【遍路みち 八十八】vol.5 「第九番 法輪寺」徳島県 阿波市 土成町
遍路みちシリーズ。
元日に二番札所、極楽寺から回り始めて、三番、四番、五番、六番、七番、八番、九番と来ました。だいたい次のお寺までの距離が2kmぐらいなので、クルマで10分も走れば着きます。ここまでの印象は、あまり参拝する人がいない・・・・元日はお遍路さん来ないのかなぁ。
古いお寺ですが、元々はここではなかったようです。4kmほど離れた北の山の中で、「白蛇山 法林寺」が1582年の戦火で焼失しています。1200年前からの遍路ですからねぇ。そりゃいろいろあるでしょう。
お寺のそばに一軒のお店がありました。「やきいも」ののぼりが立っています。せっかくなのでやきいもでも食べていこうと寄ってみました。
古い木造家屋のお店で、70代のおじいさんがひとりで営んでいました。薪ストーブかなぁ。その上に鍋を置いてやきいもを焼いています。1個100円と150円のがある。小さいのと大きいの。150円の大きいのを1個にしました。ついでに甘酒も注文しました。
やきいも食べるなんて何年ぶりかなぁ。甘くてホクホク。素朴でおいしい。おじいさん、小さいやきいもを1個おまけにくれました。甘酒はショウガを入れてもらって・・・・このとりあわせが昔なつかしい感じです。
「この辺のやきいもはなぁ。みんな鳴門金時じゃ。」
そういえば、子供の頃、扇町公園の近くにあった・・・・「よっさん、いもくれ50円がん!」の、片手のよっさんくのやきいもはこんなんじゃなくて、皮が厚くて茶色いやきいもだった。中は黄色いいもだったけどなぁ。
御納経の時にもらえる御影を集めたものですねぇ。こういうのを額縁に入れて売っていました。
「今年はうるう年だから、人が少ないねぇ。」
「え?」
「うるう年は逆打ちで八十八番の大窪寺から回るんや。」
あ?そういうことか。それで人が少なかったのか・・・・うーむ。幸か不幸か、一番の霊山寺には行けてないぞ。神様、仏様を信じない私もそうくると、このまま順打ちで回るのも抵抗あるかなぁ。八十八番から回るかなぁ。
「どこから来た?」
「高松から来た」
「高松な?高松はむかしよぅ遊びに行った。あのぅ小豆島行くフェリーのそばにソープランドがあってなぁ。」
ははは。いきなりそうきたか。・・・・今でもあの一帯はソープ街ですよ。私は行ったことないけど・・・みたいな話から始まって・・・八十八ヶ所は八十八の煩悩を消すために回ってるんじゃなかったっけ?おじいさん、煩悩だらけやん?(笑
おじいさんは建築関係の仕事をしていて9年くらい前に辞めて、この店を直して商売を始めたとのことでした。建築業界が景気がよくないそうで・・・・材料が入って来ない・・・・今の2x4の住宅も材料のほとんどはアカマツで、大半がロシアのものだったそうです。それがウクライナとの戦争の関係で輸入できなくなって入って来ない。国内にもアカマツはあるにはあるけど・・・・徳島にも木はあるそうですが、切る木こりがいない。昔は木こりがいたんだけどなぁ。今は若いモンがいないからなぁ・・・・・あぁ、業界は違うけど、うちの工場のような製造業も同じですよ。旋盤やフライス・・・・今はマシニングで自動でできますけど・・・・油に汚れてやる仕事をする若いモンがいません。みんなベトナム実習生です。
そうなんよなぁ。少子化の影響かなぁ。日本はどうなるんかなぁ・・・・外国にやられっぱなしや。岸田じゃいかんなぁ。自民党じゃ。いまも裏金の問題でもめてるやん。とはいっても他の政党もなぁ。代わりがないなぁ。維新も立民も国民民主も・・・共産党でもないやろ。結局、自民党か・・・・岸田の代わりがおらんのぉ。
というような話から、公務員もなぁ・・・この前、夏に役場行ったら寒いぐらい冷房効かして、「農家の人は暑い中外で汗水たらして働いてるのに、こんな寒いぐらい冷房効かして、税金の無駄遣いじゃ!」ってどなりあげてやったわ。それ以来、温度設定上げて、暑くないくらいの温度になったけどな。
おじいさんといろんな話で盛り上がりまして・・・・30分以上いました。(笑 まぁ、これも縁ですね。旅で会う人のぬくもりを感じ、また自然の雄大さを知る。1200年前のお大師様の軌跡を辿る八十八ヶ所、この先もきっとこういう縁があるような気がします。
というわけで、次は・・・去年も紅葉を見に行ってますが・・・八十八番、大窪寺から仕切り直ししましょう。ということは、ホームの香川県からですね。
