全店制覇!さぬきうどん vol.35 高松 浜ノ町 「泉屋」
うどんネタです。5月末でコロナも一段落。全国的に非常事態宣言も解除され、日常が戻る日も近づいた気はしますね。
さて、全店制覇さぬきうどん。GWに休業を余儀なくされた香川県のうどん店は、経営が苦しいこともあり、GW明けからほぼ開店してます。こうなると週末はうどん店のハシゴです。(笑)ここぞとばかりに、以前から行きたくても行けなかった「恐るべきさぬきうどん」に紹介されている有名店・・・・24年前に香川にいた時は、カーナビもなく、インターネットもない時代でしたから、本に書いてある抽象的な地図ではまぁたどりつけない。ロードマップもそんなに田舎の道は詳しく書いてないしね。・・・・そういえば、最近ロードマップなんて見てないなぁ。
それが時代が流れて、全店制覇のガイドブックは詳細に書いてるし、インターネットの情報も豊富、加えて精度良いカーナビ。これが揃えばもうどこのうどん店も迷うことなく行けるのである。
さて、そんな状況の中、今回紹介するのは・・・・カーナビもインターネットの情報がなくても・・・あ、ついでに車がなくても確実にたどり着ける、近所のうどん店「泉屋」です。歩いて10分もかからん。むかしからやってる近所の普通のうどん屋さんなのですが、例の「うどラヂ」の中で田尾さんが「泉屋がええ」と口走ったばかりに・・・・「行かなければなりません」(笑)
実はこの店、前身はお好み焼き屋「あさやん」です。私たちは「あさやんく」と呼んでいました。たしかその店の・・・というか家のご主人が「泉谷あさたろう」だったような・・・・それで、昔は店に看板もなかったので「あさやんの家」という意味で「あさやんく」です。
私が小学生くらいの頃ですから、40年以上前ですね。当時はそのご主人の奥さん・・・おばちゃんがお好み焼きを焼いてくれました。愛想のいいおばちゃんでねぇ。で、たまにおばちゃんが家の奥で用事をしてる時は、そのご主人、あさたろうさんが無愛想な顔でお好み焼き焼いてくれるんですけど・・・・これが、おばちゃんが焼いてくれたのとはまったく別物。さっぱりダメなんですよ。だからおじさんが店番の時はハズレね。
それからしばらくすると、息子の嫁さんが店番するようになりまして・・・・この嫁さんも愛想がよくてお好み焼きはうまく焼いてくれましたね。で、おばちゃんとおじさんは引退して・・・・次はこの嫁さんが妊娠して子供が生まれると、引退したおばちゃんが出てきたり・・・・今度はその嫁さんの旦那・・・・あさたろうさんの息子ですね。この息子が焼いてくれるんですけど・・・・これがまたダメで・・・・やっぱり料理は女性が作る方がいいなと思ったものです。
そして時は流れ・・・・お好み焼き「あさやん」は閉店。するとどうでしょう。今度は少し離れたところに「泉屋」といううどん屋さんができて、そしたらあの引退したお好み焼き焼いてくれてたおばちゃんが店にいるじゃないですか。こりゃお好み焼きじゃ客の回転が悪いからうどん屋に変えたんだな。なんせうどんは2分もかからずに出せますけど、お好み焼きは焼き上がるまで15分、鉄板のところで食べるので10分ぐらいはイスを占拠するので、25分いることになります。鉄板のテーブルにはせいぜい6人ぐらいしか座れないので、これじゃ1時間に20人もさばけません。昼時1時間でひとり200円くらいのお好み焼きでしたから、4000円の売り上げにもならない・・・・利益半分としても2000円。
うどん屋ならカウンターとテーブル席で20人は座れます。うどんはお好み焼きより早く食べられるので、注文から食べ終わるまで15分くらいでしょう。1時間80人は回せます。うどんは平均して500円くらいとすれば、1時間で40000円の売り上げになります。利益半分で20000円。物価が変わったとはいえ、利益10倍です。うどん屋にしたのは賢明な判断ですねぇ。
