ、ルカがミシェルの過去を知ることになります。
学校のいじめはヴァンサンが上級生に睨みを効かすことでおさまり、ルカといい関係が保たれ、母親ヴァレリーはいなくなったけど、ミシェル、ルカの生活がそのまま続きます。
ヴァンサンが出所した時から「店をやりたいんだ」と言っていて、ミシェルが開店資金を出世払いで用立てます。バーはそれなりに繁盛して、トラブルは抱えながらも店は軌道に乗ります。
死亡フラグ回収。最初から健康に問題があった友人、マリーがガンで亡くなります。同年代の友人の死はミシェルに大きな喪失感を与えます。息子ヴァンサンもまた悲しみに打ちひしがれ、「ダメだ。葬式には出られない」と言いますが、「僕もお母さんの葬式には出たよ」というルカの言葉に母親の死を受け入れます。
ある日、ミシェルの元へパリの女性警察官がやってきます。ヴァレリーの転落死に不審な点がある・・・・転落当日にヴァンサンらしい男がヴァレリーのマンションに来ている。この男がヴァレリーの死に関わっているのではないか。ヴァレリーの死後、ミシェルがヴァンサンにバーの開店資金を融通していることから殺人依頼したのではないかという疑惑が持ち上がります。ミシェルはその事実を知り、咄嗟に「当日、ヴァンサンはここにいた。パリへは行っていない」と嘘をつきます。「そうですか」と引き下がる警察官。マンションの防犯カメラにフード姿のヴァンサンが入る時にルカが目撃している様子が残っていました。「ルカにこれはヴァンサンだったかどうかを確認します」と言い、ルカに質問しますが・・・・ルカは「ヴァンサンではない別人です」と証言します。
結局、その証言を信じ、お咎めなし・・・となりますが・・・もやもや感が残りますねぇ。ヴァレリーの死の真実は映画の中ではわかりません。
本当にタバコを吸う時に誤って転落したのか、ヴァンサンと言い争ってもめてるうちに落ちたのか、ヴァンサンに落とされたのか・・・前科者のヴァンサンが不利であることをミシェルもルカも認識しています。3人の平穏な生活を失いたくなかったのでしょう。娘ヴァレリーの死については死の直後の部分が飛んでいるので、どれだけ悲しまれたかは描かれていません。「ヴァレリーが死んだ」で終わってます。
それから時が経ち・・・ルカはパリの大学生になっています。久々のミシェルの家、駅へはヴァンサンがクルマで迎えに来ます。いい関係が続いているようです。年老いたミシェルが出迎えてくれますが・・・・映画としては・・・彼女の死を描かないと終わりません。
みんなで森へ行こう。キノコを採りに。ミシェル、ルカ、ヴァンサンの3人で森に入りますが、ミシェルは時々、死んだヴァレリーの姿を目撃します。何も言わないヴァレリー・・・彼女は母親に何を言いたかったのか・・・・ひとり横道にそれたミシェルは穴に落ちて亡くなった?のだと思います。一瞬、クマに食い殺されるのでは?と心配しました。
ミシェルの生涯は・・・幸せだったのでしょうか・・・・幸せだったのでしょう。娘のヴァレリーは?どうだったのか・・・ヴァレリーの父親の話も一瞬出ましたが、ちゃんといたようです。が、結局女手一つで娘を育てるために娼婦の仕事をするしかなかった・・・・そこがミシェルの負い目だったのかもしれません。
マリーの葬式の時にパリの娼婦仲間が参列しました。思い出しました・・・・
松本のちょっとだけ長い夜 20190825
松本の半導体の機械を作る会社で一緒だったWさん。10日間ほど2人でフランスに出張しました。ミシェルが住んでたブルゴーニュからもう少し南のグルノーブル。冬季オリンピックが開かれるようなスキーができる田舎町です。そこで仕事が終わった後、ホテルから歩いて食事に行くんですが、その帰りにWさんが
「あ、あれそうだぞ。」
と、怪しげな路地の建物の影に立っているポン引きのおばさんに声をかけて値段交渉を始めたんですよ。そのおばさんが、・・・・マリーのパリの娼婦仲間の雰囲気そっくりで。(笑 思い出しましたねぇ。私が35、6歳の頃だから25年ぐらい前の記憶ですね。鮮明に残ってますね。
「けいつ〜さんも行く?もうひとりいるらしいぞ。」
え?まさかそのおばさんとヤルわけ?・・・いやいや、ないない・・・と思い、
