【546軒 全店制覇!さぬきうどん】vol.172 「山下うどん(250円級)」坂出市 加茂町
うどんネタです。
今回はレジェンド店、(あ、レジェンド6は、山越、がもう、山内、なかむら、谷川米穀店、田村と、田尾団長がうどラヂの中で発表はしてましたが・・・まぁ、山下も1巻に載ってますんで、レジェンドでいいでしょう。レジェンドの定義はそれでいいのな。)恐るべきさぬきうどん1巻の 99P「郵便局集配員休憩所」の坂出の「山下」です。「山下」は国分寺の旧11号沿いにもありますが、そっちはお兄さんの店だったかな。(坂出のお婆ちゃんの甥っ子さんが店主さんのようです)あと、善通寺のぶっかけ発祥の「山下」は無関係です。ふつう、うどんの「山下」といえば、坂出の「山下」を指してる・・・と高松の私は思います。
まぁ、有名店ですから・・・県外からたくさんの人が来ます。私も何度か来てますが・・・・最初の恐るべきさぬきうどんのブームの時・・・・30年くらい前に探したんですけど、当時はまだカーナビもなかったし、インターネットも携帯も普及してなかったんで、ロードマップで探したんですけど、場所がわからなかったんですよねぇ。現在はカーナビや携帯で検索すれば簡単にわかりますけどねぇ。そういう意味では昔の方が見つかった時の感動は大きかったですね。
いわゆる「製麺所タイプ」のお店です。年季が入ってます。テレビなんかでもよく取材されてるでしょう。芸能人のサインがたくさん並んでます。
県内では2軒残ってる(ということはもう1軒は山内ですね)そうですが、うどんをゆでる釜、しかも薪で炊くのが特徴でしょう。昭和の雰囲気が伝わってきます。メニューは製麺所なのでシンプル、「かけ」「ざる」「釜あげ」の三種類。かけは熱いのと冷たいのが選べます。フルセルフだとこのあとテボでゆがく工程があるのですが、この店はありません。ダシ(熱いのか冷たいのかを選択)を入れるだけです。
私はかけの熱いの小を注文しましたが、この時は「釜しょうゆ」に凝ってた時なので、かけ出汁を入れずに醤油をかけていただきました。このお店では熱いかけうどんは、水で締めてないうどんですので、正確には「釜かけうどん」です。ふつうの店のかけうどんは、一度水で締めたうどんを再度ゆがいて温めたうどんという違いがあります。これは食べればわかりますが、同じかけうどんでも全く違ううどんです。
その締まってない茹でたてのうどんに醤油をかけて食べる・・・・締まってないんで表面がちょっと糊化してうどんそのままの味が楽しめます。
トッピングの天ぷらは野菜揚げ100円をチョイス。安すぎですよね。「まんでがんでこんでえん?」ふらさんの讃岐弁講座風に言うとこの言葉ですね。リピートアフターミー。「まんでがんでこんでえん?」(笑 「全部でこれでいいんですか?(安すぎですよね?)」の意味です。
お店の外でも食べられます。製麺所らしい佇まい。サンドバッグは店主さんのストレス発散用でしょうか。
幼稚園くらいの子供2人連れた、たぶん関西から来たと思われる若夫婦。子供ひとりがギャン泣き。旦那がそっくりかえってうどん食べてる。奥さんはもうひとりの子供にうどん食べさせて・・・(旦那もちょっとは手伝ってやれよ。奥さん可愛そうやん?家でもこんなんでしょうね。)なんつーか。外食したい気持ちはわかりますが、店舗としては不十分な製麺所に来たらいかんと思うなぁ。まぁ、普通のうどん店だろうと思って来てるんでしょうけど。座敷やボックス席があるようなセルフ店なら許容されるかなぁ。
製麺所は仕事の合間に「食べさせてもらってる」というスタンスで来店する・・・という暗黙の了解があると思うんですね。だから低価格なんですよ。そこに一般セルフの店のようなサービスは含まれてません。そこは県外の人にも理解はしてもらいたいなぁ。そうでないと製麺所でのうどん提供は続けられないです。なくなってしまうかもしれません。
山下うどんのホームページは、店主さんのこだわりやさぬきうどんの説明がわかりやすく掲載されてます。必見ですね。
「山下うどん」
(山下饂飩の看板の左下に件の「郵便局集配員休憩所」のプレートが見えます)
住所:香川県坂出市加茂町147-1
交通手段:JR予讃線 讃岐府中駅から1,006m 徒歩25分
電話:0877-48-1304
営業時間:08:30 - 14:30
定休日:月曜日・日曜日
ウェブサイト:https://yamashitaudon.shop/
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