スタートレック・ディスカバリー 第7話 「正気を狂気に変えるマジック」
Netflixで毎週見てますスタートレック・ディスカバリー。アメリカ本国での放送の2日後に見られるとあって、ほぼリアルタイムで楽しめるスタートレックは日本初ではないでしょうか。
1話、2話、3話と暗い感じから始まったディスカバリーですが、回を追うごとにそれぞれのキャラクターの厚みが増してきました。セクション31を思わせる怪しい宇宙船ディスカバリー。冒頭はクリンゴン人を殺してしまい、地球とクリンゴンの争いを引き起こす引き金となってしまったマイケル・バーナムが、宇宙艦隊の反逆者扱いになってしまい、この主人公をどう扱うのか・・・・と思いましたが、なかなか面白い展開になってきました。
「宇宙大作戦(TOS)」の10年前の時代設定なので、TOSに出てくる人物の前身もいるようなのですが、私はTOSは見てないので、ちょっとわかりません。思い起こせば・・・・スタートレックとの出会いは16年前でしょうか。会社の出張でカナダに2週間滞在した時に、夜ホテルで毎日放送していたスタートレック・ボイジャーを見たのがきっかけです。英語でしゃべっているのを必死で解読しようとしましたが、内容が難解だったので半分理解できず、でもなんか面白そうだったので日本に帰ってからスカパーで日本語吹き替え版を見てから、DS9,NTG,ENTと見てきました。それ以来のトレッキーです。
今回のディスカバリーは脚本も映像も本当に完成度が高い。最新作だけあって今までのシリーズの中では一番の予感です。
NetflixにはTOSもあるので、これから追いかけたいと思います。パソコンや携帯で見られる。SD画質でも十分。月650円で見放題。アニメも映画も結構あるので元取れてます。ライブラリーから選ぶ、録画しなくていいので、連続ものを見たいときに見られる。好きなときに見られる。続けて見られる。何度でも見直しできる。テレビの新しい形かもしれません。
もう少し充実してきたら、スカパーいらないかも。
裏組織セクション31に関わりそうな船だけあって、ENT以外のシリーズがこのでディスカバリーの時代よりも後のわけですから、そのシリーズに出てこなかった未知の技術があってもいい?というわけで「胞子ドライブ」がディスカバリーには搭載されています。
この装置は歴代のどのスターシップにもない、ボイジャーの最高速度ワープ9.975どころじゃない、一瞬で宇宙全体のどこへでも行けるという夢の航行装置です。
まぁ、シリーズのどこかでこの航行方法が使えなくならないといけないですね。まぁ、菌糸が死に絶えるってのが一番可能性としては高いでしょうか。菌糸を殺すのはもしかしてマイケル・バーナム?
その原理がすごい。プロトタキシーテス・ステラヴィアトリ・・・・覚えられん・・・・宇宙キノコの菌糸、マイセリウム(発音ではマッシュルームと聞こえる)が亜空間を含め宇宙全体に広がっていて、これを高速通信ネットワークとして利用する。外界のDNA取り込むことができる巨大クマムシが、この宇宙菌糸と共生関係にあり、このクマムシを航行装置として使うことで、宇宙座標を入力すると一瞬で移動できるという・・・・画期的な移動方法。
銀河系の中のデルタ宇宙域に飛ばされたボイジャーがアルファ宇宙域の地球に帰るのに何十年もかかるって言っていたのに・・・・銀河系どころか、宇宙全体を移動できるってどうよ?
