映画サロン vol.79 「MON ROI (モン・ロア)」(長文・ネタバレ注意)
先月の「未来よこんにちは」以来、すっかり塩尻の映画館、東座のFROMEAST上映会の虜になってしまいました。毎月1本上映。今月は2015年フランスの恋愛映画「MON ROI」。例によって第1回のグッドモーニングショー、今回は7時45分開始。1000円です。これはお得。
30分前に映画館に着いたら、ちょうど合木さん(FROMEASTのサイトで自己紹介されていた)も来たところで・・・・これから映画館の準備をするところでした。1人でいろいろやられるので・・・すごいなぁと。今度からは15分前に来よう。(笑)
そういうわけで、今回も一番乗り。前回よりはお客さんは少なかったかなぁ・・・10人ぐらいだったか。合木こずえさんの前説。本当に映画が好きなんだなぁというのが伝わってきます。詳しすぎる。「MON ROI」の女性監督、マイウェンは女優でもありながら、映画監督もこなす・・・フランスの女性は本当に活動的だと。17歳でリュックベッソンと結婚して、数年で離婚した・・・・フィフスエレメントにも出演してた?ちょうど結婚してる時ですが・・・・その後、リュックベッソンは、マイウェンと離婚してすぐに主演のミラ・ジョボビッチと再婚してます。いろいろあったんでしょうねぇ・・・結局、そのミラ・ジョボビッチとも離婚してますけど。
最近のフランス映画は、恋愛映画から遠ざかってる・・・・今回は久しぶりの恋愛映画とのこと。じゃ、あらすじと感想書きましょうか。「モン・ロワ」直訳だと「私の王様」らしい。サブタイトルは「愛を巡るそれぞれの理由」。
冒頭、雪のアルプスの山々。フランス・・・ということは、グルノーブルのあたりでしょうか。キャリアにスキーを積んだ車がスキー場を目指していっぱい走っていたのを思い出します。
子供連れの女性、トニーが気持ちよさそうに滑ってきます・・・そんなに急斜面じゃないと思うけど・・・・転倒、クラッシュ。病院に運ばれた彼女はヒザの激痛と、前十字靭帯断裂だったかな・・・・を告げられる。あれ?それって、元カミさんと同じヤツだ。たしかにスキーしてた時にケガしたんですが、元カミさんは、まだ小さかった次男のけんけんとファミリーゲレンデで遊んでて、上から滑ってきたけんけんを受け止める時にヒザを捻って転倒して、断裂したんだったかな。そんなにスピードが出てたわけでもなかったので、大したことはないだろうと思ったら、しばらく歩けませんでしたからね。
トニーがヒザを押さえて激痛に耐えるシーンは、元カミさんの姿を思い出しました。
女性医師から「ヒザの痛みは心の痛みに似ている。治っていく過程は、人生と同じようなものよ」だったかな。
「ヒザは片方にしか曲がらない。前向きにしか曲がらない関節よ」そんなセリフだったかな。
まぁ、たしかに歩くことが困難になるという点においては、生活に困るよなぁ。2年前に肩鎖関節脱臼で靭帯を断裂した私。三角巾で腕をつって、中国出張してましたねぇ。よくやるよなぁ。(笑)
トニーは手術したんだったかなぁ・・・・元カミさんは手術しなかったんですが・・・・海辺のリハビリ施設で過ごします。私も週1回のリハビリ、辛かったですねぇ。全然、腕が上がらなくて・・・・リハビリセンターのお姉ちゃんにマッサージしてもらったり、腕を伸ばしたり曲げたり・・・・家でも毎日やってましたが・・・・おかげで、現在はまぁ、普通に使えるようになりました。
