丹下健三の県営住宅!
香川県庁庁舎が世界的建築家、丹下健三によるデザインだというのは、高松市民なら大抵の人は知っています。丹下健三・・・残念ながら2005年に91歳で亡くなってますが、一番最近の建造物としては、現行の東京都庁舎があります。それ以外は、代々木体育館、あの変わったカタチをした体育館ですね。大昔、浜田省吾のコンサート観にいきました。広島平和記念資料館・・・原爆ドームを見に行ったら必ず行く、あの建物です。そして高松ではこれも有名ですが船の形をした体育館。賛否両論あり、残念ながら老朽化のため解体されることが決定してます。まだ壊してないと思う。
丹下健三に影響を与えたのが・・・フランスの建築家、ル・コルビュジエです。6年前に映画で観ました。
映画サロン vol.85 「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」(長文注意)東座とえんぱーく
そのル・コルビュジエが提唱する近代建築の五原則
ピロティ(柱を残して空間をつくる)
屋上庭園
自由な平面
水平連続窓
自由な立面
が丹下健三デザインの香川県庁舎にも取り入れられてます。同じ頃、市内の建築事務所で設計されたうちの家も・・・・微妙に影響を受けてます。(笑 ピロティはないなぁ・・・屋上庭園は作ろうと思ってます。自由な平面はあるような・・・・水平連続窓・・・かもしれない。自由な立面・・・で構成されてると思います。
香川県庁舎、現在は新庁舎ができていますが、旧庁舎の1階ロビーは、この県庁舎の資料がたくさん展示されています。65年前に作られたものとは思えないくらい、古さを感じさせません。さすがです。
猪熊弦一郎のアートも1階ロビーにありますね。
この中心に階段、エレベーター、トイレが集中して、背骨のように建物の構造を支えているのが特徴だそうです。
その猪熊弦一郎に「こんなデザインはどうでしょうか?」と丹下健三が書いた手紙も展示されています。昭和32年ごろの話です。当時、猪熊弦一郎はニューヨークにいて・・・丹下健三が、「ニューヨークではお世話になりました。・・・あれからブラジル、ヨーロッパ、インドを回りまして・・・沢山の建築家たちと会う機会がありまして収穫でした。」・・・・昭和32年・・・私が生まれる7年前。66年前じゃん?1ドル360円の時代に、こんな話が日本とニューヨークの間で(エアーメールでしょうねぇ。一般人には縁がないです。)交わされてたって・・・・どちらも雲の上の人ですね。
猪熊弦一郎は、以前丸亀の美術館に行きましたが・・・あの自画像の人です。晩年の作品は・・・かなりインパクトあるものでしたね。
丹下健三の作品がいくつか紹介されてました。ここで「あ!」と思いました。
「高松一宮住宅団地」
があります。今年の春にたまたま一宮のあたりに行く用事があって・・・あの辺り、戦争で焼かれてないんで、区画整理されなく道が狭いんですよね。で、ウロウロしてる時に衝撃を受けました。
なんだ?この県営住宅は?・・・・めちゃ変わってる。・・・と思って、写真を撮った場所です。
1987年・・・昭和62年・・・ギリギリ昭和の時代に完成した建物です。県庁よりも新しいとはいえ、36年前の建造物です。
私も20代は観音寺の県営住宅に住んでいましたが・・・・全然違う。モダンな作りですね。今は県営住宅に住む人って・・・・どういう人なんだろう?たぶん家賃は民間よりも安いと思います。たしか低所得者が住めるように、収入制限がありますね。
団地なのに、人の姿が見えなくて・・・・SF映画のワンシーンのようです。一宮なのに・・・まるで異世界。
斜めにカットされたテラスがあるデザイン。この角度はなかなかないですね。印象に残ります。・・・・って、これ撮ってる時は丹下健三のデザインって知らないで撮ってます。(笑
後ろ側は至って普通な感じです。
外壁を白く改修してます。こうなるとなんかヨーロッパのリゾート地みたいに見えますね。人気の県営住宅じゃないんかなぁって思います。ただ・・・たぶん、間取りは今にしたら狭いかなぁ。観音寺の県営住宅と同じでしょう。
これ車止めのカタチ見てください。テラスと同じ角度でデザインされてます。車止めとしては・・・緩いですね。デザイン優先。こんなカタチの車止め、見たことないです。
こっちは棟番号は「Y-12」。上から見るとYの字のスターハウス。老朽化のせいか、居住はしてないようです。この構造も斬新ですよね。中央に階段があって、放射状に居住スペースが作られてる。