で、7話の段階では巨大クマムシは複数回の胞子ドライブに耐えられず・・・・固まってしまったので使うことができなくなり、バーナムが宇宙へ逃がしてやりました。
しかし、胞子ドライブは必要。科学士官のスタメッツがクマムシのDNAを自分に注入し、自分がクマムシの代わりに胞子ドライブの航行装置になってます。最初はいけすかないキャラクターでしたが、そのクマムシのDNAのせいか、性格が穏やかになり、面白いキャラに生まれ変わりました。
ちなみに隣の医療部長のカルバーと同性愛の恋人関係にあるって・・・・さすが時代を反映している最新のスタートレック。
ロルカ船長。この人も最初は怪しい、いけすかないキャラクターだと思いましたが、回を追うごとに男らしい、しかし精神的に病んだところもありと・・・・魅力的なキャラになってきました。年齢的に私と同じくらいで、007みたいな感じで好きですね。
なんと、階級が上のコーンウェル提督は元恋人ですか?古い友人というような言い方をしてましたが・・・・まぁ、私も古い友人は何人かいますが。(笑)そういう関係がいいですねぇ。
一緒にグラスをかたむけて、一夜をともにした・・・・と思ったら、ロルカは隣で寝てるコーンウェルにフェイザーを向けてしまいます。
元恋人のコーンウェル・・・から提督のコーンウェルに早変わり。あなたにはディスカバリーは任せられない。解任する・・・と激怒します・・・
が、本来バルカン人の士官が行く予定だったクリンゴンとの和平交渉の場にコーンウェル提督が代役で行くことになり、まんまとクリンゴンの罠にはまり捕らえられてしまいます・・・・・・・・・と、ここまでがこれまでの大きな流れですかね。
まぁ、簡単には救出できないか・・・このコーンウェルがクリンゴン側に洗脳されて、彼女と戦うことになるのか・・・・大きな流れの中での布石ですね。とりあえずこの件にはすぐ対応できず、しばらくは1話完結の小ネタのエピソードでしょうか。
さて7話。ディスカバリーでは、慰労の意味のパーティーが開かれてます。マイケル・バーナムもしぶしぶ参加しますが・・・・保安部タイラー大尉に好意を寄せている自分に気づいていません。天然キャラのティリーにアプローチするようせかされます。
そこへ警報。ディスカバリーの前方に宇宙生命体を発見。宇宙クジラのゴーマガンダー。希少生物なので保護するために船内に転送したところ、体内から現れた1人の男にあっという間にディスカバリーが乗っ取られます。
クリンゴンの囚人船に置き去りにした男、マッド。彼はクリンゴン人と取引し、ディスカバリーの胞子ドライブの秘密を解明し、ディスカバリーごとクリンゴンへ引き渡すことで、釈放されるようです。クリンゴンから得た技術で作った装置で、簡単に艦のコンピューターを乗っ取り、ロルカ船長以下乗組員はなす術もなく、殺されていきます。
「早く胞子ドライブの使い方を教えろ・・・さもなくば・・・」
で、船ごと爆破。全員死亡・・・・・
え?
次の瞬間、船内を歩くバーナム・・・気が進まないパーティに向かいます。あれ?時間が戻ってる?
同じようにパーティーの途中で呼び出しくらって、ゴーマガンダーが現れ、船内に転送する。マッドが出てきて乗組員を殺しまくり、胞子ドライブの使用方法を尋ねる。が、前回とは少し変わり・・・・
そう、タイムループ。30分間を何度も繰り返す・・・・・タイムクリスタル・・・連邦ではまだ成功した試しがない。四次元生命体の技術を得た?なんだそりゃ?時間を超えるのはクロノトン粒子をつかうんじゃなかったのか?また新しい技術が生まれたようです。
30分間のタイムループを何度も繰り返すうちに、マッドは胞子ドライブの秘密にどんどん近づきます。タイムループを繰り返しますが、ディスカバリーの乗組員は、元に戻った時点で前回の記憶はまったくありません。が、ただ1人だけ、クマムシのDNAと共生するスタメッツだけは、前回の記憶があり、マッドとタイムループのことを毎回、マイケル・バーナムに説明します。
