【遍路みち 八十八】vol.4 「第二番 極楽寺」徳島県 鳴門市 大麻町
遍路みちシリーズ。昨年の6月に「空海展」の展示を見て感動してから、四国八十八ヶ所を改めて回らねば・・・・2年間の唐の滞在中に書いた弘法大師のノート。5mmくらいの小さい字がびっしり書き込まれて、それがしかも達筆でものすごく綺麗な字でした。あのノートに密教や土木、薬学、様々な情報が書き込まれて、日本に伝わったわけです。それを見た衝撃は忘れられません。
ひらがなはまだないですね。ひらがなも弘法大師が作ったという説がありますが・・・不明です。平安時代は漢字で綴っていた・・・・漢文を書けたということでしょうか、当時の中国、唐でも筆談で意思疎通はできたでしょうね。現在の中国の簡体字は毛沢東が60年前の文化大革命で作ったものなので、1200年前・・・9世紀の中国と日本はほぼ同じ漢字を使っていたことでしょう。(漢字が日本へ伝わったのが5世紀頃です)いや、弘法大師は中国語を話せたようですから問題ないですね。いずれにしろ当時の唐は日本にとっては先進国です。その先進国の技術情報と仏教の基となる密教を日本に持ち帰った偉大な人物に感動しました。
今年は1番から回ろうと決意しました。元日の朝、一番札所、霊山寺(りょうぜんじ)へ向かいましたが、その手前2kmぐらいで渋滞して30分ぐらい経っても50mも進まない状態になりました。どうやら霊山寺の裏にある大麻比古神社へ参拝する人の列のようです。徳島で初詣に行く神社といえば、ここだそうです。・・・・香川県人なので全く知りませんでした。
一番札所から始めなければ・・・・とは思いましたが、二番から行きましょう。実はすぐ近くです。
立派な朱色の山門です。「二番 極楽寺」・・・・と「水曜どうでしょう」風に終わってはいけません。(笑 本堂まで行きます。
平地にあるお寺で、比較的来やすい場所です。境内は広くて整備されています。
般若心経の現代語訳が掲示されていました。これは興味深い。なぜ、これがここに掲げられてあるのか?前にも書きましたが、八十八ヶ所はスタンプラリーではありません。弘法大師が修行をされた跡を巡礼し、八十八の煩悩を消し去り、願いが叶う修行の旅です。各お寺で般若心経を読経することで納経し、回るわけです。
が・・・すみません。地獄も極楽も信じない。神様も仏様も信じない私は・・・・ただ、お寺を巡る旅です。その詳細はvol.1に書いています。
般若心経・・・・お遍路をしている人たちがどこまで理解できるのか。これ、漢字の羅列ですが不自然だと思ったことはないでしょうか?平安時代の弘法大師が唐へ渡り、長安の青龍寺の恵果和尚から学んだ密教です。(長安・・・・現在の西安の青龍寺も死ぬまでに訪問したい場所です)密教とはインドの大乗仏教が基にあるので、原文はサンスクリット語です。その音から意味の近い漢字を当てています。
そしてその内容は、観自在菩薩と弟子のシャーリプトラの会話です。
「悟りを得て苦しみから脱却するにはどうすればよいでしょう」
「この世にあるものはすべて実体がないのだよ。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、心も存在しないのだよ。だからひとつのことに執着したり、価値観に捉われる必要はないのだよ。」
・・・・・人間の五感と第六感すら意味がない・・・・第七感、セブンセンシズに目覚めた時に黄金聖闘士になれるって・・・・聖闘士星矢の流れはここにあるのか・・・・かなり精神的な内容ですねぇ。深い。死への恐れや不安から解き放たれる内容だと思います。私が独自に考えてた内容に近い気がします。
本堂に参拝します。白装束のお遍路さんが般若心境を読経されています。この世にあるものはすべて実体がない・・・・イメージされてるんでしょうか。
境内には、なんと弘法大師お手植えの長命杉がそびえ立っています。1200年前ですよね?たしかに樹齢1000年以上っぽいですが・・・弘法大師が大蛇を退散させた蛇巻石も1200年前ですから同じ時期のものですね。もしも本当のことであればすごいことです。この先、こういうものが色々待ち受けているのかと思うとワクワクしますね。
私の部屋の隣にある神棚に祀られてる不動明王様がいますね。子供の頃から身近にいますので、とても親近感を感じます。
とまぁ、こんな感じで2024年の遍路みちの旅が始まりました。
