「宮川製麺所」善通寺市 中村町 【全店制覇!さぬきうどん!】vol.85

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善通寺うどんの4軒め。

灸まん美術館でコーヒーブレイクして、こんぴらさんの旅館の屋上で、まったりと温泉入って休憩したので、うどん4杯食べたのも忘れるくらいお腹に若干のスペースができました。さぁ、午後のターン開始じゃ。実はさっき気づいたのですが、宮川製麺所、「恐るべきさぬきうどん」の2巻p45の「善通寺の隠れ家」の宮川じゃないですか。(笑 もう、まったく忘れてる。1巻から復習せないかん。

善通寺グランドホテルの交差点を左に曲がって・・・前方に見える大きな建物がかつての国立病院、今は「四国こどもとおとなの医療センター」って、一体どういうネーミングの仕方したらこうなるんやろ?「こどもとおとな」なら、仏生山の「みんなの病院」の方がストレートやのに。そしてその「四国こどもとおとなの医療センター」は看護学校と養護学校も併設されてて・・・一大医療センターみたいな区域になっとる。(あれ?恐るべき・・・読んでたから、讃岐弁になってるぞ?直さないかん)

その一大医療センターの手前を右に曲がって真っ直ぐ行ったら、住宅地になって宮川製麺所はそこにあります。また駐車場がないんじゃ・・・・

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え?いきなり広大な「宮川うどん駐車場」。大川製麺所とはえらい違い。これは期待できるかも。時刻は2時半です。大丈夫、宮川製麺所は夕方6時までやってます。

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入口から入ると小麦粉の袋が置かれていて・・・・右側に食べるスペースがあって、4、5人の人が食べていて・・・・奥は製麺所っぽい。さて、どうしたものか・・・・・奥から女将さんらしき人が「こっちまで入ってきて、まず箸を持って」

「え?」

さすが製麺所である。もう私の挙動で一見だと見抜いて、リモート操作を始めたのである。まぁ、そんな県外観光客がいっぱい来るんでしょうね。

「えーと、かけ小、お願いします。」

「どんぶりはその青いのを持って、そこから1玉うどんを取って」

「あ、はい。」

「ぬくいんでえんな?それならそこで5秒温めて」

「はい。」

「温めたら、その出汁を入れて」

「はい。」

大きいオタマで出汁が入ったずんどうの底からすくおうとしたら

「あー、出汁は混ぜないで、上の方からすくってね。濁るから」

「はい。」

「ネギと薬味はそこね。会計は食べた後でどんぶり返す時ね。」

「はい。」

そうです。製麺所は本業の合間に食べさせてもらってるというのを忘れてはいけません。(笑 天ぷららしきものが見つけられなかったんですが・・・・時間が時間だけにもう終わってたのかなぁ。かけ小210円。安っ!そりゃお店の人が動く手間賃は入ってないです。ネギと天かすを入れていただきます。

周りで黙々と食べてる人は・・・・つなぎの作業服の人やスーツ姿の営業マンっぽい人。みんな単独客。お昼時間をずれて取ってる人かサボってる人。(笑 私は有給休暇ですからね。

うどんは・・・・時間が時間だけに・・・あと、うどんが載ってるセイロの残り3玉、4玉だったってこともあるのかなぁ。ハシでうどんをつかんだ時に固まってました。そんなに時間は経ってないとは思うけど。ゆでて水で晒したて・・・ではなかったですかねぇ。むかしのうどん屋はたぶん、朝、製麺所からうどん配達してもらって、1日使ってたと思うんですよ。自分の店で打ち立てのうどんを出す店は少なかったんで。それだと思えばなんということはない。って、なんでフォロー的なコメントになってるのか。ダメだったってこと?(笑

麺は細めですね。「湯がくのは5秒」と言ったのはそのせいですね。コシはあります。出汁はイリコが効いた昔風なヤツ。って、最近みんなそんな感じですけど。昔よく行った「かな泉」はカツオ節系だったよなぁ。トッピングもネギとカツオ節取り放題だった。今はカツオ節トッピングで出すとこは見ないなぁ。いつからか天かすになったんだよねぇ。テボで湯がくんも、かな泉で育ってたからそんなのセルフの常識だと思ってました。今は少数派ですね。

今回の大川製麺所と宮川製麺所で改めて「製麺所」うどんを思い出しました。最近、一般店に近い製麺所が多いんで、忘れていました。タウン情報かがわの「ゲリラうどん通ごっこ」を読んでた頃は、こういう怪しい製麺所でうどんが食べられる・・・ところを発掘してたですよね。本来の製麺所はやはりこうあるべきでしょうね。天ぷらがある時間帯にまた寄らせてもらいます。

24年間、長野県に住んでて盆と正月、GWぐらいしか高松に帰ってこなかったので、めぼしいうどん屋ってその時期休みなんだよねぇ。その「失われた24年間」を3年前から埋めつつあります・・・・まだ全然埋まってないけど。というわけで、善通寺うどんはあと1軒。そして今週も木曜日は有給でしたので、観音寺うどんへと続きます。(笑 二十代、9年間住んだ第三の故郷、観音寺。乞うご期待!

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「宮川製麺所」

住所:香川県善通寺市中村町1-1-20

交通手段:JR土讃線 善通寺駅から1,604m 徒歩20分

電話:0877-62-1229

営業時間:8:00~18:00頃(麺終了次第閉店)

定休日:日曜日

この記事へのコメント

猫丸ライダー
2023年03月21日 09:33
宮川のオバチャンの洗礼を受けましたか…小中学の同級生が多度津に居まして行ったときあのへんのうどん屋へよく連れて行ってもらいました。宮川もその一つで私は友人のする通りにしたので洗礼は受けませんでしたが一見さんはけいつーさんが言われた事と同じように言われてました。出汁が減って来ると底に沈んでいる煮干しをすくってうどんの上に乗せて食べるのがツウのやり方らしいです。出汁の水面が高い間はやってはいけません。天ぷらの一番人気はたまごの天ぷらですが、3回ぐらい行ったけど全て売り切れでした。あとよく行ったのは初代、2代目大釜うどん。今はほかのうどん屋になってます。総本山善通寺の駐車場横に有った大師うどん。今は(七や)になってますがその前に有った店…屋号忘れた。一番好きやったのは琴平の"むさし"…カレーうどんが人気らしいですが猫丸はぶっかけばかり食べてました。その同級生の話では創業者が戦艦武蔵に乗艦してたから店名を"むさし"にしたらしいです。けいつーさんのことだから書いた店は行ってるでしょうね。 
けいつ~
2023年03月22日 17:56
>猫丸ライダーさん

コメントありがとうございます。
猫丸ライダーさんは昔からこの界隈のうどんを食べてたんですね。ブログにも書きましたが、私は善通寺界隈はほんとに用事がないんで、猫丸さんが書いたお店は全然行ってないです。今後回りましょう。

3年前に高松に戻ってくるまでの空白の24年間、盆、正月、GWぐらいしか高松に帰らなかったので、うどん屋はほとんど行けなかったです。全然行ってないんですよ。やっと高松周辺少し埋めてきたぐらいです。

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