マッドと以前、囚人船にいたタイラーが、タイムループのことを知ってる可能性があったから・・・・スタメッツは直接タイラーから聞こうとしますが、まったく話にならなかったようで・・・・タイラーが好意を持つバーナムにタイラーからタイムループのことを聞き出すよう説明しますが、30分の間に成功せず、毎回爆死・・・・・「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンドレス8を思い出しました。
タイムループから抜け出すための正解はなんだ?をスタメッツとバーナムを中心に模索します。ブリッジの隅にいる、時々映るこのクルーは・・・今回も何度かアップになったけど、そのうちなんか秘密兵器を出しそうで・・・・期待してます。
てな感じで、(中略)無事解決。タイムトラベルものはあまり好きじゃないんですが、まぁ、このくらいなら許す。面白かった。
アフタートレックも毎回週替わりで俳優さんがゲストで出てくるんで、面白いです。もうこういうエンターテイメントは、日本はどうやってもかなわないな。
1話、2話、3話と暗い感じから始まったディスカバリーですが、回を追うごとにそれぞれのキャラクターの厚みが増してきました。セクション31を思わせる怪しい宇宙船ディスカバリー。冒頭はクリンゴン人を殺してしまい、地球とクリンゴンの争いを引き起こす引き金となってしまったマイケル・バーナムが、宇宙艦隊の反逆者扱いになってしまい、この主人公をどう扱うのか・・・・と思いましたが、なかなか面白い展開になってきました。
「宇宙大作戦(TOS)」の10年前の時代設定なので、TOSに出てくる人物の前身もいるようなのですが、私はTOSは見てないので、ちょっとわかりません。思い起こせば・・・・スタートレックとの出会いは16年前でしょうか。会社の出張でカナダに2週間滞在した時に、夜ホテルで毎日放送していたスタートレック・ボイジャーを見たのがきっかけです。英語でしゃべっているのを必死で解読しようとしましたが、内容が難解だったので半分理解できず、でもなんか面白そうだったので日本に帰ってからスカパーで日本語吹き替え版を見てから、DS9,NTG,ENTと見てきました。それ以来のトレッキーです。
今回のディスカバリーは脚本も映像も本当に完成度が高い。最新作だけあって今までのシリーズの中では一番の予感です。
NetflixにはTOSもあるので、これから追いかけたいと思います。パソコンや携帯で見られる。SD画質でも十分。月650円で見放題。アニメも映画も結構あるので元取れてます。ライブラリーから選ぶ、録画しなくていいので、連続ものを見たいときに見られる。好きなときに見られる。続けて見られる。何度でも見直しできる。テレビの新しい形かもしれません。
もう少し充実してきたら、スカパーいらないかも。
裏組織セクション31に関わりそうな船だけあって、ENT以外のシリーズがこのでディスカバリーの時代よりも後のわけですから、そのシリーズに出てこなかった未知の技術があってもいい?というわけで「胞子ドライブ」がディスカバリーには搭載されています。
この装置は歴代のどのスターシップにもない、ボイジャーの最高速度ワープ9.975どころじゃない、一瞬で宇宙全体のどこへでも行けるという夢の航行装置です。
まぁ、シリーズのどこかでこの航行方法が使えなくならないといけないですね。まぁ、菌糸が死に絶えるってのが一番可能性としては高いでしょうか。菌糸を殺すのはもしかしてマイケル・バーナム?
その原理がすごい。プロトタキシーテス・ステラヴィアトリ・・・・覚えられん・・・・宇宙キノコの菌糸、マイセリウム(発音ではマッシュルームと聞こえる)が亜空間を含め宇宙全体に広がっていて、これを高速通信ネットワークとして利用する。外界のDNA取り込むことができる巨大クマムシが、この宇宙菌糸と共生関係にあり、このクマムシを航行装置として使うことで、宇宙座標を入力すると一瞬で移動できるという・・・・画期的な移動方法。
銀河系の中のデルタ宇宙域に飛ばされたボイジャーがアルファ宇宙域の地球に帰るのに何十年もかかるって言っていたのに・・・・銀河系どころか、宇宙全体を移動できるってどうよ?
