映画サロン vol.83 「スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ」(ネタバレ注意)

おさらいですが・・・スターウォーズは、私が14歳の時から始まって、エピソード4、5、6・・・・だいぶ経ってエピソード1、2、3。一時期はもう作らないとまで言われましたが、さらに完結のエピソード7、8、9も作るとなって始まった、女の子レイを主人公にしたシーズンです。
エピソード8は、あまりにがっかりしたので、ブログにすらアップしてませんが・・・・エピソード6で終わりでもよかったんじゃないかと。でもまぁ、最後まで見届けるか。エピソード7では、ハン・ソロとレイアの息子、カイロ・レンがルークのもとで修行をしたけど、ダークサイドに落ちてファーストオーダーの手先になってしまった。レイアが将軍として反乱軍を率いるも、劣勢を強いられる。
なんつーか、スターウォーズは全編通して、帝国軍と反乱軍の戦いで、ずっと同じような感じがする。いいモンと悪モンの戦いって感じで。ここがスタートレックとの大きな違いなんだよなぁ。
主役のレイ。イギリスの女優、デイジー・リドリー。92年生まれの25歳。同じイギリスの女優、ハーマイオニーのエマ・ワトソンと雰囲気が似ていて、カブってしまう。年齢も近いし。エマ・ワトソンの方が可愛いし、色気もあるけどね。あと、アミダラやったナタリー・ポートマンとも雲泥の差があるしね。
なんかねぇ・・・この主役のレイに感情移入できないんだよなぁ。エピソード4、5、6のルーク、エピソード1、2、3のアナキンと違って、女の子っていうのもあるけど・・・なんか特に何もしてないけど、フォースが強いって・・・あ、アナキンも同じか。

さて、ストーリーに戻って・・・・エピソード7の最後、辺境の惑星に隠れているルークを見つけたレイ。協力を要請するも断られる。レイが渡したライトセイバーを放り投げたのにはびっくりした。カイロ・レンを正しく指導できなかったことにより、塞ぎ込んで隠居生活してしまった・・・・ジェダイの伝説の場所ということであったが・・・・ジェダイの古文書を守っているという・・・・そんなもんあったっけ?と思いました。
R2ーD2のレイアのホログラム映像。エピソード4の時のやつですよね。これを見せてルークがやる気になるって・・・・どうよ。なんかルークはすっかりヘタレになってしまった印象があるなぁ。
レイはルークの短期集中修行でフォースを高め・・・・そんなに早くできるんかい・・・・・なぜか、カイロ・レンとテレパシーコミュニケーションができるようになる・・・・なんで?最初、この2人は兄妹かと思ったけど・・・・レイはあかの他人だったのよねぇ。もしかしてルークの娘かと思ったけど、それも違ったし。両親はぐうたらで酒代のためにレイを売り渡したって・・・・そんな両親から生まれた娘がなぜフォースを持っていたかは不明。ジェダイ騎士はかつて複数いたから、その中のダメな騎士だったのかもしれない。
ヨーダが出て来てジェダイの古文書を焼いてしまうって・・・・死んでも幽霊として出てこられるって・・・ヨーダは偉大だなぁ。他のジェダイ騎士も・・・そういえばオビワンやアナキンも以前、エピソード6で出て来たっけな。
レイア率いる反乱軍は、カイロ・レンの襲撃にあって、壊滅状態。レイアも宇宙空間に放り出される。しかし彼女のフォースにより奇跡的に一命は取り留める。これは必要なイベントだったかなぁ。親子の確執を描きたかったか?母親との絶縁を意味するのか。
レイアに代わってレジスタンスを指揮するのがホルド中将。だれ?紫の髪の女性。Xウィングのチームにいろいろ指示出してた、あの魚見たいな顔したエイリアンのおじさんの方が前からレジスタンスにいる偉い人じゃなかったっけ?と思ったけど、レイアの古い友人らしいホルド中将が代わって指揮をとった。どうもレジスタンスはそうじゃなきゃダメらしい。
このホルド中将、どっかで見た人だと思ったら、ジュラシックパークのサトラー博士だった。なるほどね。まぁ、とにかく今回の最後のジェダイは、突然出て来たキャラクターが多くて・・・・整備士のローズとかも突然、一般の整備士が偉そうに主要キャラになっちゃうって・・・・しかもレイを好きだったフィンの彼女っぽい役にまでなっちゃうってどうよ?それも可愛いなら許すけど、アジア系だし・・・・明らかにアジア受け狙いのキャラですね。私は惹かれませんけど。
ローズとフィンは、敵の追跡装置のロック解除するための任務につくけど・・・なんか途中で捕まって、偶然牢屋にいた怪しいヤツがすごいヤツだったって・・・・それでそいつと一緒に敵艦に乗り込んで、見事裏切られるって・・・他人を信用しすぎ。ちなみにフィンですが、ストームトルーパーだったのが寝返った一般人ですが、ライトセイバーを使えた・・・・タダモノではないと思ったら、エピソード5に出て来たハン・ソロの友人、ランドの息子だったようです。いや、そいつがストームトルーパーになってたのもどうかと思いますが。

きわめつけは、ファーストオーダーのラスボス、スノーク。もっとも強いはずのスノークがあっさり死んじゃった。拍子抜け。それで、レイと意思が通じて協力したカイロ・レンなのに・・・・スノークの代わりは俺が務めるって・・・・手のひら返しすぎというか・・・・キャラに信念がなさすぎ。最後のジェダイはどうもキャラが薄っぺらくて立ってない。
まぁ、ここでスノークが退場してしまって、カイロ・レンしか悪役が残らなかったから、また彼を悪者に残したってことでしょうね。
最後の戦いはルークとカイロ・レン。おじさんと甥ですか。まったくダメージ受けないと思ったら、惑星間テレパシーでルークが作ってた幻影だったとは・・・・・フォース恐るべし。スタートレックではありえない超能力。いや、ないこともないけど・・・いや、ない。しかもそれに力を使って死んじゃうんなら、実体でやってきて戦って死んだ方がルークとしてもマシだった。なんだろうねぇ・・・・これはやっぱエピソード8は作り直しした方がよくない?
あと、ついでに劇中で出てきたペンギンのような猫のようなポーグ。こいつもなんかイゥオークを狙ったようなキャラクターで、いやらしい。チューバッカに丸焼きにされてましたけど・・・・これもいらんキャラでしょ。こいつもなんですか、エピソード9で大活躍して、エンディングの大騒ぎパーティーではしゃぎまわるってヤツですか?

総合評価は40点かなぁ。エピソード9もこの続きだから、期待できないなぁ。
この記事へのコメント
時代が変わったのか、そんなこと関係ねえのか、同じ大人になり切れない僕達といえども、なり切れない部分は随分違うんだと感慨しきりです
ははは。深いですねぇ。これは世代の問題ではないですよ。私と同い年の同級生でも、こんなものには関心がない友達の方が多いですから、私が特別なんですよ。(笑)
みんな違ってみんないい みつを。