ひらがなはまだないですね。ひらがなも弘法大師が作ったという説がありますが・・・不明です。平安時代は漢字で綴っていた・・・・漢文を書けたということでしょうか、当時の中国、唐でも筆談で意思疎通はできたでしょうね。現在の中国の簡体字は毛沢東が60年前の文化大革命で作ったものなので、1200年前・・・9世紀の中国と日本はほぼ同じ漢字を使っていたことでしょう。(漢字が日本へ伝わったのが5世紀頃です)いや、弘法大師は中国語を話せたようですから問題ないですね。いずれにしろ当時の唐は日本にとっては先進国です。その先進国の技術情報と仏教の基となる密教を日本に持ち帰った偉大な人物に感動しました。
今年は1番から回ろうと決意しました。元日の朝、一番札所、霊山寺(りょうぜんじ)へ向かいましたが、その手前2kmぐらいで渋滞して30分ぐらい経っても50mも進まない状態になりました。どうやら霊山寺の裏にある大麻比古神社へ参拝する人の列のようです。徳島で初詣に行く神社といえば、ここだそうです。・・・・香川県人なので全く知りませんでした。
一番札所から始めなければ・・・・とは思いましたが、二番から行きましょう。実はすぐ近くです。
立派な朱色の山門です。「二番 極楽寺」・・・・と「水曜どうでしょう」風に終わってはいけません。(笑 本堂まで行きます。
平地にあるお寺で、比較的来やすい場所です。境内は広くて整備されています。
般若心経の現代語訳が掲示されていました。これは興味深い。なぜ、これがここに掲げられてあるのか?前にも書きましたが、八十八ヶ所はスタンプラリーではありません。弘法大師が修行をされた跡を巡礼し、八十八の煩悩を消し去り、願いが叶う修行の旅です。各お寺で般若心経を読経することで納経し、回るわけです。
が・・・すみません。地獄も極楽も信じない。神様も仏様も信じない私は・・・・ただ、お寺を巡る旅です。その詳細はvol.1に書いています。
般若心経・・・・お遍路をしている人たちがどこまで理解できるのか。これ、漢字の羅列ですが不自然だと思ったことはないでしょうか?平安時代の弘法大師が唐へ渡り、長安の青龍寺の恵果和尚から学んだ密教です。(長安・・・・現在の西安の青龍寺も死ぬまでに訪問したい場所です)密教とはインドの大乗仏教が基にあるので、原文はサンスクリット語です。その音から意味の近い漢字を当てています。
そしてその内容は、観自在菩薩と弟子のシャーリプトラの会話です。
「悟りを得て苦しみから脱却するにはどうすればよいでしょう」
「この世にあるものはすべて実体がないのだよ。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、心も存在しないのだよ。だからひとつのことに執着したり、価値観に捉われる必要はないのだよ。」
・・・・・人間の五感と第六感すら意味がない・・・・第七感、セブンセンシズに目覚めた時に黄金聖闘士になれるって・・・・聖闘士星矢の流れはここにあるのか・・・・かなり精神的な内容ですねぇ。深い。死への恐れや不安から解き放たれる内容だと思います。私が独自に考えてた内容に近い気がします。
本堂に参拝します。白装束のお遍路さんが般若心境を読経されています。この世にあるものはすべて実体がない・・・・イメージされてるんでしょうか。
境内には、なんと弘法大師お手植えの長命杉がそびえ立っています。1200年前ですよね?たしかに樹齢1000年以上っぽいですが・・・弘法大師が大蛇を退散させた蛇巻石も1200年前ですから同じ時期のものですね。もしも本当のことであればすごいことです。この先、こういうものが色々待ち受けているのかと思うとワクワクしますね。
私の部屋の隣にある神棚に祀られてる不動明王様がいますね。子供の頃から身近にいますので、とても親近感を感じます。
とまぁ、こんな感じで2024年の遍路みちの旅が始まりました。
この記事へのコメント
https://pub.hozokan.co.jp/book/b522334.html
東本願寺の仏教書専門店でレプリカが145万円で売られています。
平安初期、空海が「寝食を忘れて書写に労」され請来された新訳の経典集で、密教弘通に、日本文化史上にかけがえのない役割をはたし、伝橘逸勢筆や唐人の筆など書道上からも貴重なものをコロタイプ印刷で復元。*受注制作となりますので納品までに数か月お時間を頂戴致します。
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・・・・すごい。買う人がいるんだろうな。