【秘密基地ごっこキャンプ】vol.24 「男木島灯台キャンプ場」高松市 男木町

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キャンプネタのつづき。台風7号が近づいてます。雲が多く天気はよくないです。

女木島から北へ20分。男木島に着きました。

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1年近くぶりですねぇ。エーゲ海の島のような眺めは相変わらず魅力的です。

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男木島で降りる人のほとんどは、観光客ではなく島民のみなさんか、実家に帰ってきた人のようです。8月14日・・・・お盆の真っ只中。飲食店の案内。全部休み。そりゃお店も休みですよねぇ。・・・・円(まどか)のひしおのぶっかけうどん。2日前に予約しないと食べられないって・・・2日前から電話してるのにつながらないのは休みだったってことか。残念。

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ダモンテ商会さんは営業してます。さすがです。

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でもお客さんは全然いない。愛想のいい元スタバ店長の奥さん。笑顔が素敵です。この前はバスクのチーズケーキしか食べられなかったんで・・・・今回はオイルサーディンのサンドイッチとコーヒー・・・・の前に

「冷えたビールありますか?」

「ありますよ!」

さすがです。パン屋さんですよね?(笑)

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高松のせとうちブルワリーのビール。やっぱ冷えたビールは最高!

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そしてオイルサーディンのサンドイッチ。これもまたうまい。魚のサンドイッチって・・・・日本ではあまり見ないですが、ヨーロッパの方ではメジャーですよね。たしか私の行きたい場所のひとつ。イスタンブールのサバサンド。あれ食べたいんだよなぁ。たぶん、そんな感じのノリのオイルサーディンのサンドイッチ。イワシだから青魚ってとこが共通点。それがパンに合うってことか。

このパンと魚の取り合わせが新鮮。あ、フィレオフィッシュとかあるけど、またちょっと違うな。オイルサーディンサンド。やみつきになりそうです。

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トレーを返しに行ったついでに「すみません。バスクチーズケーキはありますか?」

「ありますよ!」

これも食べないと・・・・・いいっすねぇ。毎回焼き具合が違う・・・・たしかにこの前よりももっとトロってなってる。このトロトロ・・・・濃厚な味でたまらん。表面のコゲのほろ苦さもいい。そういえば、この前のイタリアンのお店、ミオパエーゼでもバスクチーズケーキがあるそうな。そっちも試したいなぁ。こうやって食の連鎖が広がっていくんかなぁ。

「今日は灯台キャンプ場でキャンプします。」

「ええっ?台風が来てるけど大丈夫かなぁ。明日はフェリー欠航になりそうよ。」

「ヤバそうだったら灯台のトイレに避難します。あそこ頑丈そうだから。それに食料はあるので明後日までいても大丈夫です。」

「そうなんですね。気をつけてくださいね。」

「はーい。ありがとうございまーす。」

って感じで奥さんとコミュニケーションして・・・・・

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灯台に行くと店も何もなくなってしまうんで、思い残すことがないよう他に開いてる店がないかを確認しよう。

よこづけはダモンテ商会さんの店につづく階段の下に置いてあるので、歩いてこの男木島の魅力の細い坂道を探検。前回は瀬戸芸開催中だったから、まぁワサワサと県外人がいっぱい沸いてたけど、今はほとんど誰もいない。男木島、独り占め状態。

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前に来た「つきうみバール」でモヒート飲んでいこう!・・・・・あれ?看板出てないし・・・・廃墟になってる。あ、レモンツリーホテルを作ってるんだ・・・・東京から移住したって言ってたあの娘はもういないのかなぁ。

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あんなにいっぱい人がいたドリームカフェも休眠中。

前回ランチ食べた「ゆくる」さんは貸切のため入れず。まぁ、しょうがないか。

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セミのぬけがらがいいねぇ。瀬戸芸から1年。次の開催まであと2年。みんな充電中なのね。

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ダモンテ商会さんへ上がる階段。このふもとの海征食堂。やってないのかと思ったら営業してました。前回来た時もずっと気になってたお店。

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サザエ飯。アツアツの炊き立て。800円。サザエ倍盛りしたかったな。

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タコの唐揚げ。しかも揚げたて。800円。ビールはさっき飲んだので、ここは食べることに専念。サザエ飯が少し薄味だったので、このタコの唐揚げといっしょに食べるとちょうどいい感じになった。満足満造!これで心置きなく辺境の灯台キャンプ場へ旅立てる。

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そうそう、一番肝心な・・・・カセットコンロのボンベが空になったんだった。1本で足りると思ったら、カレーを煮込むのに意外にガスを消費したらしく、朝食のベーコンエッグの途中でなくなったんだった。おかげで追い飯で食べようと思ってたカレーうどんが食べられなかったんだった。

港の案内所でどこかガスボンベ売ってるところないかと聞いたら、「JAにたぶんあると思う」って・・・・港から歩いて30秒のJAさん。看板もない、ふつうの地味な建物で・・・・半分JAの事務所で、半分が日用雑貨、食料品を売ってるよろずやだった。男木島のコンビニ。そりゃ島の人が買い物するところもあるよなぁ。よかった。ガスボンベ3本で420円。もしも売ってるところがなかったら、フェリーに乗って家までボンベ取りに帰ろうかと思ってた。よかった。

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よし!灯台に向けて出発!灯台までの距離は2km。自転車で2kmならすぐだと思うでしょう?いやいや、それが・・・・いきなりこんな坂道登るんですよ。キャンプ道具一式満載のよこづけでこいで走ることはおろか、押して登るのも困難。1m進んではブレーキ握って休憩。「νガンダムのパワーは伊達じゃない!」を何十回も繰り返しました。

