ラーメントレック vol.188 高松 片原町 「木蘭(むーらん)」

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高松・ラーメンネタです。

そのおふくろとの話に出てきた木蘭(むーらん)。あ、これ「mu lan」北京語だ。

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子供の頃に両親とここへ食べに来た・・・・ということは、妹二人ももちろんいっしょで、三越へ買い物に来た時でしょう。たぶん、大晦日にカリオストロの城を妹二人と三人で観た時だから・・・・1979年。実に41年前。私は15歳か。映画を観る前に家族5人でここのラーメンを食べました。

「あのおっさんがへんこつなんや。でもラーメンはうまいんや。」

へんこつなのかどうなのか・・・・親父もよく知らないと思うんですけど・・・ただ無口で麺の生地を引っ張っては叩きつけ引っ張っては叩きつけ・・・・看板にも書いていますが、純中国式拉麺。拉麺の「拉」は「la(らー)」引っ張るという意味です。ちょっと引っ張って・・・は「拉一下(らーいしゃ)」、ちょっと押して・・・は「按一下(あんいしゃ)」です。けいつーのミニ中国語講座でした。

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その後、何度かは来た事あったと思うけど・・・・印象に残ってるのは両親と食べに来た時です。たしかにバンバン麺を叩きつけてた大将が無愛想で、怖かったんだよなぁ。

あれ?「当店では残念ながら手打ち拉麺ができません。あしからず」って・・・・・箸蔵寺の前のさぬきやと同じか?看板の「手打」消してる。お客さんの中に「手打ちじゃないじゃないか?金払わんぞ!」ってクレームつける人がいるんでしょうねぇ。世知辛い世の中になったものです。

さて、何にするか・・・・この店のノーマルなメニューは・・・・ラーメンじゃない?あれ?湯麺(タンメン)?高松にもタンメンがあったか?大学生の時に千葉で初めてタンメンの存在を知ったのに・・・木蘭のラーメンはタンメンだったか。

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麺が打てそうな板はあるんですけどねぇ。もう打ってないんですねぇ。

あー、この鍋じゃなくてボールで麺を茹でるって・・・・どこか他の店でも見たなぁ。麺をゆでながら、後ろで店主さんがタンメンの具を炒めます。

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タンメン800円。・・・・白鶏スープでしょうか。具は豚肉、白菜、モヤシ、キクラゲ、タケノコ。なんか久しぶりに野菜たっぷりのタンメンを食べた気がします。ここんとこ、こってりなラーメンを食べる事が多かったので、こういうやさしいタンメンを食べるとほっとしますね。子供の頃の大晦日の思い出がよみがえります。

麺は平打ち縮れ麺。コシもあって・・・うどんが優勢な高松でも人気のラーメン店です。

「あの・・・たぶん40年ぐらい前に子供の頃に来たんですけど。あの時、麺をバンバン叩きつけてた大将ですか?」とお店の女性に聞いてみました。

「あー、ちがうちがう。あの人はもう25年ぐらい前に亡くなって、今はその時の従業員だった人が店を継ぎました。」だそうで・・・・たしかにあの時の怖かったおじさんよりも若くて、優しそうな店主さんです。

次に来た時は、肉味噌拉麺を食べてみましょう。

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「木蘭(むーらん)」
住所:香川県高松市片原町1-14 青木ビル 2F

交通手段:ことでん片原町駅から257m 徒歩3分

電話:087-822-3682

営業時間:11:30~14:00昼のみ

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)

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