映画サロン vol.97 【ネタバレ注意】「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」

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映画ネタです。
アバターの続編、やっと公開ですねぇ。話題になった前作は、12年前ですか。もうそんなに経ったんですねぇ。

映画サロン 「アバター」

2010年の1月にレポート書いてます。中国、深センに駐在していた時に観てますねぇ。懐かしい。これ、当時まだ公にしてなかったので書いてないですけど、芯芯ちゃんと一緒に観ましたねぇ。映画になるとじっくりのめりこんで観てしまう私を見て「あなたは映画になるとなんて真面目なの?」と言ってました。(笑 実際は映像を見ながら英語音声を聞いて、中国語字幕を見て、映画の内容を必死に理解していたので、忙しくて芯芯ちゃんをかまってるヒマがなかったです。

ジェームズ・キャメロン監督。前作と比べて地球人の主要登場人物が少ないですから、ほとんどがCG。12年前からさらにCG技術が進んでますから、そのリアルさは改めて書くまでもないでしょう。実写とCGの組み合わせ・・・・主人公のジェイクは前作で肉体を捨て、ナヴィになってネイティリとパンドラで生活をするようになってしまったので、基本ナヴィ家族の物語です。地球人として出てくるのは、前作以降にパンドラに残された地球人の赤ちゃん・・・スパイダーがジェイクの養子として育てられてます。

前作でクオリッチを倒したジェイクですが、地球人による惑星パンドラの資源開発は続き、ジェイクたちは地球人との戦いはつづく。地球人もジェイク率いる森の部族に手を焼いており、彼を倒すために結成したチームが・・・・なんとクオリッチの記憶データから作ったアバターだった。前回の戦いの前にバックアップとして彼らのチーム全員の記憶データを残していたのだ。戦って死んだ記憶がどこまでそのデータに入っていたかは別として・・・・こうしてわかりやすい敵役が登場。アバターVSアバターの戦いが始まる。

ストーリーは前回同様、比較的ストレート。前回のリベンジを果たそうとするクオリッチと家族・・・・・ジェイクとネイティリには4人の子供 ネテヤム、ロアク、キリ、トゥクが生まれており、彼らとナヴィを守る物語である。

クオリッチ部隊はジェイクを抹殺するために森を焼き払い、森の部族の迫害を続ける。彼らの目的が自分だと知ったジェイクは、部族の安全のため、家族と共に部族を去る決断をする。ここが理解に苦しむ部分だが・・・・そうしなければ話が進まないので・・・・普通に考えてクオリッチの目的がジェイクの抹殺なら、どこまでも追ってくると考えるはずなのであるが・・・・結果、森を出て海の部族に身を寄せるが、クオリッチの迫害が森の部族同様、海の部族にもおよんでしまい、彼らを巻き込んでしまう。

上映時間は3時間20分だったか、途中、中だるみで退屈さを感じはするが・・・・最後の30分は怒涛の展開で引き込まれます。今回描かれたのは親子愛でしょうか。ジェイクは長男のネテヤムに対して厳しく育てますが、長男は気ままにふるまう次男が鬱陶しくて仕方ない。次男もまたジェイクのいいなりの長男がいやで仕方ない・・・・兄弟ってそういうところはありますねぇ。末っ子のトゥクはまだ幼く、娘のキリはパンドラの生命を司るエイワと不思議なつながりを持つ能力を持っています。あ、キリは実の娘ではなく、前作で死んでしまったシガニーウィーバー演じるグレースのアバターが妊娠していて、そのアバターから生まれた・・・・と言っていたので、父親が不明です。

養子として育てらてていたスパイダーとキリは恋仲にあり・・・・この子供たちがクオリッチ、ジェイクの因縁の争いに巻き込まれていきます。また森の勇者、トルーク・マクトとしてジェイクを迎えた海の部族の長、トノワリと彼の妻、ロナル、そして息子たち含む家族もまたこの争いに巻き込まれます。

スパイダーが実はクオリッチの息子だった・・・・母親は不明・・・・ことから、クオリッチの記憶データから作られたアバタークオリッチも父親の感情を持つようになり、スパイダーもまた親子の感情を抱くようになる。今回のエピソードで鍵となるのはクジラのような海洋生物、トゥルクン。次男のロナルはトゥルクンとコミュニケーションできるようになり・・・・またキリは偉大なるエイワとコミュニケーションできるようになり・・・・クオリッチを倒し、地球人部隊を殲滅することに成功する。

しかしながら、その争いの中で長男のネテヤムが命を落としてしまい・・・死んだと思ったクオリッチもスパイダーが密かに助け、話は結局解決せずに次作へと続く・・・・・アバターは前作制作時から全5部作での制作が発表されており、あと3部作が作られます・・・・・今回のアバター2も振り返ってみると、アバター1とほぼ同様な展開が舞台を森から海に変えてやっただけのような・・・・最終的にクオリッチを倒すのはジェイクではなく、ネイティリの超人的な弓矢だったような・・・・ある意味、展開がなんとなく予想できるフラグが散りばめられた作品だったように感じます。まぁ、映画はエンターテイメントですから、特にハリウッド映画はもうCGバリバリの方向性で興行収入上げる方向性でいいでしょう。

今回おぉっ!と思ったのはメカのかっこよさ。カニのようなロボットや潜水艇。空を飛び、ジェットホィールになり、高速船となる宇宙船がかっこいいですねぇ。

今回は2D字幕で観ましたが・・・・字幕のスクリーン上映が少ないんですよね。集客の関係からか吹き替えの方が優先なんですよね。残念。
たぶん3Dで見たら迫力あるだろうなぁというシーンはいくつかありましたね。3Dで見れるなら3Dをお勧めします。

さて、すでに制作中との情報の次回作は、2024年公開予定のようです。

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