【映画サロン】vol.108 【ネタバレ注意!長文注意!】「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」

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映画ネタ、&パリが俺を呼んでるシリーズ。

2021年3月公開でしたね。あれから4年も経ちました。映画館へ観に行きましたよ。当時はコロナ禍まっただなかで・・・映画館の席がとびとびになってました。これ、ブログにアップしてなかったんですね。仕事が忙しかったのと、プライベートもいろいろあって・・・あと、観たのはいいけど、しばらく頭の中グルグルで・・・1回観ただけでは消化しきれませんでした。(笑 まぁ、映画館で観ている時はアタマフル回転で忙しかったですね。その後、ネットでは考察サイトが雨後のタケノコのように出てきまして・・・賛否両論でしたね。

私もそれ以降、サブスクで観られる状態になっても観ていなかったんですね・・・・あの第三村のシーンは正直「エヴァ」じゃないって感じで。あと冒頭のシンジがどうにもイヤで・・・・なんでしょう。自分の中にいるイヤな部分を見せられてるようで。あと、素っ裸で出てくるアスカも好きじゃない。式波アスカよりもテレビ版の惣流アスカの方が好きです。性格がぜんぜん違う。「気持ち悪い」で終わったアスカの方がいいです。あ、でも私は綾波派ですから。ただ、みなさん冷静に考えてくださいよ。彼女たちは14歳です。中2です。その後もエヴァの呪縛で中身は年取っても、外観は中2そのままです。

さて・・・・序・破・Qと続いたエヴァンゲリオン劇場版の完結編。Qからなんと8年。TVシリーズから25年。ずっとモヤモヤしてました。まぁ、長かったね。タイトルには最後にリピート記号が付いています。最初に戻ってもう一回繰り返す・・・意味ですよね。ふーん。そういうわけで、Amazonプライムでもう一回みました。

Qを思い出さんと・・・カヲルくんと13号機に乗ってフォースインパクトになるんだった。マリがエントリープラグ射出して、シンジは助かったんだっけな。アスカとアヤナミと3人で歩いて脱出するところで終わった。

冒頭がパリ。エッフェル塔。・・・・パリが俺を呼んでる。(笑 これこれ。そうだった。タンバリン、タンバリン、タンバリン・・・また脳天気なマリの歌。数隻の巡洋艦と8号機が上空から吊られている。なんで巡洋艦が浮いてるのか・・・単純に庵野監督が艦が好きだから?Qの時も何を観せられてるのかと思いました。ヴンダーの発進シークェンス。ヤマトかと思いました。(笑

8号機、両腕を斬られたから包帯巻いてます。腕の代わりに360度回転するロボットアーム。よく考えるな。目的はユーロNERVの復元。

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「この恥ずい格好はエヴァパイロットだけにしてほしいわ!」ピンクの髪の口の悪い北上ミドリ。こいつほんまに可愛げがない。近未来でもなぜか防壁突破はみんなで必死でキーボードを叩く。(笑 マヤはいつからかめっちゃ態度デカくなって口が悪くなった。迫りくる飛行型使徒の大群。マリが8号機で迎撃。8号機は上空のヴンダーから吊るされてたのね。エッフェル塔を使途にねじ込んで撃破!ユーロNERVを復元。弐号機と8号機の予備パーツを回収。

アスカとアヤナミとシンジが歩く姿。ジムニーでケンスケが登場。第三村へ避難。鈴原トウジも登場。三号機に乗らなかったので健在。たしか14年経ってるので、オリジナルのキャラは年取ってる。鈴原は委員長と結婚してた。鈴原と委員長の子供を見るアヤナミ。「これなに?」最高です。(笑

ケンスケが妙にいいヤツで、いやいや、鈴原もめちゃくちゃいいヤツで・・・シンジに対して全然怒らない。優しい。涙が出そうになる。(涙
28歳が14歳の中2病を相手にするんだからそうなるか。