で、7話の段階では巨大クマムシは複数回の胞子ドライブに耐えられず・・・・固まってしまったので使うことができなくなり、バーナムが宇宙へ逃がしてやりました。
しかし、胞子ドライブは必要。科学士官のスタメッツがクマムシのDNAを自分に注入し、自分がクマムシの代わりに胞子ドライブの航行装置になってます。最初はいけすかないキャラクターでしたが、そのクマムシのDNAのせいか、性格が穏やかになり、面白いキャラに生まれ変わりました。
ちなみに隣の医療部長のカルバーと同性愛の恋人関係にあるって・・・・さすが時代を反映している最新のスタートレック。
ロルカ船長。この人も最初は怪しい、いけすかないキャラクターだと思いましたが、回を追うごとに男らしい、しかし精神的に病んだところもありと・・・・魅力的なキャラになってきました。年齢的に私と同じくらいで、007みたいな感じで好きですね。
なんと、階級が上のコーンウェル提督は元恋人ですか?古い友人というような言い方をしてましたが・・・・まぁ、私も古い友人は何人かいますが。(笑)そういう関係がいいですねぇ。
一緒にグラスをかたむけて、一夜をともにした・・・・と思ったら、ロルカは隣で寝てるコーンウェルにフェイザーを向けてしまいます。
元恋人のコーンウェル・・・から提督のコーンウェルに早変わり。あなたにはディスカバリーは任せられない。解任する・・・と激怒します・・・
が、本来バルカン人の士官が行く予定だったクリンゴンとの和平交渉の場にコーンウェル提督が代役で行くことになり、まんまとクリンゴンの罠にはまり捕らえられてしまいます・・・・・・・・・と、ここまでがこれまでの大きな流れですかね。
まぁ、簡単には救出できないか・・・このコーンウェルがクリンゴン側に洗脳されて、彼女と戦うことになるのか・・・・大きな流れの中での布石ですね。とりあえずこの件にはすぐ対応できず、しばらくは1話完結の小ネタのエピソードでしょうか。
さて7話。ディスカバリーでは、慰労の意味のパーティーが開かれてます。マイケル・バーナムもしぶしぶ参加しますが・・・・保安部タイラー大尉に好意を寄せている自分に気づいていません。天然キャラのティリーにアプローチするようせかされます。
そこへ警報。ディスカバリーの前方に宇宙生命体を発見。宇宙クジラのゴーマガンダー。希少生物なので保護するために船内に転送したところ、体内から現れた1人の男にあっという間にディスカバリーが乗っ取られます。
クリンゴンの囚人船に置き去りにした男、マッド。彼はクリンゴン人と取引し、ディスカバリーの胞子ドライブの秘密を解明し、ディスカバリーごとクリンゴンへ引き渡すことで、釈放されるようです。クリンゴンから得た技術で作った装置で、簡単に艦のコンピューターを乗っ取り、ロルカ船長以下乗組員はなす術もなく、殺されていきます。
「早く胞子ドライブの使い方を教えろ・・・さもなくば・・・」
で、船ごと爆破。全員死亡・・・・・
え?
次の瞬間、船内を歩くバーナム・・・気が進まないパーティに向かいます。あれ?時間が戻ってる?
同じようにパーティーの途中で呼び出しくらって、ゴーマガンダーが現れ、船内に転送する。マッドが出てきて乗組員を殺しまくり、胞子ドライブの使用方法を尋ねる。が、前回とは少し変わり・・・・
そう、タイムループ。30分間を何度も繰り返す・・・・・タイムクリスタル・・・連邦ではまだ成功した試しがない。四次元生命体の技術を得た?なんだそりゃ?時間を超えるのはクロノトン粒子をつかうんじゃなかったのか?また新しい技術が生まれたようです。
30分間のタイムループを何度も繰り返すうちに、マッドは胞子ドライブの秘密にどんどん近づきます。タイムループを繰り返しますが、ディスカバリーの乗組員は、元に戻った時点で前回の記憶はまったくありません。が、ただ1人だけ、クマムシのDNAと共生するスタメッツだけは、前回の記憶があり、マッドとタイムループのことを毎回、マイケル・バーナムに説明します。
マッドと以前、囚人船にいたタイラーが、タイムループのことを知ってる可能性があったから・・・・スタメッツは直接タイラーから聞こうとしますが、まったく話にならなかったようで・・・・タイラーが好意を持つバーナムにタイラーからタイムループのことを聞き出すよう説明しますが、30分の間に成功せず、毎回爆死・・・・・「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンドレス8を思い出しました。
タイムループから抜け出すための正解はなんだ?をスタメッツとバーナムを中心に模索します。ブリッジの隅にいる、時々映るこのクルーは・・・今回も何度かアップになったけど、そのうちなんか秘密兵器を出しそうで・・・・期待してます。
てな感じで、(中略)無事解決。タイムトラベルものはあまり好きじゃないんですが、まぁ、このくらいなら許す。面白かった。
アフタートレックも毎回週替わりで俳優さんがゲストで出てくるんで、面白いです。もうこういうエンターテイメントは、日本はどうやってもかなわないな。
この記事へのコメント