【香港ひとり旅】day5 「羅湖、上水」
香港ネタです。day5、前回のつづき。尖沙咀の地下鉄・・・・「尖東」からです。
地下鉄屯馬線に乗ります。以前行った香港の東の端、屯門からUの字で尖沙咀を経由して西の端の鳥渓沙を結びます。この路線は複数の路線がつながって開通したもので、2009年以前は屯門から南昌までの西鉄線は中心部から離れていたので、私は全く存在を知りませんでした。
これがその後、尖東まで延長されて、さらに紅勘(ホンハム)から鳥渓沙までの馬鞍山線がつながって便利になりました。距離的には57kmくらいの路線で香港では一番長い路線です。
紅勘(ホンハム・・・ハムの字は石ヘンに勘です)で東鉄線に乗り換えです。
この東鉄線が深センへ行くために利用するメジャーな路線です。かつてはKCR(九広鉄路)と呼ばれていましたが、MTR(香港鉄路)に合併吸収されました。現在では福田経由で中国新幹線が香港へ乗り入れてますが、昔はこの東鉄線だけが香港と中国を結ぶ唯一の直通路線でした。
地図で見ると・・・これが香港全図ですが、青い印があるのは西鉄線の南昌です。昔は屯門からここまでしか鉄道がなかったんですね。尖東、紅勘は「九龍」と書かれたあたりの半島の先端。東鉄線はここから沙田、大浦を通って上水、羅湖まで縦断します。その先が中国広東省深セン市です。
今回の目的地は・・・・深センへつづく羅湖のイミグレです。以前は14日間ビザなしで入国できましたが、現在は必ずビザが必要です。事前に中国大使館へ申請して発行して貰う必要があります。許可されているのは貿易、商用のMビザか就労のZビザです。これがねぇ・・・面倒くさい。費用も時間もかかります。会社で取るなら以前のようにMビザで行けるんですが(それも厳しくなったそうです)一般人が旅行で行くには使えません。
まぁ、それが本当かどうかを現地へ行って確かめてみましょう。もしかしたら中国のことですから「あ?昨日から変わったんで通っていいよ」と言うかもしれないし、「あ、お前は通っていいよ」と言うかもしれません。逆に「お前、前に来た時に問題あったからこっちへ来い」と理由なく拘束されるかもしれません。(笑 まぁ、現実を見てみましょう。
平日の昼間ですから、そんなに混んでないですねぇ。
30分くらいで羅湖駅に着きました。懐かしいですねぇ。6年ぶりくらいですか。以前より少ない気はしますが、それでも大勢の人がイミグレへ向かいます。
深センはこの先ですよ。ちなみに羅湖は香港側では広東語なので「Lo wu(ろーう)」と書かれていますが、深セン側では北京語なので「Luo fu(るぉふ)」と書かれています。
羅湖の改札を抜けた先に見えるのが香港の出国審査です。この施設は撮影禁止ね。ここは問題なく通過できます。香港空港の出国審査と基本同じですから。
出国審査を抜けると・・・香港でも中国でもない地域。免税店が並びます。ここも香港空港の免税店と同じですね。ここは大丈夫です。
この先が深センにつながるコンコース。
深セン河が香港と深センの境界です。ここを越えたので、久々に深セン側へやってきました。
中国側の免税店。こっちの店は香港側に比べると商品が中国寄りなのでイマイチです。
さぁ、問題の中国側の入国審査へやってきましたよ。
ここを通る大半の人は香港人か中国人ですので、身分証明書カードで通過できます。が、外国人はこっちでパスポートチェック。
入国カードを記入して、しれっと入国審査を受けてみましょう。書く内容は昔と同じです。カードの色が黄色から青色に変わってますね。
が、やはりビザがないので、通れません。(笑 当たり前ですが・・・すると係員が2階へ行けと言っています。
2階?初めて来ましたが、ビザ申請所です。ほー、こんな所があったんだと思いました。外国人がいっぱい座って順番を待ってるようです。
書類を書いて手数料を払って申請すればビザが取れるようです。深セン特区旅遊ビザは130元(2,600円)、普通ビザは非対等国家は206元(4,120円)対等国家は右表による・・・・日本は?どっち?・・・・アメリカ、イギリスが表にありますから日本も対等国家なんでしょうね・・・って、日本の名前がない?