みんな忘れてるけど、Qの壮絶なエンディング、フォースインパクトの後だということを認識した方がいい。しかも14年間封印されてて、その前にニアサードインパクトも起こして地球が人類補完状態になってしまっている。アンチフィールドで結界を張ってる部分でだけ人が生き残ってる状態。その原因がシンジにあるのだから・・・・自責の念でいっぱいなのだろう。

ここから第三村の自給自足世界。およそエヴァの映像ではない・・・・宮崎駿の世界。アヤナミがプラグスーツに長靴でおばちゃんたちと田植えするって・・・・このアヤナミは綾波レイの予備だから、人の世界の知識が何も無い。アヤナミを通して第三村のほのぼのした世界を体験する感じ。緊張の前の緩和でしょう。アヤナミは綾波レイとは中身は別人なので「そっくりさん」って名前で呼ばれる。アヤナミもだんだんいい娘になっていく。アスカには初期ロットと呼ばれる。

アスカも外観は同じでも14年過ごしてるから中身は28歳。だからシンジのことを「ガキシンジ」と呼ぶ。そりゃそうだね。シンジはケンスケの家を飛び出し、NERV施設の跡地で暮らす。アスカ・・・ずっと遊んでるのワンダースワンじゃん?なつかしい。

アヤナミがシンジのところに来る前に湖の上に綾波オリジナルの幻影。昔からよく出てきます。何度も通ったアヤナミのおかげでシンジはやっとふっきれて村に戻る。第三村の案内をされながらケンスケの仕事を手伝う。野外ラボで紹介されたのは加持リョウジ・・・・ミサトさんと加持さんの子供だった。はぁ?あの時にできた子供か?(笑 加持さんはサードインパクトを止めるために死んだって・・・・人の力でどうやって止めたのか・・・わからん。

そして・・・アヤナミはNERVじゃないと生きられないので・・・ぶしゃッとLCLになってしまいます。(涙 ちっちゃい十字架が立った。
アヤナミの死でシンジはヴンダーに乗ることを決意。Q以来の再会の鈴原サクラに「あんなにエヴァに乗らんといてくださいって言ったのに、勝手に出ていって・・・アホアホ」って平手打ちかまされます。「女房かあんたは?」アスカのつっこみさすがです。サクラはシンジのこと好きだったんだっけ?

さぁ、ここからエヴァらしくなってきます。やっとかよ・・・開始から1時間経ってます。ヴンダーブリッジ。Qのメンバー。青葉、日向、高雄機関長、長良操舵士、北上。北上の家族がニアサードインパクトで死んでしまったことを吐露。シンジを恨む理由が発覚。この娘、髪はピンクだけど紫色だったらクリーミィマミにちょっと似てる。(笑 マリとアスカの待機室は爆薬で囲まれてる。シンジも同様。エヴァパイロットが暴走した時の保険。

ヴンダーの中には植物や生物の種の保存目的のプラントがあった。地上の植物や生物が滅びたときのためのノアの方舟の役目なのか。

黒き月と南極爆心地へ移動を始めるNERV本部。冬月先生がいろいろ説明してくれます。「アダムスの贄となる汚れなき生命体アドバンスド綾波シリーズ。人類補完計画、その傲慢の行く末がコレとはな。」・・・・・なんのことでしょう。(笑 わかる?「綾波タイプNo6は無調整ゆえ個体を保てなかったようだ。自分と同じ喪失を経験させるのも息子のためか?」冬月先生、よく喋ります。というか・・・・ここしか出番ないですけど。セカンドインパクトの爆心地で13号機を再起動。ここまではゼーレのシナリオ通りだそうで。

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新弐号機と改8号機が起動。どちらもオリジナルエヴァは部分的にしか残っていない。新弐号機の緑色の部分は、なんとテレビ版で出てきた原子炉で動くジェットアローン。ここで使われるとは。

出撃前のマリとアスカはシンジのところへ来る。マリはここでシンジに自己紹介って・・・・あぁ、学校の屋上で会って以来、シンジとは面識なかったんだっけ?(笑 アスカは・・・あの頃は好きだった。でも私が先に大人になっちゃった・・・ふーん。マリの「再見!」はなんで中国語なのか。(笑 というよりマリはゲンドウくんと年同じくらいでしょう?エヴァの呪縛か?そしてカヲルくんの幻影・・・

