【遍路みち 八十八】vol.1 愛媛県 久万高原町 「四十四番 大宝寺(だいぼうじ)」
お寺ネタです。
新シリーズ。とうとう私もお寺を巡るような年齢になってしまいました。(笑)四国八十八か所。前々からいつかは回らないといけない・・・・そう思い始めて久しいですが、先日、久万高原へキャンプに行った時にふと「そういえばこの近くに八十八ヶ所のお寺があったような・・・・」。
少し前に「水曜どうでしょう」で大泉洋が八十八ヶ所を回ってるシリーズをyoutubeで見てから、だいぶ親近感が湧きました。彼らは最初に3泊4日で車で八十八ヶ所を回っています。たしか受験生に「我々も頑張ってるから君らも頑張れ」とエールを送る意味で回ったのですが、いつものようにただただ車で移動。レンタカーで回る「ヨーロッパ21ヶ国完全制覇」と同じようなノリで四国を回ります。お寺に参拝して読経。御朱印をいただく本来のお遍路とは違う「水曜どうでしょう」スタイルの八十八ヶ所。いやいや、そこまでじゃないけど、ふつうにお寺を巡って・・・・読経まではしませんが、参拝していきましょう。
本来なら徳島にある一番札所の「霊山寺(りょうぜんじ)」から回る「順打ち」がオーソドックスですが、特に決まりはなくどこから始めてもいいそうです。今回訪れたのは、八十八ヶ所のちょうど半分、四十四番札所の大宝寺(だいぼうじ)です。
標高490mの久万高原にあり、「中札所」といわれています。また四十三番札所から78kmも離れており、山の中でもあることから「遍路ころがし」とも呼ばれています。たしかに歩いて回るお遍路さんにとっては難所ですなぁ。・・・・もちろん私は車で回ります。
駐車場からは歩いて本堂まで。入口は高い木々に囲まれ鬱蒼とした雰囲気のあるところです。偶然、お遍路さんが写ってるのがいいですねぇ。本来は白衣に菅笠、首から和袈裟をかけ、金剛杖をついて回るのが基本スタイルです。家にも両親が買った白衣と和袈裟はありました。いえ、私はそこまでの信心ではないので・・・・家は真言宗で、仏さんのことは跡取りの私が継いでやります。
ただ私個人は「死んだら魂は消えて無くなる。極楽も地獄もない。宗教は弱い人間を救うためのもの。死に対する不安を取り除き、どう生きるべきかを導く精神的なものであって、偶像崇拝は本来の宗教ではない。仏事は死んだ霊を慰めるのではなく、現世に残された人のための行事」と思っています。だからと言って宗教を否定するわけではなく、信じる人は信じる人。信じるものは救われる・・・・それは事実でしょう。人それぞれだと思います。ただ、祈ることで奇跡が起きる・・・・というのは少し違うと思います。
偶像崇拝を否定するけど、神社やお寺には参拝する・・・・というところが矛盾しますが、単純にお参りすることで心は落ち着きますので、参拝は今まで通りします。参拝は好きです。
この左側の小道を上がっていきます。
八十八ヶ所。高松市周辺にあるいくつかのお寺・・・・八栗寺なんかは小さい頃から初詣に行ったりしてよく知ってますが、それ以外のお寺はほとんど知りません。
先日、善通寺へ行った時にも書きましたが、今年は弘法大師生誕1250年の年。その弘法大師が修行をした88のお寺を巡る巡礼が「お遍路さん」です。ありがたく回りましょう。それにしても意外な山道です。
途中にある見事な山門。水曜どうでしょうは本堂まで行かずにここで「四十四番大宝寺!」って言うのを撮るだけですから。それはいかんでしょう。ちゃんと本堂でお参りしましょう。大宝寺は701年に文武天皇の勅願で建立された由緒あるお寺。1320年前のことです。すごいですねぇ・・・・・
山門には「菅生山」と書かれてますが、保元の乱・・・・歴史覚えてますか?1156年・・・弘法大師の350年後です。後白河天皇が病を患い、この寺に祈願したところ治癒したので、妹を住職として出家させた・・・・そうです。病気平癒のお寺。ありがたいお寺です。
本堂でお参りすると、白衣に菅笠の外国人のお遍路さんがいました。時代ですねぇ。バックパッカーかなぁ。しかし、本当にこのお寺は木々に囲まれた雰囲気のあるお寺です。癒されますね。お寺に来た記念に御朱印をもらおうかと思いましたが、納経帳に御朱印をもらうのは、本殿で読経か写経をしたことに対する証書のようなものでスタンプラリーではありません・・・・と八十八ヶ所のガイドページに書いてあったので、たしかにそうだな、本殿で黙々と読経してるお遍路さんを見ると私のようなものが御朱印をもらうのは罰当たりだと思って遠慮しておきます。
般若心経。伊集院がYoutubeで解説してるのをだいぶ前に見ましたが、この宇宙に存在するすべてのもので不変なものはない・・・・あの内容を1200年前に書いていたとするとすごいことだと思います。将来・・・来年、還暦の私にはもうそんなに残ってないですけど、もっと達観して読経をして回れるようになった時に御朱印をいただくようにしましょう。
道端にはこんな花が咲いてます。何の花か?今では画像からGoogleで簡単に検索できます。
シャガの花。別名「胡蝶花」。アヤメ科の花ですか。小さくて綺麗です。雨のおかげで映えますね。
というような感じでお寺を回っていきましょう。食べ物ばかりじゃブログも偏りますからね。