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こんな坂道です。この坂を登るしか自転車で行く道はありません。他は階段ですから・・・・油断するとドリフのコントのように坂道を下に落ちます。ほんとにヤバイ。

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その後、少し角度は緩くなるものも、こいでは登れず。押して行くしかない。半分は上り坂、半分は下り坂。ほんとに心折れそうになりました。前回は歩きでしたからねぇ。楽でした。なんとか休憩、水分補給しながら頂点を過ぎると後は灯台まで下り坂。やれやれです。

ただ、下り坂はいいんですが、道も悪くてスピードがどんどん増していきますから・・・・止まれなくなります。重量が意外に重いですからねぇ。走行するよこづけと私の運動エネルギーが大きいです。あ、私の質量が重いのか。(笑)前後ブレーキをかけっぱなしではなく、交互にかけながら・・・・というのは、子供の時の経験からです。坂道で自転車のブレーキをかけっぱなしだと、ブレーキが高熱になって効かなくなるのです。ブレーキの熱を放熱しながら下ります。

五色台の下りを自転車で降りた時に、ものすごいスピードになってブレーキが効かなくなって、カーブに突っ込んだことがあります。あと栗林トンネルからの下りの百舌鳥坂も。今は高徳線が高架になってますが、子供の頃は踏切でした。止まらなくなって前方に見える踏切の警報器がなって遮断機が降り始めた時は「死ぬ!」って思いました。が、直前でわざと転んでなんとか止まりました。

あとは、ブレーキかける力をずっとかけ続けるとワイヤーがプッツンって切れるやつ。それも何回かあったので、じわじわブレーキをかけました。プッツンと切れた瞬間、もう止まる術がなくなりますからね。それもヤバい。おばちゃんの形見のよこづけ。壊すわけにはいきません。ヒヤヒヤもんです。

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結局、灯台まで30分かかりました。こんなに辛いとは・・・・

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ここがキャンプ場。県の施設で使用料は無料です。予約はできないと思ったんですが、ネットからできるようです。

さて、どこにテントは張ろうかと算段してるところに管理人さんがやってきました。

「すみません。台風が近づいてて、明日のフェリーが欠航することが決まりましたので、キャンプ場は今日は閉鎖します。」

とのこと。マジすか?荷物積んで必死で押してここまで来たのに・・・・・・キャンプできない?台風のキャンプわくわくで来たのに・・・・・残念です。まぁ、そういうバカが事故を起こしても管理側の責任になりますから・・・・迷惑をかけないよう。残念ですが帰りましょう。

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ここロケーション最高なんですけどねぇ。すぐ目の前の海を右に左に船が往来するところで・・・・夕日も見れて朝日も見られる。こっちが西側。夕陽が見える瀬戸大橋側ね。

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こっちが東側。潮の流れが結構早いんですね。ここは遊泳禁止ですからね。泳いじゃいけません。流されます。

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あぁ、残念。名残惜しいなぁ。せっかくここまで来たのに・・・・・疲労回復のため少し休憩して・・・・また30分。来た道を押して戻ります。運動したくないのに・・・いい運動になった。

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もう本当にヘロヘロで男木港へ戻ってきました。もう一回、階段の上のダモンテ商会さんへ行って、奥さんが「あれっ?」って顔で私を見て・・・・カクカクシカジカでキャンプできずにこれから帰りますと伝えて・・・・冷えたビールを飲んで生き返りました。

この時、テラスにいた20代の男女、7、8人グループが広東語を話してるのを聞いて・・・・「香港人でしょう?」って話しかけたらその通りでした。香港エクスプレスの高松直行便が片道2万円くらいなんだもん。そりゃ来るよ。っていうか、私もそのうちそっちへ行くよ。(笑

私はキャンプしようと思って高松から来たけど、台風でできなくて帰る・・・・あなたたちは今日はここに泊まるの?って聞いたら「高松に泊まる」って言ってたので、船が欠航になる前に高松に帰った方がいいと言っておきました。元気があれば「今晩、高松でいっしょに飲もう!」って言うところですが・・・・・さすがに体力消耗して・・・・その元気はなかったですねぇ。

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結局、彼ら、彼女たちも同じ船で高松に帰って来ました。残念ですねぇ。お盆の島キャンプ続けて2泊できると思ったんですが・・・・・自然が相手なのでこういうこともあります。まぁキャンプはできなかったですけど、男木島は楽しめました。おばちゃんのよこづけ大活躍で無事帰ってこれました。よかった。また活躍するシーンがあるでしょう。

男木島灯台キャンプ場は、また日を改めて訪問しましょう。

しかしまぁ・・・・来年60歳のおっさんが、よくこんなことして遊びますねぇ。我ながら感心します。(笑

「男木島灯台キャンプ場」

住所:香川県高松市男木町1062-3

交通手段:高松港からフェリーで40分。男木港から徒歩20分

利用期間:年中無休

利用料:無料。ただし下記ホームページより予約が必要

高松市の施設で男木島観光協会が管理しています。

ホームページ:https://ogijima.site/camp-reservation/ 

この記事へのコメント

けいつ~
2023年08月17日 10:45
日が経つにつれ、悔しさが増してきた。
今シーズン中にリベンジ!

もう少し涼しくなったら、キャンプしに行こう!

今度は準備万端、男木島のみで出撃。

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