さて、トニーのそのヒザを治すシーンと、心の痛み・・・・彼女はどうやら離婚して、シングルマザーとして息子を育てているようだが、その息子の父親、ジョルジオと知り合ったところからのシーンが交互に出てきます。たぶん、10年ぐらい前の若い頃と、現在の老けた頃を演じているのですが・・・・30代と40代かなぁ。トニー役のエマニュエル・ベルコは67年生まれの49歳ですから・・・・裸のシーンも何度かありますが・・・・裸体をおしげもなくさらしていますね。スリム・・・とはいえないところがリアルでいいです。
レストラン経営をしている裕福なジョルジオと弁護士のトニー。付き合い始めの頃。
「連絡先・・・・俺の携帯を持っててくれ。暗証番号は○×△□だ。」
と言って、自分の携帯をトニーに放り投げて、ジャガーXJーSで走り去ってしまう。かっこいい!これやりたい。(笑)これって・・・彼女から連絡しようとしても連絡できない。ジョルジオから連絡するという意味と、自分宛にかかってくる電話も彼女にさらす・・・・女性も含めて。何も隠し事はない、信頼しているって意味もあるかなぁ。いや、私はいくら好きな女の子でも、i-phoneパスワード教えて渡すなんて・・・・・そんなことはできないなぁ。(笑)
2人は急激に恋に落ちますが、女たらしのジョルジオは、精神的に問題のある元カノのアニエスを「自分の責任だ。面倒をみなければならない。」と捨てきれずにいました。アニエスは若く、スーパーモデル級の美女。ただ、たしかに言動や行動に問題があり、普通ではない状態。トニーもそれを理解しようと努力はしていました。
「君の子供が欲しい!」ジョルジオの突然の言葉にびっくりするトニー。まぁ、作ろうと思えば簡単にできますから・・・・・エッチするシーン、激しいですねぇ。(笑)妊娠したトニーは、ジョルジオと結婚します。裕福ですから・・・・まぁ不自由のない生活はできます。が、ジョルジオのとりまきは怪しい輩が多く、精神的に問題のあるアニエスは、トニーの妊娠を知り、自殺未遂を図ってしまう始末。ますますアニエスを放っておけなくなったジョルジオ。そんな中で子供が生まれます。男の子。名前はジョルジオがゆずらなかったシンドバッド。それ、なに?ありえる名前なの?日本で言えば、金太郎とか桃太郎って感じでしょうか。そんな名前つけられたら、子供はいじめられると思うけどなぁ・・・・
子供が生まれても、2人のすれ違いは減らない。ジョルジオの提案で借りたもうひとつの部屋。ケンカしたときやお互いに1人になりたい時に使う・・・・はずが、いつの間にかジョルジオの別宅となり、メイドもいて部屋の中にはワインセラーまである状態。トニー大激怒。当然でしょうねぇ。ジョルジオも私と同じように束縛を嫌う人種なんでしょうねぇ。まぁ、ジョルジオを演じるヴァンサン・カッセルが見事にクズ男を演じる・・・・素じゃないのか?と思うくらい。(笑)女性の敵を演じますね。
現在のシーン、リハビリ施設で同じようにヒザを手術してリハビリする若い男の子たちと楽しく過ごす紅一点トニー。彼らのエネルギッシュな行動や言動の中でリハビリするのもまんざらではない。ただ、思うようにヒザの回復はよくなく、本当に元のように戻るのかという不安とともに日々を過ごす。心の痛みの回復とヒザの痛みの回復・・・・・女性医師が言ったように、似ているところがある気はする。
楽しい時だけを共有したい男・・・・・あれ?それって俺が普段言ってることじゃないか?(笑)喜びも悲しみも共有したい女・・・・本当に?情緒不安定につきあわされるのはごめんですけどねぇ。山谷の激しいグラフを見て、恋愛とはこういうものだと言うジョルジオ、平坦でいい、愛も苦しみもいらない・・・・安定を求めるトニーの平坦なグラフは心電図で言えば死んでるのも同じだと言う・・・・なるほど。そうかなぁ?