新シリーズ。とうとう私もお寺を巡るような年齢になってしまいました。(笑)四国八十八か所。前々からいつかは回らないといけない・・・・そう思い始めて久しいですが、先日、久万高原へキャンプに行った時にふと「そういえばこの近くに八十八ヶ所のお寺があったような・・・・」。
少し前に「水曜どうでしょう」で大泉洋が八十八ヶ所を回ってるシリーズをyoutubeで見てから、だいぶ親近感が湧きました。彼らは最初に3泊4日で車で八十八ヶ所を回っています。たしか受験生に「我々も頑張ってるから君らも頑張れ」とエールを送る意味で回ったのですが、いつものようにただただ車で移動。レンタカーで回る「ヨーロッパ21ヶ国完全制覇」と同じようなノリで四国を回ります。お寺に参拝して読経。御朱印をいただく本来のお遍路とは違う「水曜どうでしょう」スタイルの八十八ヶ所。いやいや、そこまでじゃないけど、ふつうにお寺を巡って・・・・読経まではしませんが、参拝していきましょう。
本来なら徳島にある一番札所の「霊山寺(りょうぜんじ)」から回る「順打ち」がオーソドックスですが、特に決まりはなくどこから始めてもいいそうです。今回訪れたのは、八十八ヶ所のちょうど半分、四十四番札所の大宝寺(だいぼうじ)です。
標高490mの久万高原にあり、「中札所」といわれています。また四十三番札所から78kmも離れており、山の中でもあることから「遍路ころがし」とも呼ばれています。たしかに歩いて回るお遍路さんにとっては難所ですなぁ。・・・・もちろん私は車で回ります。
駐車場からは歩いて本堂まで。入口は高い木々に囲まれ鬱蒼とした雰囲気のあるところです。偶然、お遍路さんが写ってるのがいいですねぇ。本来は白衣に菅笠、首から和袈裟をかけ、金剛杖をついて回るのが基本スタイルです。家にも両親が買った白衣と和袈裟はありました。いえ、私はそこまでの信心ではないので・・・・家は真言宗で、仏さんのことは跡取りの私が継いでやります。
ただ私個人は「死んだら魂は消えて無くなる。極楽も地獄もない。宗教は弱い人間を救うためのもの。死に対する不安を取り除き、どう生きるべきかを導く精神的なものであって、偶像崇拝は本来の宗教ではない。仏事は死んだ霊を慰めるのではなく、現世に残された人のための行事」と思っています。だからと言って宗教を否定するわけではなく、信じる人は信じる人。信じるものは救われる・・・・それは事実でしょう。人それぞれだと思います。ただ、祈ることで奇跡が起きる・・・・というのは少し違うと思います。
偶像崇拝を否定するけど、神社やお寺には参拝する・・・・というところが矛盾しますが、単純にお参りすることで心は落ち着きますので、参拝は今まで通りします。参拝は好きです。
この左側の小道を上がっていきます。
八十八ヶ所。高松市周辺にあるいくつかのお寺・・・・八栗寺なんかは小さい頃から初詣に行ったりしてよく知ってますが、それ以外のお寺はほとんど知りません。
先日、善通寺へ行った時にも書きましたが、今年は弘法大師生誕1250年の年。その弘法大師が修行をした88のお寺を巡る巡礼が「お遍路さん」です。ありがたく回りましょう。それにしても意外な山道です。
途中にある見事な山門。水曜どうでしょうは本堂まで行かずにここで「四十四番大宝寺!」って言うのを撮るだけですから。それはいかんでしょう。ちゃんと本堂でお参りしましょう。大宝寺は701年に文武天皇の勅願で建立された由緒あるお寺。1320年前のことです。すごいですねぇ・・・・・
山門には「菅生山」と書かれてますが、保元の乱・・・・歴史覚えてますか?1156年・・・弘法大師の350年後です。後白河天皇が病を患い、この寺に祈願したところ治癒したので、妹を住職として出家させた・・・・そうです。病気平癒のお寺。ありがたいお寺です。
本堂でお参りすると、白衣に菅笠の外国人のお遍路さんがいました。時代ですねぇ。バックパッカーかなぁ。しかし、本当にこのお寺は木々に囲まれた雰囲気のあるお寺です。癒されますね。お寺に来た記念に御朱印をもらおうかと思いましたが、納経帳に御朱印をもらうのは、本殿で読経か写経をしたことに対する証書のようなものでスタンプラリーではありません・・・・と八十八ヶ所のガイドページに書いてあったので、たしかにそうだな、本殿で黙々と読経してるお遍路さんを見ると私のようなものが御朱印をもらうのは罰当たりだと思って遠慮しておきます。
般若心経。伊集院がYoutubeで解説してるのをだいぶ前に見ましたが、この宇宙に存在するすべてのもので不変なものはない・・・・あの内容を1200年前に書いていたとするとすごいことだと思います。将来・・・来年、還暦の私にはもうそんなに残ってないですけど、もっと達観して読経をして回れるようになった時に御朱印をいただくようにしましょう。
道端にはこんな花が咲いてます。何の花か?今では画像からGoogleで簡単に検索できます。
シャガの花。別名「胡蝶花」。アヤメ科の花ですか。小さくて綺麗です。雨のおかげで映えますね。
というような感じでお寺を回っていきましょう。食べ物ばかりじゃブログも偏りますからね。
この記事へのコメント