エヴァ13号機の無力化を目的とする「ヤマト作戦」決行。ヴンダーは大気圏外から南極目指して落下。ヴンダーから種子保管ユニットを排出。南極に着氷したヴンダーを攻撃するもの・・・・冬月の乗る同型艦、神殺しのエアレーズング。エヴァが空中戦艦に姿を変えて艦隊戦になります。これは・・・庵野監督がやりたかっただけなの?エアレーズング・・・砲撃が使徒の光線。圧倒的破壊力。高雄機関長が「主機はこっちのほうが上だ!」って言ってます。初号機のことですね。

L結界を潜航していく・・・・これ、なに?・・・その先に3番艦エルブズ。リツコはなんで観た瞬間、判別できるんでしょう。新弐号機と改8号機射出。13号機の起動停止に向かいます。むらがる敵をはねのけて・・・・13号機にとりつくアスカと新弐号機。強制信号停止プラグをコアに打ち込もうとするとATフィールド展開・・・・しかも新弐号機の。なんで?異変を感じる8号機のマリ。ゲンドウが企む何かを。

カルバリベース・・・地獄の門が開くそばに降り立つエアーレーズングとエルブズ。光の翼を発動。黒き月を変形させて・・・3番艦を砲撃しようとするブンダーの直下から現れたもうひとつの艦、4番艦ゲベート。なんか戦艦マニアがエヴァシリーズ使って続々と艦を作ったようです。

13号機を停止させるためにアスカは全リミッター解除、裏コード999。・・・・弐号機はいろんな裏コードありますね。アスカの左眼から棒が出てきて引き抜く・・・・パターン青。使徒の反応あり。

エンジェルブラッド注入・・・弐号機が使徒になりました。ハイパー化。アスカは参号機で使徒に精神汚染された時に、使徒を左眼に封印していたんですね。その使徒で13号機を封印しようとすると13号機が起動。オリジナルアスカタイプがアスカを引き抜く。「最後のエヴァは神と同じ姿よ・・・」弐号機崩壊。

ヴンダーはマーク9が侵入。コントロールを失ったヴンダーにやってきたのは、碇ゲンドウ。ラフォージのようなバイザーをしているが・・・そのバイザーの下は・・・・目がない。銃を撃つリツコ。脳みそがふっとばされても死なないゲンドウ。ネブカドネザルのカギを使い人間じゃなくなってます。X-MENのサイクロプスみたい。碇ゲンドウ、これまでのエヴァの伏線回収のためひとりで喋り続けます。(笑 13号機はアスカのエントリープラグを喰らい同化。量産型エヴァのように白くなりました。

「セカンドインパクトによる海の浄化、サードインパクトによる大地の浄化、そしてフォースインパクトによる魂の浄化。エヴァインフィニティを形作るコアとは魂の物質化。人類という種の器を捨てその集合地を汚れなき楽園へと誘う最後の儀式だ。セカンドインパクトと引き換えに自らの仮説を実証した葛城博士の提唱した人類補完計画だよ。」

「知恵の実を食した人類に、神が与えていた運命は2つ。生命の実を与えられた使徒に滅ぼされるか、使徒を殲滅しその地位を奪い、知恵を失い永遠に存在し続ける神の子と化すか。我々はどちらかを選ぶしかない。NERVの人類補完計画は、後者を選んだゼーレのアダムスを利用した神への儚いレジスタンスだが、果たすだけの価値はあるものだ。」・・・・・言ってることわかります?アタマの中グルグルでした。(笑

「人の想いでは何も変わらんよ。これでフォースマンはそろった」

ビャン!・・・・ドグァーン! ゲンドウの目から使徒と同じビーム炸裂!人間じゃない使徒もどき。

「では預けていたエヴァ初号機を返してもらう!」

ヴンダーの主機になっていた初号機が13号機の腕に・・・・なんと両腕と両脚がありません。こんな姿で動力にされていたとは・・・・

シンジが去ろうとするゲンドウを呼び止めるがそのまま13号機に乗り込み降下。フォースインパクトを起こす儀式へ。

エヴァインフィニティの津波は地球全体におよび、第三村にも押し寄せる。

ガフの扉の向こうはマイナス宇宙。ヴンダーでも行けない。・・・・なんのことですか?