まぁそれから20年ぐらいは経ってますから・・・・しばらくぶりに泉屋へ行ってみたら・・・なんと今のご主人は、あの息子・・・・ではなくて・・・あの息子は兄弟の背の低い兄ちゃんの方で、今のご主人は背の高い弟の方です。弟は昔はまだ若かったので、店番することはなかったですけど、たまに店にいたので知っています。
その若かった兄ちゃんも私よりも少し年上ですから・・・・もういい年です。奥で背を向けてるのがその弟ですね。泉屋はどうも客層が近所の年配のおじさん、おばさん。もしかしたらうちの親戚の人や友達も来てるかもしれません。いや来てるはずです。(笑)
田尾さんがラジオの中でいじってた「あの相撲取りのカレンダー」と「大漁旗を掲げた漁船の写真」を確認して・・・・そうそう、昭和の雰囲気の店内ね。おもむろにこの店のおすすめでもある肉うどんを注文。私はやはり個人的には肉うどん・・・・じゃないんだよなぁ。肉は好きですけど。高松の肉うどんは牛肉です。ちょっと甘い味付けのやつね。ちなみに大学生の時に学食で注文した肉うどんが豚肉だったのでショックを受けました。しかもダシが真っ黒。その時に西と東の食文化の大きな違いに気がつきました・・・・というエピソードもそえておきましょう。
泉屋の肉うどん。まぁいろいろ入ってて・・・・牛肉は牛丼風に玉ねぎと煮たやつね。ワカメに生卵にかまぼこ、天かす、海苔にネギと。もうお腹いっぱい。(笑)盛りだくさんでいいはいいですけど。うどんが具の前にかすんでしまいます。やっぱりかけうどんに天ぷら頼んだ方がよかった。
お腹いっぱいと言いつつ、にぎり寿司の小皿を取ってたりして。これ250円だったかな。うちのおふくろによると、うちの親戚のおばさんが、この泉屋のにぎり寿司を家で作ってたことがある・・・・と言ってました。内職で外注してたんですね。そんなわけで、近所であるが故にいろんな情報てんこもりですが、その割には全然うどん食べに行ってなかったなぁ。
これからも地元活性化のために来ましょう。
「泉屋」
住所:香川県高松市浜ノ町13-9
交通手段:JR高松駅から734m 徒歩10分
電話:087-822-5300
営業時間:11:30~18:00
定休日:日曜・祝日
さて、全店制覇さぬきうどん。GWに休業を余儀なくされた香川県のうどん店は、経営が苦しいこともあり、GW明けからほぼ開店してます。こうなると週末はうどん店のハシゴです。(笑)ここぞとばかりに、以前から行きたくても行けなかった「恐るべきさぬきうどん」に紹介されている有名店・・・・24年前に香川にいた時は、カーナビもなく、インターネットもない時代でしたから、本に書いてある抽象的な地図ではまぁたどりつけない。ロードマップもそんなに田舎の道は詳しく書いてないしね。・・・・そういえば、最近ロードマップなんて見てないなぁ。
それが時代が流れて、全店制覇のガイドブックは詳細に書いてるし、インターネットの情報も豊富、加えて精度良いカーナビ。これが揃えばもうどこのうどん店も迷うことなく行けるのである。
さて、そんな状況の中、今回紹介するのは・・・・カーナビもインターネットの情報がなくても・・・あ、ついでに車がなくても確実にたどり着ける、近所のうどん店「泉屋」です。歩いて10分もかからん。むかしからやってる近所の普通のうどん屋さんなのですが、例の「うどラヂ」の中で田尾さんが「泉屋がええ」と口走ったばかりに・・・・「行かなければなりません」(笑)
実はこの店、前身はお好み焼き屋「あさやん」です。私たちは「あさやんく」と呼んでいました。たしかその店の・・・というか家のご主人が「泉谷あさたろう」だったような・・・・それで、昔は店に看板もなかったので「あさやんの家」という意味で「あさやんく」です。
私が小学生くらいの頃ですから、40年以上前ですね。当時はそのご主人の奥さん・・・おばちゃんがお好み焼きを焼いてくれました。愛想のいいおばちゃんでねぇ。で、たまにおばちゃんが家の奥で用事をしてる時は、そのご主人、あさたろうさんが無愛想な顔でお好み焼き焼いてくれるんですけど・・・・これが、おばちゃんが焼いてくれたのとはまったく別物。さっぱりダメなんですよ。だからおじさんが店番の時はハズレね。