「いや、私は色が白くてブロンドの二十代のパリジェンヌがいいです」
って遠慮しました。(笑 結局、値段が高くて、Wさんが「ディスカウント、プリーズ!」って言うと「ふざけるな!あっち行け!」って追い払われました。(笑 今となってはいい思い出です。フランスへ行ったのはこの一度だけなのですが・・・2日間のパリ観光も含めて結構内容が濃かったので、私の中でもフランスのほっこりした思い出として残っています。フランス、また行きたいですねぇ。
いやいや、映画の話。結局セリフがある登場人物は7人。CGは一切なし。こういう映画の方が映画らしい。
映画を見ていたのは私より年上の人が多かったですね。しかも女性。70代の女性が多かったかなぁ。主人公に近いですからねぇ。やがて来る自分の死を考えているんでしょうねぇ。私も考えますけど。
ソレイユの横の高層マンション、改めて見たけどめちゃ高いなぁ。いつの間にかこの界隈、こんな高層マンションばかりになって・・・・誰が買ってるんでしょう?高いと思います。
商店街は「一合まいた」が流れて、高松まつりの雰囲気が出てきましたねぇ。
ホールソレイユです。好きですねぇ。ここ。60歳でシニア割、1,200円になるのを知りました。もっと早く知ってればすぐ来たのに。(笑 これからは通いましょう。一般は1,900円です。駐車券割引1,500円、映画の日1,200円、水曜日は感謝デー1,300円・・・がんばってますね。イオンシネマは55歳以上1,100円ですからこうなるのも仕方ないですね。
免許証提示で1,200円。シネコンではやらないマイナーな配給の映画をやってます。最近、来てなかったので・・・久々にフランス映画を観たくなってきました。
昔から映画が始まるのをロビーで30分くらい待つのが好きで・・・ここはスクリーンが2つしかない。
地下と4階。観たい映画の時間が合うかどうかが問題です。まぁ、土日に来れば何時でもいいです。今回は15:50からの上映1回のみ。
フランスのブルゴーニュが舞台。ワインの産地で有名な場所ですね。リヨンの北部です。パリからTGVで2時間くらい。主人公80歳のミッシェルが1人で暮らしています。自然豊かな田舎町。近所に住む友人、マリー・クロードと時々語らいながら日々を過ごしています。マリーは少しぽっちゃり系のお婆ちゃんで、タバコを吸って、健康ではなさそうです。
ある日、マリーはミッシェルのクルマに乗せてもらって、どこかへ行きます。・・・・面会?・・・刑務所でした。息子のヴァンサンが服役していました。
ミッシェルお婆ちゃんが暮らす1日の様子を追うことで、だんだん彼女のことがわかってきます。どうして1人で暮らしているんだろう・・・・旦那や子供はいないんだろうか。パリに住む娘ヴァレリーと孫のルカがいました。休みにミシェルのところへ泊まりに来ました。ヴァレリーは終始、携帯をいじってるようで・・・母親のミシェルとの関係はよくなさそうです。ミシェルは孫のルカが来たのがとても嬉しくて、はしゃぐ様子がよくわかります。ルカは小学生かな。このルカがいい少年です。なかなかいい演技をします。母親のヴァレリーは40歳ぐらいかな。
ドバイにいると言っていた旦那と離婚協議中で終始不機嫌。久々の実家帰りもろくに母親ミシェルと会話をしようとしない。母親と娘ってこんなんですかねぇ。女と女の関係になるとよく言いますが・・・先日、友人のマリーと採ったキノコを使って、料理をふるまいますが、キノコ料理を食べたのは娘のヴァレリーだけ。毒キノコにあたってしまいます。意識を失い病院へ搬送され・・・その後、家に戻ってきますがミシェルに対して「殺されかけた」と捨てゼリフを吐き、ルカを連れてパリへ帰ってしまいます。落胆するミシェル。毒キノコが判別できなかった自分を責めます。
長野県に住んでいた私・・・松本でも秋にはキノコがたくさん採れます。キノコ鍋がほんとにおいしくてねぇ。高松では見たことないキノコがたくさんあります。キャンプ場にも見事なキノコが生えていて、ほんとにおいしそうです。ただ、毒キノコもたくさんあって、キノコの食中毒も多かったです。よくキノコの相談所とか判別の催しを見かけました。素人には見分けがつかないキノコが多くあるので、自分で採るのは危険だなぁという認識がありました。