「ミサトさん、僕がエヴァ初号機に乗ります。」・・・え?初号機はゲンドウの13号機が持って行ったで。

「そのためには碇ゲンドウと戦うことになるのよ」

「僕は僕の落とし前をつけたい。」・・・・くーっ、14歳のシンジが言うセリフかねぇ。

ここで、北上ミドリが逆上して登場。シンジがエヴァに乗るのを阻止しようとする。鈴原サクラもシンジの搭乗を阻止しようとする、無条件発砲許可。女子供が拳銃撃ちまくります。サクラが撃つ弾をミサトが身代わりになって受ける。

葛城ミサト「14年前シンジくんがエヴァに乗らなかったらその時私達は滅んでいた。だから感謝してるの・・・その結果ニアサーが起こされたとしても、シンジくんの取った行動の責任は全て私にあります。現在も碇シンジは私葛城ミサトの管理下にあり、これからの彼の行動は私が負うということです。私は今のシンジくんに全てを託してみたい」ミサトさん・・・・言うねぇ。泣ける。

鈴原サクラ「碇さんは恩人で敵や。こうするしかないんや!」

北上ミドリ「もういい。明日生きてくことだけを考えよう」

マリの改8号機が登場。シンジを乗せてガフの扉の向こうのマイナス宇宙へ・・・・

「オーバーラッピング対応の改8号機とアダムスの器を取り込んだプラスフォーインワン状態のおかげでこの裏宇宙でもなんなく進めてる」・・・・どういうこと?(笑

「アンチLシステムが止まってみんながコア化する前に第13号機を破壊し起死回生を図るしかない。」・・・だそうです。

目の前で量子テレポートを繰り返し逃亡するゲンドウの13号機。シンジは余裕で「行ってくるよ」って8号機のコックピットから歩いて消えて・・・「アヤナミ」って言ったらシンジは初号機に乗るアヤナミのところに来た。14年経ったんで髪の毛伸びてます。シンジがよく知ってるアヤナミはここにいました。ゲンドウがアヤナミに言った「もういいのか。レイ」の意味は・・・・「ごめんなさい。碇くんがエヴァに乗らなくてもすむようにできなかった。」「いいんだ。ありがとうアヤナミ。あとは僕がやる。」「うん。お願い」・・・・もうこの短いレイとシンジの会話で涙出そうです。自爆したレイ以来の会話ですね。

初号機シンクロ率無限大。両腕と両脚が再生。なんでもアリです。マイナス宇宙ですから。ロンギヌスの槍を希望の槍カシウスに変化。ここから13号機のゲンドウと初号機シンジの戦いです。2機のエヴァはゴルゴダオブジェクトに落下。ヒトではない何者かがアダムスと6本の槍とともに神の世界をここに残した。私の妻、お前の母もここにいた。全ての始まり約束の地。ヒトの力ではどうにもならない。運命を変えることができる唯一の場所だ。・・・・・わかりますか?

ここからは記憶の世界で戦うことになります。マイナス宇宙は我々の感覚では認知できない。ゆえにLCLが知覚可能な世界を形成している・・・・ホロデッキみたいなもんですか?