それからしばらくすると、息子の嫁さんが店番するようになりまして・・・・この嫁さんも愛想がよくてお好み焼きはうまく焼いてくれましたね。で、おばちゃんとおじさんは引退して・・・・次はこの嫁さんが妊娠して子供が生まれると、引退したおばちゃんが出てきたり・・・・今度はその嫁さんの旦那・・・・あさたろうさんの息子ですね。この息子が焼いてくれるんですけど・・・・これがまたダメで・・・・やっぱり料理は女性が作る方がいいなと思ったものです。
そして時は流れ・・・・お好み焼き「あさやん」は閉店。するとどうでしょう。今度は少し離れたところに「泉屋」といううどん屋さんができて、そしたらあの引退したお好み焼き焼いてくれてたおばちゃんが店にいるじゃないですか。こりゃお好み焼きじゃ客の回転が悪いからうどん屋に変えたんだな。なんせうどんは2分もかからずに出せますけど、お好み焼きは焼き上がるまで15分、鉄板のところで食べるので10分ぐらいはイスを占拠するので、25分いることになります。鉄板のテーブルにはせいぜい6人ぐらいしか座れないので、これじゃ1時間に20人もさばけません。昼時1時間でひとり200円くらいのお好み焼きでしたから、4000円の売り上げにもならない・・・・利益半分としても2000円。
うどん屋ならカウンターとテーブル席で20人は座れます。うどんはお好み焼きより早く食べられるので、注文から食べ終わるまで15分くらいでしょう。1時間80人は回せます。うどんは平均して500円くらいとすれば、1時間で40000円の売り上げになります。利益半分で20000円。物価が変わったとはいえ、利益10倍です。うどん屋にしたのは賢明な判断ですねぇ。
まぁそれから20年ぐらいは経ってますから・・・・しばらくぶりに泉屋へ行ってみたら・・・なんと今のご主人は、あの息子・・・・ではなくて・・・あの息子は兄弟の背の低い兄ちゃんの方で、今のご主人は背の高い弟の方です。弟は昔はまだ若かったので、店番することはなかったですけど、たまに店にいたので知っています。
その若かった兄ちゃんも私よりも少し年上ですから・・・・もういい年です。奥で背を向けてるのがその弟ですね。泉屋はどうも客層が近所の年配のおじさん、おばさん。もしかしたらうちの親戚の人や友達も来てるかもしれません。いや来てるはずです。(笑)
田尾さんがラジオの中でいじってた「あの相撲取りのカレンダー」と「大漁旗を掲げた漁船の写真」を確認して・・・・そうそう、昭和の雰囲気の店内ね。おもむろにこの店のおすすめでもある肉うどんを注文。私はやはり個人的には肉うどん・・・・じゃないんだよなぁ。肉は好きですけど。高松の肉うどんは牛肉です。ちょっと甘い味付けのやつね。ちなみに大学生の時に学食で注文した肉うどんが豚肉だったのでショックを受けました。しかもダシが真っ黒。その時に西と東の食文化の大きな違いに気がつきました・・・・というエピソードもそえておきましょう。
泉屋の肉うどん。まぁいろいろ入ってて・・・・牛肉は牛丼風に玉ねぎと煮たやつね。ワカメに生卵にかまぼこ、天かす、海苔にネギと。もうお腹いっぱい。(笑)盛りだくさんでいいはいいですけど。うどんが具の前にかすんでしまいます。やっぱりかけうどんに天ぷら頼んだ方がよかった。
お腹いっぱいと言いつつ、にぎり寿司の小皿を取ってたりして。これ250円だったかな。うちのおふくろによると、うちの親戚のおばさんが、この泉屋のにぎり寿司を家で作ってたことがある・・・・と言ってました。内職で外注してたんですね。そんなわけで、近所であるが故にいろんな情報てんこもりですが、その割には全然うどん食べに行ってなかったなぁ。
これからも地元活性化のために来ましょう。
「泉屋」
住所:香川県高松市浜ノ町13-9
交通手段:JR高松駅から734m 徒歩10分
電話:087-822-5300
営業時間:11:30~18:00
定休日:日曜・祝日
この記事へのコメント
シーサイドボウルの前にこっちが閉店してたか。