【遍路みち 八十八】vol.9 「第八十五番 八栗寺」高松市 牟礼町
遍路ネタ。2月以来、忙しくて行けてませんでした。ここへきてやっと続きが回れます。八十五番 八栗寺。八十八ヶ所のお寺の中で私が一番多く訪問しているお寺です。
子供の頃からお正月には石清尾八幡宮と合わせて、必ず参拝するお寺です。今年もお正月に来ましたね。お正月は人も多いし、屋台も出てますが、普段は閑散としてます。
なんか今年は雨が多かったんですが、昨日はいい天気。風が気持ちよくて暑くもなく寒くもなく、絶好のお遍路日和です。
今回は帰りは歩いて降りようと思いましたので、上り片道600円のみ購入しました。これ往復だと1,000円で、片道のみだと上りは600円、下りは500円なんですね。私と同じように考える人がいるから上りを100円高く設定してあるのかな。
15分ごとの運転です。
私の他には年配の3人連れのみでした。これ絶対赤字だよなぁ。まぁ、団体のお遍路さんが来ればいいでしょうけどね。会話を聞いてると関西方面から来られた県外の人のようです。お遍路さん・・・ではないようです。
昭和39年製。私と同い年。たしかに色は変わりましたが、子供の頃からずっと同じ車体です。六十年間、よく走ってますね。
若い女性が運転士。とはいってもケーブルカーですからドアの開閉くらいしかしないですけどね。しかし、いい天気です。
こちらが本堂。ご本尊は聖観世音菩薩。ご真言は「おんあろりきゃそわか」
弘法大師が唐に発つ前、この地で無事仏教が習得できるか試すため8個の焼き栗を埋めたと伝えられています。帰朝してみると8個の栗から全て芽が出ていたとも伝えられ、これがこの寺の由来です。・・・・・焼いた栗から芽は出ないと思うけど・・・・出たんですねぇ。
こちらが大師堂。奥の院とか歓喜天様は参りますが、今まで素通りしてましたね。これからはお参りしましょう。
ケーブルカーとは反対側に八栗寺を抜けると、「お迎え大師」なる展望台がありました。知らなかった。
高松市街と次に行く屋島が見えます。なかなか見晴らしがいいですね。
さて、下りは・・・・こんな道を降りていきます。子供の時に一度来たことがあります。誰も来ないだろうと思ったら、何人かの白装束のお遍路さんが登ってこられました。はぁ、本物のお遍路さんはケーブルカー使わないんですね。尊敬しますね。
20分ほどで降りてきて・・・・坂は意外に急でしたが、下りる方は楽ちん。上るのはしんどいと思います。
よもぎ餅の店があります。そうそう、昔よく買いました。
よもぎ餅5個700円。てっきり作り置きしてると思ったら、おばあちゃんがいきなり作り始めました。「え?今から作るん?」「その方がおいしいやろ?」
おばあちゃん、75歳だそうです。
昔はよもぎ餅の店は11軒あった、うどん屋も山田家みたいなんじゃなくて、いりこの出汁のうどん屋がいっぱいあったんや。みんな八栗さんに来るからな。よもぎは朝採ってきたと言ってました。毎日作らんとたいぎ(面倒)になるからな。だから毎日もちもあんこも作るんや。
これがまぁ、軟らかくておいしくて、素朴でよもぎの香りがして・・・・・たしか昔、親父が「八栗さんに来たら、よもぎ餅買うんじゃ!」と行って買ってたので、よく食べた記憶がありますね。最近はすっかり忘れてました。
え?寅さんに出てきた?香川ロケ?・・・・1993年公開の46作目。「寅次郎の縁談」マドンナは松坂慶子です。架空の瀬戸内の島「琴島」が舞台ですが・・・実際は丸亀の志々島だそうです。寅さんの妹、さくらの息子の満男が香川に逃亡して、寅さんが追いかけてくるというストーリーです。満男役は吉岡秀隆。北の国からの純ですね。
八栗さんのよもぎ餅の店が出てくるのは最後のシーン。満男を東京へ戻して、寅さんはまた旅に出る・・・ところで八栗さんのよもぎ餅屋の店先の赤電話からさくらに電話をします。たしかにお店がそのまま出てましたね。
お遍路回ってるといろんなことに出逢いますね。一期一会。