「これだから子供は苦手だ・・・」

ゲンドウの13号機とシンジの初号機がロンギヌスの槍とカシウスの槍で戦います。過去の記憶の中から第三新東京市、ミサトの部屋(舞台セット)、教室、綾波の部屋、NERV本部、加持のスイカ畑、第三村と戦う場が転々とします。格闘戦ではなく・・・父と息子の話し合いに。

ゲンドウの目的はアディショナルインパクト。神殺しへの道。槍を2本使う。それを阻止するためにミサトはヴンダーを使って新たな槍を作ってシンジに届けると言い始める。どこからそんな発想が出てくるのか。

ゲンドウがシンジに見せたものは・・・黒いリリス。エヴァンゲリオンイマジナリィ。想像上の架空のエヴァ。絶望と希望の槍がトリガーとなり、現実と虚構が溶け合い、すべてが同一の情報と化す。アディショナルインパクトが始まる・・・黒いリリスが白いシシルとなり、巨大な綾波レイ?が現れる。無数の首なしエヴァインフィニティは、首なし綾波レイの身体に変化する。

冬月の艦にマリがやってくる・・・冬月もまたゲンドウ同様、伏線回収のためのセリフを吐く。ゲンドウと冬月が人類全てを巻き添えにして実現しようとした願いは・・・・シンジの母、ゲンドウの妻、綾波ユイとの再会。北上ミドリが「エゴじゃん」と言い放った所業である。

「ユイくん、これでいいんだな」

の一言を残し、LCLになって消える冬月。この人もアヤナミと同じ作り物だったのか・・・冬月が残したものは・・・アダムスの器のエヴァシリーズ。改8号機でマリが全てのエヴァを蹴散らす。めっちゃ強いやん。一体ずつ食って同化を続ける。8+9+10+11+12

ヴンダーからはミサト以外全員退艦。エントリープラグ型の脱出カプセルを射出。ヴンダーに残っているのは反動推進型エンジン。まだそんなん残ってたんか。(笑

ゲンドウが望んだ世界は、ATフィールドの存在しない全てが等しく単一な人類の心の世界。他人との差異もなく、争いや虐待も苦痛も悲しみもない浄化された魂だけの世界。そしてユイと私が再び会える安らぎの世界・・・・やっぱりそこかい!

シンジが気づいた。「僕と同じだったんだ。父さんは・・・」「あぁ、そうだ。ヘッドホンが外界と私を断ち切ってくれる」ゲンドウのDATプレイヤー・・・これ、今あったらお宝もんですね。ゲンドウが自分の心の中を吐露する内容は・・・庵野監督自身のことなんですかねぇ。
他の家に行くのがイヤだった・・・他人といるのが苦痛だった・・・私は常にひとりでいたかったのだ。好きなものは知識とピアノ。

「自分の弱さを認めないからだろ・・・父さん」

そこへミサトがやってくる。人類が作り出したヴィレの槍。改8号機が乗ったヴィレの槍をシンジに向かって発射。ミサトはヴンダーと共に爆死。

「ありがとう。ミサトさん・・・」

「他人の死と想いを受け取れるとは・・・大人になったなシンジ。すまなかったシンジ。」子供の姿のシンジを抱きしめるゲンドウ。

「そうか。そこにいたのユイ。」・・・・碇ゲンドウ、シンジと語り合った電車の中から退場・・・・動き始める電車。

変わって渚カヲル登場。そしてアスカも登場。13号機に取り込まれたアスカも助けないといけません。アスカの心はケンスケが救う。ちぎれたプラグスーツ姿のアスカ。これは・・・「気持ち悪い・・」の時の人類補完計画で世界にアスカとシンジの2人だけが生き残った時の幻想?「ケンスケによろしく」・・・リアル世界へ射出されるアスカ。

そしてカヲルの伏線回収。「思い出したよ。何度もここに来て君と会ってる」・・・・はぁ?そういうことか。だから最初のエヴェでカヲルがシンジのことを知っていたんだ。

加持リョウジが登場。カヲルを「渚司令」と呼ぶ。「僕を消せるのは真空崩壊だけだ。」月面に無数に並ぶカヲルの棺。一体、何人のカヲルが繰り返していたんだろう。生命の書に名を書き連ねた・・・・渚司令・・・・渚とは海と大地の狭間。第1の使徒であり、第13の使徒となる人類の狭間。「葛城といっしょに老後は畑仕事でもどうです?」「そうだね。それもいいね」・・・でカヲルと加持は退場。

「残っているのはキミだけだ。」

そうだよ。いちばん大事な綾波レイ。(涙 「私はここでいい・・・」「ここじゃない生き方もあるよ。だから僕はエヴァに乗らない生き方を選ぶよ。エヴァがなくてもいい世界に書き換えるだけだ」

「世界の新たな創世・・・ネオンジェネシス(新世紀)」・・・・ここでバックにテレビ版の「新世紀エヴァンゲリオン」のタイトルが流れる・・・・ということは?