元日に二番札所、極楽寺から回り始めて、三番、四番、五番、六番、七番、八番、九番と来ました。だいたい次のお寺までの距離が2kmぐらいなので、クルマで10分も走れば着きます。ここまでの印象は、あまり参拝する人がいない・・・・元日はお遍路さん来ないのかなぁ。
古いお寺ですが、元々はここではなかったようです。4kmほど離れた北の山の中で、「白蛇山 法林寺」が1582年の戦火で焼失しています。1200年前からの遍路ですからねぇ。そりゃいろいろあるでしょう。
お寺のそばに一軒のお店がありました。「やきいも」ののぼりが立っています。せっかくなのでやきいもでも食べていこうと寄ってみました。
古い木造家屋のお店で、70代のおじいさんがひとりで営んでいました。薪ストーブかなぁ。その上に鍋を置いてやきいもを焼いています。1個100円と150円のがある。小さいのと大きいの。150円の大きいのを1個にしました。ついでに甘酒も注文しました。
やきいも食べるなんて何年ぶりかなぁ。甘くてホクホク。素朴でおいしい。おじいさん、小さいやきいもを1個おまけにくれました。甘酒はショウガを入れてもらって・・・・このとりあわせが昔なつかしい感じです。
「この辺のやきいもはなぁ。みんな鳴門金時じゃ。」
そういえば、子供の頃、扇町公園の近くにあった・・・・「よっさん、いもくれ50円がん!」の、片手のよっさんくのやきいもはこんなんじゃなくて、皮が厚くて茶色いやきいもだった。中は黄色いいもだったけどなぁ。
御納経の時にもらえる御影を集めたものですねぇ。こういうのを額縁に入れて売っていました。
「今年はうるう年だから、人が少ないねぇ。」
「え?」
「うるう年は逆打ちで八十八番の大窪寺から回るんや。」
あ?そういうことか。それで人が少なかったのか・・・・うーむ。幸か不幸か、一番の霊山寺には行けてないぞ。神様、仏様を信じない私もそうくると、このまま順打ちで回るのも抵抗あるかなぁ。八十八番から回るかなぁ。
「どこから来た?」
「高松から来た」
「高松な?高松はむかしよぅ遊びに行った。あのぅ小豆島行くフェリーのそばにソープランドがあってなぁ。」
ははは。いきなりそうきたか。・・・・今でもあの一帯はソープ街ですよ。私は行ったことないけど・・・みたいな話から始まって・・・八十八ヶ所は八十八の煩悩を消すために回ってるんじゃなかったっけ?おじいさん、煩悩だらけやん?(笑
おじいさんは建築関係の仕事をしていて9年くらい前に辞めて、この店を直して商売を始めたとのことでした。建築業界が景気がよくないそうで・・・・材料が入って来ない・・・・今の2x4の住宅も材料のほとんどはアカマツで、大半がロシアのものだったそうです。それがウクライナとの戦争の関係で輸入できなくなって入って来ない。国内にもアカマツはあるにはあるけど・・・・徳島にも木はあるそうですが、切る木こりがいない。昔は木こりがいたんだけどなぁ。今は若いモンがいないからなぁ・・・・・あぁ、業界は違うけど、うちの工場のような製造業も同じですよ。旋盤やフライス・・・・今はマシニングで自動でできますけど・・・・油に汚れてやる仕事をする若いモンがいません。みんなベトナム実習生です。
そうなんよなぁ。少子化の影響かなぁ。日本はどうなるんかなぁ・・・・外国にやられっぱなしや。岸田じゃいかんなぁ。自民党じゃ。いまも裏金の問題でもめてるやん。とはいっても他の政党もなぁ。代わりがないなぁ。維新も立民も国民民主も・・・共産党でもないやろ。結局、自民党か・・・・岸田の代わりがおらんのぉ。
というような話から、公務員もなぁ・・・この前、夏に役場行ったら寒いぐらい冷房効かして、「農家の人は暑い中外で汗水たらして働いてるのに、こんな寒いぐらい冷房効かして、税金の無駄遣いじゃ!」ってどなりあげてやったわ。それ以来、温度設定上げて、暑くないくらいの温度になったけどな。
おじいさんといろんな話で盛り上がりまして・・・・30分以上いました。(笑 まぁ、これも縁ですね。旅で会う人のぬくもりを感じ、また自然の雄大さを知る。1200年前のお大師様の軌跡を辿る八十八ヶ所、この先もきっとこういう縁があるような気がします。
というわけで、次は・・・去年も紅葉を見に行ってますが・・・八十八番、大窪寺から仕切り直ししましょう。ということは、ホームの香川県からですね。
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