今回の事件はまさにそれ。ミシェルはキノコ図鑑で判別していましたが・・・それではわからないと思います。そもそも仲がよかったわけではない母娘関係がこの事件により一気に悪くなり、孫のルカをもう連れてこないと言い切ります。
そんななか、刑務所から出所したマリーの息子ヴァンサンが地元に帰ってきます。マリーと同居しますが、刑務所帰りの身で仕事に困っていました。そんなヴァンサンを見かねて、ミシェルは庭仕事のアルバイトを依頼します。30代半ばのヴァンサン、なんの罪で刑務所に入っていたのか最初はわかりませんでしたが、売人だったようです。クセのある男かと思いましたが、庭仕事もきちんとやる意外にいい男でした。イケメンなので女にモテそうですが・・・彼の女関係は全く出てきませんでしたねぇ。それがあると本題がボヤけるからかなぁ。ちょっとそこが不自然だったかも。
ミシェルがヴァンサンに不用品の処理を依頼します。孫のために買ったおもちゃです。「もう会えないからいらないのよ。見ていると思い出すから捨ててちょうだい」・・・・「捨てなくてもいいだろう。また会えるかもしれない」と慰めます。
ある日、ヴァンサンがミシェルの仕事をすっぽかした日がありました。電話をかけてもつながらない。ヴァンサンは電車に乗ってパリに向かっていました。訪れたのは娘ヴァレリーのマンション。ヴァンサンとヴァレリーは幼い時からの顔見知りのようです。ミシェルがヴァンサンの話をした時に「アイツはダメな男よ」みたいなことを言ってました。
ヴァンサンの突然の訪問に驚くヴァレリー。ヴァレリーが住むパリのマンションはもともとミシェルが住んでいた部屋です。ヴァンサンが訪れた理由は、孫に会わさないというのはミシェルが可哀想だ・・会わせてやれという内容でした。ミシェルは母親ミシェルがずっと嫌いだと・・・その理由がミシェルが娼婦だったこと。それが耐えられなかったと告白します。実はマリーも同業者です。・・・・なるほど、そうきたか。
「タバコを吸う」とヴァレリーがベランダへ出たところでシーンはブルゴーニュに切り替わります。森を歩くミシェルの携帯が鳴り、ヴァレリーの訃報を聞きます。
家に帰ってきたヴァンサンが「ヴァレリーのところへ行って話していたらベランダから落ちた」と母親マリーに打ち明けます。
警察の現場検証。ミシェルが立ち会います。部屋は特に人と争った形跡もなく、誰かがいた痕跡もない。ベランダの脚立の上に灰皿がある。誤って落ちたのだろう。コーヒーカップはひとつ・・・・ヴァンサンが行った時にコーヒーを入れてくれました。ヴァンサン、証拠隠滅してます。前科者なのでその場にいたことがバレれば疑われるのは間違いありません。が、ヴァレリーの死はそのまま事故死で片付けられます。
息子ルカはドバイの父親が引き取ると思いましたが・・・ルカはドバイへは行きたがらず、ミシェルと一緒に住むようになります。賢い子でおばあちゃん子ですねぇ。ブルゴーニュは田舎ですから、都会に住んでいたルカは「パリっ子!」と学校でいじめられるようです。そして、ミシェルが昔娼婦だったこともいじめのネタとして使われ、ルカがミシェルの過去を知ることになります。
学校のいじめはヴァンサンが上級生に睨みを効かすことでおさまり、ルカといい関係が保たれ、母親ヴァレリーはいなくなったけど、ミシェル、ルカの生活がそのまま続きます。
ヴァンサンが出所した時から「店をやりたいんだ」と言っていて、ミシェルが開店資金を出世払いで用立てます。バーはそれなりに繁盛して、トラブルは抱えながらも店は軌道に乗ります。
死亡フラグ回収。最初から健康に問題があった友人、マリーがガンで亡くなります。同年代の友人の死はミシェルに大きな喪失感を与えます。息子ヴァンサンもまた悲しみに打ちひしがれ、「ダメだ。葬式には出られない」と言いますが、「僕もお母さんの葬式には出たよ」というルカの言葉に母親の死を受け入れます。