2024年12月31日まではこれを執行する・・・なので、今年いっぱいはこの規則なんでしょうね。来年からは変わるか変わらないかはわからないです。
これ、深セン特区旅遊ビザは取れたようですね。5日間有効で深セン行政区内に限る・・・ですから、たぶん深セン市内でしょうねぇ。東莞や広州へは行けないでしょう。電車に乗って行ったらどうなるんだろう?まぁ、普通だと見つからないけど、どこかでバレたら不法滞在で罰金か拘束かな。行きたいのは山々でしたが・・・・今回はパスしましょう。申請に時間もかかりそうですしね。人数も制限されてるようです。
ここからが少し問題で・・・・深センへ行かずに戻ることになるんですが・・・・そのまま戻れません。ここまでの通路は一方通行です。逆行すると係員に注意されます。
が、係員に事情を説明して、香港へ戻る・・・と言って深セン河をまた渡って、香港側の出国審査に戻ってきました。また事情を説明して、深センへ入れなかったので、香港へ戻るというと、あの仕切りの左側を行け・・・と言います。ここですね。
すると、上が列車で下が出口の羅湖村。ほー、羅湖で駅の外に出たことないぞ。行ってみよう。
まぁ、知ってましたが・・・羅湖の駅前は何もありません。(笑 この駅周辺はほとんど人が住んでいないです。境界の地域だからでしょうね。
普通に駅の入口から列車に乗ります。
やっと駅のコンコースに戻ってきました。
改札を通って金鐘方面行きの電車に乗ります。
10分ぐらい乗って隣の駅の上水(しゃんすい)に着きました。
ここは普通に大きな街なので、人もバスもクルマも多くて、商業施設も充実しています。中国に馴染めなかった大昔は、よくここに来て買い物したり飲食したりしましたね。懐かしいです。
この上水広場がショッピングモールっぽくて、似たような商業施設が並んで遊歩道でつながっています。
お昼も過ぎてお腹が減ったので、ここでお昼にしましょう。「鍋晶館」。ご飯系の料理が多い店です。
お昼なので、どこの店もいっぱいでした。運良くすぐ座れました。暑いし、歩き回って結構疲れましたね。
無難なカレー牛スジ飯にしました。広東地区のカレーはココナッツ系のカレーですね。そんなに辛くはないです。大きめの牛スジがいっぱい、ピーマン、タマネギも入って、まぁまぁおいしいです。
普通ならコーヒーを飲むところですが、香港のコーヒーはまずいので・・・アイスミルクティーにしました。これはおいしいです。カレーとセットでHK$61(1,220円)は、日本の感覚だと高いですが、これで普通っぽいですね。
サイゼリヤとダイソーもあります。
この辺は古い高層アパートがいっぱい建ってます。バスも小バスがいっぱいですね。香港の深センよりは新界地区ですが、この辺りも人はいっぱい住んでいます。香港島、尖沙咀地域とはまた違う、郊外の古き良き香港です。
さて、お腹もいっぱいになったので、移動しましょう。さて次はどこへ・・・・・つづく。
地下鉄屯馬線に乗ります。以前行った香港の東の端、屯門からUの字で尖沙咀を経由して西の端の鳥渓沙を結びます。この路線は複数の路線がつながって開通したもので、2009年以前は屯門から南昌までの西鉄線は中心部から離れていたので、私は全く存在を知りませんでした。
これがその後、尖東まで延長されて、さらに紅勘(ホンハム)から鳥渓沙までの馬鞍山線がつながって便利になりました。距離的には57kmくらいの路線で香港では一番長い路線です。
紅勘(ホンハム・・・ハムの字は石ヘンに勘です)で東鉄線に乗り換えです。
この東鉄線が深センへ行くために利用するメジャーな路線です。かつてはKCR(九広鉄路)と呼ばれていましたが、MTR(香港鉄路)に合併吸収されました。現在では福田経由で中国新幹線が香港へ乗り入れてますが、昔はこの東鉄線だけが香港と中国を結ぶ唯一の直通路線でした。
地図で見ると・・・これが香港全図ですが、青い印があるのは西鉄線の南昌です。昔は屯門からここまでしか鉄道がなかったんですね。尖東、紅勘は「九龍」と書かれたあたりの半島の先端。東鉄線はここから沙田、大浦を通って上水、羅湖まで縦断します。その先が中国広東省深セン市です。
今回の目的地は・・・・深センへつづく羅湖のイミグレです。以前は14日間ビザなしで入国できましたが、現在は必ずビザが必要です。事前に中国大使館へ申請して発行して貰う必要があります。許可されているのは貿易、商用のMビザか就労のZビザです。これがねぇ・・・面倒くさい。費用も時間もかかります。会社で取るなら以前のようにMビザで行けるんですが(それも厳しくなったそうです)一般人が旅行で行くには使えません。
まぁ、それが本当かどうかを現地へ行って確かめてみましょう。もしかしたら中国のことですから「あ?昨日から変わったんで通っていいよ」と言うかもしれないし、「あ、お前は通っていいよ」と言うかもしれません。逆に「お前、前に来た時に問題あったからこっちへ来い」と理由なく拘束されるかもしれません。(笑 まぁ、現実を見てみましょう。