子供の頃からお正月には石清尾八幡宮と合わせて、必ず参拝するお寺です。今年もお正月に来ましたね。お正月は人も多いし、屋台も出てますが、普段は閑散としてます。
なんか今年は雨が多かったんですが、昨日はいい天気。風が気持ちよくて暑くもなく寒くもなく、絶好のお遍路日和です。
今回は帰りは歩いて降りようと思いましたので、上り片道600円のみ購入しました。これ往復だと1,000円で、片道のみだと上りは600円、下りは500円なんですね。私と同じように考える人がいるから上りを100円高く設定してあるのかな。
15分ごとの運転です。
私の他には年配の3人連れのみでした。これ絶対赤字だよなぁ。まぁ、団体のお遍路さんが来ればいいでしょうけどね。会話を聞いてると関西方面から来られた県外の人のようです。お遍路さん・・・ではないようです。
昭和39年製。私と同い年。たしかに色は変わりましたが、子供の頃からずっと同じ車体です。六十年間、よく走ってますね。
若い女性が運転士。とはいってもケーブルカーですからドアの開閉くらいしかしないですけどね。しかし、いい天気です。
こちらが本堂。ご本尊は聖観世音菩薩。ご真言は「おんあろりきゃそわか」
弘法大師が唐に発つ前、この地で無事仏教が習得できるか試すため8個の焼き栗を埋めたと伝えられています。帰朝してみると8個の栗から全て芽が出ていたとも伝えられ、これがこの寺の由来です。・・・・・焼いた栗から芽は出ないと思うけど・・・・出たんですねぇ。
こちらが大師堂。奥の院とか歓喜天様は参りますが、今まで素通りしてましたね。これからはお参りしましょう。
ケーブルカーとは反対側に八栗寺を抜けると、「お迎え大師」なる展望台がありました。知らなかった。
高松市街と次に行く屋島が見えます。なかなか見晴らしがいいですね。
さて、下りは・・・・こんな道を降りていきます。子供の時に一度来たことがあります。誰も来ないだろうと思ったら、何人かの白装束のお遍路さんが登ってこられました。はぁ、本物のお遍路さんはケーブルカー使わないんですね。尊敬しますね。
20分ほどで降りてきて・・・・坂は意外に急でしたが、下りる方は楽ちん。上るのはしんどいと思います。
よもぎ餅の店があります。そうそう、昔よく買いました。
よもぎ餅5個700円。てっきり作り置きしてると思ったら、おばあちゃんがいきなり作り始めました。「え?今から作るん?」「その方がおいしいやろ?」
おばあちゃん、75歳だそうです。
昔はよもぎ餅の店は11軒あった、うどん屋も山田家みたいなんじゃなくて、いりこの出汁のうどん屋がいっぱいあったんや。みんな八栗さんに来るからな。よもぎは朝採ってきたと言ってました。毎日作らんとたいぎ(面倒)になるからな。だから毎日もちもあんこも作るんや。
これがまぁ、軟らかくておいしくて、素朴でよもぎの香りがして・・・・・たしか昔、親父が「八栗さんに来たら、よもぎ餅買うんじゃ!」と行って買ってたので、よく食べた記憶がありますね。最近はすっかり忘れてました。
え?寅さんに出てきた?香川ロケ?・・・・1993年公開の46作目。「寅次郎の縁談」マドンナは松坂慶子です。架空の瀬戸内の島「琴島」が舞台ですが・・・実際は丸亀の志々島だそうです。寅さんの妹、さくらの息子の満男が香川に逃亡して、寅さんが追いかけてくるというストーリーです。満男役は吉岡秀隆。北の国からの純ですね。
八栗さんのよもぎ餅の店が出てくるのは最後のシーン。満男を東京へ戻して、寅さんはまた旅に出る・・・ところで八栗さんのよもぎ餅屋の店先の赤電話からさくらに電話をします。たしかにお店がそのまま出てましたね。
お遍路回ってるといろんなことに出逢いますね。一期一会。
この記事へのコメント
「あ、たしかけんけんのお宮参りの時、八幡さんへ松坂慶子が来てた」
と言われて、私も思い出しました。93年の8月ですからロケの時期とぴったり合いますね。たぶん監督や寅さん、スタッフもいたんだろうと思いますが、バスに乗ってた・・・ですね。
こういうことは、おふくろ記憶がしっかりしてます。