これも残念ながら船の体育館同様、解体されるんでしょうねぇ。
ということで、旧香川県庁舎・・丹下健三・・猪熊弦一郎・・ル・コルビュジエ・・一宮県営住宅・・・と繋がった日でした。
この庭園もいいですねぇ。
丹下健三に影響を与えたのが・・・フランスの建築家、ル・コルビュジエです。6年前に映画で観ました。
映画サロン vol.85 「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」(長文注意)東座とえんぱーく
そのル・コルビュジエが提唱する近代建築の五原則
ピロティ(柱を残して空間をつくる)
屋上庭園
自由な平面
水平連続窓
自由な立面
が丹下健三デザインの香川県庁舎にも取り入れられてます。同じ頃、市内の建築事務所で設計されたうちの家も・・・・微妙に影響を受けてます。(笑 ピロティはないなぁ・・・屋上庭園は作ろうと思ってます。自由な平面はあるような・・・・水平連続窓・・・かもしれない。自由な立面・・・で構成されてると思います。
香川県庁舎、現在は新庁舎ができていますが、旧庁舎の1階ロビーは、この県庁舎の資料がたくさん展示されています。65年前に作られたものとは思えないくらい、古さを感じさせません。さすがです。
猪熊弦一郎のアートも1階ロビーにありますね。
この中心に階段、エレベーター、トイレが集中して、背骨のように建物の構造を支えているのが特徴だそうです。
その猪熊弦一郎に「こんなデザインはどうでしょうか?」と丹下健三が書いた手紙も展示されています。昭和32年ごろの話です。当時、猪熊弦一郎はニューヨークにいて・・・丹下健三が、「ニューヨークではお世話になりました。・・・あれからブラジル、ヨーロッパ、インドを回りまして・・・沢山の建築家たちと会う機会がありまして収穫でした。」・・・・昭和32年・・・私が生まれる7年前。66年前じゃん?1ドル360円の時代に、こんな話が日本とニューヨークの間で(エアーメールでしょうねぇ。一般人には縁がないです。)交わされてたって・・・・どちらも雲の上の人ですね。
猪熊弦一郎は、以前丸亀の美術館に行きましたが・・・あの自画像の人です。晩年の作品は・・・かなりインパクトあるものでしたね。
丹下健三の作品がいくつか紹介されてました。ここで「あ!」と思いました。
「高松一宮住宅団地」
があります。今年の春にたまたま一宮のあたりに行く用事があって・・・あの辺り、戦争で焼かれてないんで、区画整理されなく道が狭いんですよね。で、ウロウロしてる時に衝撃を受けました。
なんだ?この県営住宅は?・・・・めちゃ変わってる。・・・と思って、写真を撮った場所です。
1987年・・・昭和62年・・・ギリギリ昭和の時代に完成した建物です。県庁よりも新しいとはいえ、36年前の建造物です。
私も20代は観音寺の県営住宅に住んでいましたが・・・・全然違う。モダンな作りですね。今は県営住宅に住む人って・・・・どういう人なんだろう?たぶん家賃は民間よりも安いと思います。たしか低所得者が住めるように、収入制限がありますね。
団地なのに、人の姿が見えなくて・・・・SF映画のワンシーンのようです。一宮なのに・・・まるで異世界。
斜めにカットされたテラスがあるデザイン。この角度はなかなかないですね。印象に残ります。・・・・って、これ撮ってる時は丹下健三のデザインって知らないで撮ってます。(笑
後ろ側は至って普通な感じです。
外壁を白く改修してます。こうなるとなんかヨーロッパのリゾート地みたいに見えますね。人気の県営住宅じゃないんかなぁって思います。ただ・・・たぶん、間取りは今にしたら狭いかなぁ。観音寺の県営住宅と同じでしょう。
これ車止めのカタチ見てください。テラスと同じ角度でデザインされてます。車止めとしては・・・緩いですね。デザイン優先。こんなカタチの車止め、見たことないです。
こっちは棟番号は「Y-12」。上から見るとYの字のスターハウス。老朽化のせいか、居住はしてないようです。この構造も斬新ですよね。中央に階段があって、放射状に居住スペースが作られてる。
これも残念ながら船の体育館同様、解体されるんでしょうねぇ。
ということで、旧香川県庁舎・・丹下健三・・猪熊弦一郎・・ル・コルビュジエ・・一宮県営住宅・・・と繋がった日でした。
この庭園もいいですねぇ。
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