平日の昼間ですから、そんなに混んでないですねぇ。
30分くらいで羅湖駅に着きました。懐かしいですねぇ。6年ぶりくらいですか。以前より少ない気はしますが、それでも大勢の人がイミグレへ向かいます。
深センはこの先ですよ。ちなみに羅湖は香港側では広東語なので「Lo wu(ろーう)」と書かれていますが、深セン側では北京語なので「Luo fu(るぉふ)」と書かれています。
羅湖の改札を抜けた先に見えるのが香港の出国審査です。この施設は撮影禁止ね。ここは問題なく通過できます。香港空港の出国審査と基本同じですから。
出国審査を抜けると・・・香港でも中国でもない地域。免税店が並びます。ここも香港空港の免税店と同じですね。ここは大丈夫です。
この先が深センにつながるコンコース。
深セン河が香港と深センの境界です。ここを越えたので、久々に深セン側へやってきました。
中国側の免税店。こっちの店は香港側に比べると商品が中国寄りなのでイマイチです。
さぁ、問題の中国側の入国審査へやってきましたよ。
ここを通る大半の人は香港人か中国人ですので、身分証明書カードで通過できます。が、外国人はこっちでパスポートチェック。
入国カードを記入して、しれっと入国審査を受けてみましょう。書く内容は昔と同じです。カードの色が黄色から青色に変わってますね。
が、やはりビザがないので、通れません。(笑 当たり前ですが・・・すると係員が2階へ行けと言っています。
2階?初めて来ましたが、ビザ申請所です。ほー、こんな所があったんだと思いました。外国人がいっぱい座って順番を待ってるようです。
書類を書いて手数料を払って申請すればビザが取れるようです。深セン特区旅遊ビザは130元(2,600円)、普通ビザは非対等国家は206元(4,120円)対等国家は右表による・・・・日本は?どっち?・・・・アメリカ、イギリスが表にありますから日本も対等国家なんでしょうね・・・って、日本の名前がない?
2024年12月31日まではこれを執行する・・・なので、今年いっぱいはこの規則なんでしょうね。来年からは変わるか変わらないかはわからないです。
これ、深セン特区旅遊ビザは取れたようですね。5日間有効で深セン行政区内に限る・・・ですから、たぶん深セン市内でしょうねぇ。東莞や広州へは行けないでしょう。電車に乗って行ったらどうなるんだろう?まぁ、普通だと見つからないけど、どこかでバレたら不法滞在で罰金か拘束かな。行きたいのは山々でしたが・・・・今回はパスしましょう。申請に時間もかかりそうですしね。人数も制限されてるようです。
ここからが少し問題で・・・・深センへ行かずに戻ることになるんですが・・・・そのまま戻れません。ここまでの通路は一方通行です。逆行すると係員に注意されます。
が、係員に事情を説明して、香港へ戻る・・・と言って深セン河をまた渡って、香港側の出国審査に戻ってきました。また事情を説明して、深センへ入れなかったので、香港へ戻るというと、あの仕切りの左側を行け・・・と言います。ここですね。
すると、上が列車で下が出口の羅湖村。ほー、羅湖で駅の外に出たことないぞ。行ってみよう。
まぁ、知ってましたが・・・羅湖の駅前は何もありません。(笑 この駅周辺はほとんど人が住んでいないです。境界の地域だからでしょうね。
普通に駅の入口から列車に乗ります。
やっと駅のコンコースに戻ってきました。
改札を通って金鐘方面行きの電車に乗ります。
10分ぐらい乗って隣の駅の上水(しゃんすい)に着きました。
ここは普通に大きな街なので、人もバスもクルマも多くて、商業施設も充実しています。中国に馴染めなかった大昔は、よくここに来て買い物したり飲食したりしましたね。懐かしいです。
この上水広場がショッピングモールっぽくて、似たような商業施設が並んで遊歩道でつながっています。
お昼も過ぎてお腹が減ったので、ここでお昼にしましょう。「鍋晶館」。ご飯系の料理が多い店です。
お昼なので、どこの店もいっぱいでした。運良くすぐ座れました。暑いし、歩き回って結構疲れましたね。
無難なカレー牛スジ飯にしました。広東地区のカレーはココナッツ系のカレーですね。そんなに辛くはないです。大きめの牛スジがいっぱい、ピーマン、タマネギも入って、まぁまぁおいしいです。
普通ならコーヒーを飲むところですが、香港のコーヒーはまずいので・・・アイスミルクティーにしました。これはおいしいです。カレーとセットでHK$61(1,220円)は、日本の感覚だと高いですが、これで普通っぽいですね。
サイゼリヤとダイソーもあります。
この辺は古い高層アパートがいっぱい建ってます。バスも小バスがいっぱいですね。香港の深センよりは新界地区ですが、この辺りも人はいっぱい住んでいます。香港島、尖沙咀地域とはまた違う、郊外の古き良き香港です。
さて、お腹もいっぱいになったので、移動しましょう。さて次はどこへ・・・・・つづく。
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