ある日、ミシェルの元へパリの女性警察官がやってきます。ヴァレリーの転落死に不審な点がある・・・・転落当日にヴァンサンらしい男がヴァレリーのマンションに来ている。この男がヴァレリーの死に関わっているのではないか。ヴァレリーの死後、ミシェルがヴァンサンにバーの開店資金を融通していることから殺人依頼したのではないかという疑惑が持ち上がります。ミシェルはその事実を知り、咄嗟に「当日、ヴァンサンはここにいた。パリへは行っていない」と嘘をつきます。「そうですか」と引き下がる警察官。マンションの防犯カメラにフード姿のヴァンサンが入る時にルカが目撃している様子が残っていました。「ルカにこれはヴァンサンだったかどうかを確認します」と言い、ルカに質問しますが・・・・ルカは「ヴァンサンではない別人です」と証言します。
結局、その証言を信じ、お咎めなし・・・となりますが・・・もやもや感が残りますねぇ。ヴァレリーの死の真実は映画の中ではわかりません。
本当にタバコを吸う時に誤って転落したのか、ヴァンサンと言い争ってもめてるうちに落ちたのか、ヴァンサンに落とされたのか・・・前科者のヴァンサンが不利であることをミシェルもルカも認識しています。3人の平穏な生活を失いたくなかったのでしょう。娘ヴァレリーの死については死の直後の部分が飛んでいるので、どれだけ悲しまれたかは描かれていません。「ヴァレリーが死んだ」で終わってます。
それから時が経ち・・・ルカはパリの大学生になっています。久々のミシェルの家、駅へはヴァンサンがクルマで迎えに来ます。いい関係が続いているようです。年老いたミシェルが出迎えてくれますが・・・・映画としては・・・彼女の死を描かないと終わりません。
みんなで森へ行こう。キノコを採りに。ミシェル、ルカ、ヴァンサンの3人で森に入りますが、ミシェルは時々、死んだヴァレリーの姿を目撃します。何も言わないヴァレリー・・・彼女は母親に何を言いたかったのか・・・・ひとり横道にそれたミシェルは穴に落ちて亡くなった?のだと思います。一瞬、クマに食い殺されるのでは?と心配しました。
ミシェルの生涯は・・・幸せだったのでしょうか・・・・幸せだったのでしょう。娘のヴァレリーは?どうだったのか・・・ヴァレリーの父親の話も一瞬出ましたが、ちゃんといたようです。が、結局女手一つで娘を育てるために娼婦の仕事をするしかなかった・・・・そこがミシェルの負い目だったのかもしれません。
マリーの葬式の時にパリの娼婦仲間が参列しました。思い出しました・・・・
松本のちょっとだけ長い夜 20190825
松本の半導体の機械を作る会社で一緒だったWさん。10日間ほど2人でフランスに出張しました。ミシェルが住んでたブルゴーニュからもう少し南のグルノーブル。冬季オリンピックが開かれるようなスキーができる田舎町です。そこで仕事が終わった後、ホテルから歩いて食事に行くんですが、その帰りにWさんが
「あ、あれそうだぞ。」
と、怪しげな路地の建物の影に立っているポン引きのおばさんに声をかけて値段交渉を始めたんですよ。そのおばさんが、・・・・マリーのパリの娼婦仲間の雰囲気そっくりで。(笑 思い出しましたねぇ。私が35、6歳の頃だから25年ぐらい前の記憶ですね。鮮明に残ってますね。
「けいつ〜さんも行く?もうひとりいるらしいぞ。」
え?まさかそのおばさんとヤルわけ?・・・いやいや、ないない・・・と思い、
「いや、私は色が白くてブロンドの二十代のパリジェンヌがいいです」
って遠慮しました。(笑 結局、値段が高くて、Wさんが「ディスカウント、プリーズ!」って言うと「ふざけるな!あっち行け!」って追い払われました。(笑 今となってはいい思い出です。フランスへ行ったのはこの一度だけなのですが・・・2日間のパリ観光も含めて結構内容が濃かったので、私の中でもフランスのほっこりした思い出として残っています。フランス、また行きたいですねぇ。
いやいや、映画の話。結局セリフがある登場人物は7人。CGは一切なし。こういう映画の方が映画らしい。
映画を見ていたのは私より年上の人が多かったですね。しかも女性。70代の女性が多かったかなぁ。主人公に近いですからねぇ。やがて来る自分の死を考えているんでしょうねぇ。私も考えますけど。
ソレイユの横の高層マンション、改めて見たけどめちゃ高いなぁ。いつの間にかこの界隈、こんな高層マンションばかりになって・・・・誰が買ってるんでしょう?高いと思います。
商店街は「一合まいた」が流れて、高松まつりの雰囲気が出てきましたねぇ。
この記事へのコメント