「あとでマリさんが迎えに来る。」「そう。碇くん、ありがとう」・・・・綾波退場。

「やってみるよ。綾波。ネオンジェネシス・・・」

ヴィレの槍で自ら(初号機)を刺そうとするシンジを逃がし身代わりとなったのは・・・碇ユイ。この時のためにユイはシンジの中にいたのだった。ゲンドウが「そうか。そこにいたのか・・・・」と言ったのはシンジのことだったんですね。

初号機、13号機が死滅。零号機、弐号機死滅。参号機、マーク6、仮説5号機、使徒やらなんやら・・・死滅。全てのエヴァンゲリオンが消滅。首なしアヤナミは・・・補完される前の人の姿になって舞い落ちる。動物も一緒に・・・脱出カプセルは第三村に到着。ヴンダーのメンバー無事生還。砂浜にひとり座り青い海を見つめるシンジ・・・色がなくなって・・・昔見た色なしの原画になって・・・製作が間に合わなかったテレビ版最終回を思い出します。(笑

改8号機が海から登場。8+9+10+11+12号機も消滅。最後のエヴァンゲリオン。海の中から制服姿のマリが登場。

「おまたせ。シンジくん!」

いよいよエピローグです。

地方の電車のホーム。向かいのホームにカヲル、レイ、アスカらしき姿。古い電車がホームに到着。ホームのベンチに座っているのはシンジ。

「だーれだ?」

目隠しする女の声。マリじゃん?

「胸の大きいいい女」

「ご名答!」

マリもシンジも二十歳くらいになってる。シンジの首のチョーカーをマリがはずす。

「さぁ、行こう!シンジくん!」「うん、行こう!」

で2人は手をつなぎ、階段を駆け上がり、ホームを後にする。宇多田ヒカルの「初めてのルーブルは・・」が流れる。

これ、どこの駅?「宇部新川駅」・・・・庵野監督が育った場所だそうです。行かねばなりません。山口ですよね?そんなに遠くない。あと、ダイ三村も行きたい。浜名湖鉄道の天竜二俣駅だそう。ちょっと遠いけど行かねばなりません。(笑

駅から走っていく2人・・・アニメだった映像が、リアルな現実の映像に変わる・・・エヴァンゲリオン完結。リピート記号は「新世紀エヴァンゲリオン」へ戻って繰り返す・・・でもエヴァンゲリオンがなくてもいい世界。ってことでしょうかねぇ。

まぁ、長かったですねここまで。1995年の新世紀エヴァンゲリオンから2021年。実に26年もかかった。「おめでとう!おめでとう!」の最終回。観音寺から松本へ引っ越すクルマの中のテレビで見てました。・・・電波が悪くてところどころ飛んでて・・・なんでああなったのかわからず。まぁ、まともに見ていてもわからなかったです。あの時いっしょにエヴァを見た2歳と5歳の息子は、今は31歳と34歳になりました。(笑 まぁ、ほぼ伏線は回収できたんでヨシとしましょう。今回のシン・エヴァンゲリオンは半分、碇ゲンドウの物語だった・・・ってことでしょうかね。全てはあの男が仕組んでやったことです。しかもそれが実験で喪失した碇ユイを取り戻すためという・・・(笑

こうやって、今回、活字にしてだいぶ理解できた気がしますね。映画を観た後、Youtubeや考察、検証サイト見てもずっとモヤモヤしてました。

ちょっとまたスタートレックみたいに最初の「新世紀エヴァンゲリオン」から見直してみますか。・・・・終わらんやん。

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