リハビリセンターを訪れたシンドバッド。何歳?トニーと海辺を歩く姿だと7、8歳かなぁ。無邪気でかわいい。リハビリ仲間の兄ちゃんに、ジャグリングするモノのリクエストを聞かれて、キウイじゃなくて、フタの開いたヨーグルトでやらせるのは超笑った。こういうユーモアのセンスは重要だな。
過去のシーン。別宅で若い女性と寝ているジョルジオを見て、キレるトニー。トニーも睡眠薬を飲んで自殺未遂を図ってしまいます。結局、ジョルジオとトニーは離婚するのだが、離婚した後もジョルジオとベッドを共にしてしまうトニー。逃れられない愛なのか・・・・この優男ジョルジオの口車とテクニックが上手なのか・・・・・最初から最後までドロドロの愛憎劇です。正直、観ていて辛い・・・・・自分にも思い当たる節がいくつかあるので・・・・・困ったなぁ。こういう恋愛映画。リアルすぎる。監督のマイウェンが、リュックベッソンと恋愛、結婚、離婚に至った時の経験がこめられてるんじゃないかと思ってしまいます。女性目線の映画ですね。男にはちょっと痛い映画です。
「俺が俺だから好きになったんだろう?」
こんなセリフ吐いてみたいです。・・・・・そのうち使うかも。(笑)
シンドバッドの誕生日をレストランで祝う3人。とても幸せそうな瞬間。ジョルジオはトニーに腕時計を贈ります。こういうところはさすがの優男です。トニーは弁護士としての仕事が軌道に乗り始め、それまでは立場が上だと思っていたジョルジオも仕事上で見せる彼女の知らない一面を見て、やや不満。素直に喜んであげられないところは子供っぽいかな。
リハビリセンターからも退院し、無事普通の生活ができるようになったトニー。ラストシーンは・・・・学校に両親が呼ばれて、シンドバッドの成績の状況を2人で聞く。進級できるという知らせを聞いて喜ぶ2人。トニーの腕には前にプレゼントした腕時計がされてる。それを見てジョルジオは「トニーはまだ俺に気がある」と思ったのだろうか。ニヤッとして出て行きます。
トニーもまた出ていくジョルジオを優しい目で見送るのだが・・・・ここの意味はなんだろう。ヒザと同じように何事もなく治った・・・・乗り越えられたと思うべきなんだろうか。
深いですね。フランスの恋愛映画は国民性の違いもあるので・・・・・日本人とはこの恋愛観、ちょっと違うかなぁ。もしかしたら日本もこんな風になることがあるのかなぁ。そこも理解して見て感じる必要はあるかなぁ。
総合評価は・・・・75点かなぁ。まぁ、痛いほどダメ男ぶりを見せつけられますから、男にはちょっと辛い映画かもしれません。まぁ、そこがいいんですが。
あれ?東座2の方では、こんな18禁映画を上映してるんですねぇ。タイトルは
「熟女ヨガ教室 今夜もギンギン」 「未亡人女将 じゅっぽり咥えて」 「移り気 若妻の熱い舌技」って・・・・今でもこういうのを映画館で見る人っているのかなぁ。DVDとかインターネットで見てるじゃない?3本立てなんだなぁ。ふーん。
30分前に映画館に着いたら、ちょうど合木さん(FROMEASTのサイトで自己紹介されていた)も来たところで・・・・これから映画館の準備をするところでした。1人でいろいろやられるので・・・すごいなぁと。今度からは15分前に来よう。(笑)
そういうわけで、今回も一番乗り。前回よりはお客さんは少なかったかなぁ・・・10人ぐらいだったか。合木こずえさんの前説。本当に映画が好きなんだなぁというのが伝わってきます。詳しすぎる。「MON ROI」の女性監督、マイウェンは女優でもありながら、映画監督もこなす・・・フランスの女性は本当に活動的だと。17歳でリュックベッソンと結婚して、数年で離婚した・・・・フィフスエレメントにも出演してた?ちょうど結婚してる時ですが・・・・その後、リュックベッソンは、マイウェンと離婚してすぐに主演のミラ・ジョボビッチと再婚してます。いろいろあったんでしょうねぇ・・・結局、そのミラ・ジョボビッチとも離婚してますけど。
最近のフランス映画は、恋愛映画から遠ざかってる・・・・今回は久しぶりの恋愛映画とのこと。じゃ、あらすじと感想書きましょうか。「モン・ロワ」直訳だと「私の王様」らしい。サブタイトルは「愛を巡るそれぞれの理由」。
冒頭、雪のアルプスの山々。フランス・・・ということは、グルノーブルのあたりでしょうか。キャリアにスキーを積んだ車がスキー場を目指していっぱい走っていたのを思い出します。
子供連れの女性、トニーが気持ちよさそうに滑ってきます・・・そんなに急斜面じゃないと思うけど・・・・転倒、クラッシュ。病院に運ばれた彼女はヒザの激痛と、前十字靭帯断裂だったかな・・・・を告げられる。あれ?それって、元カミさんと同じヤツだ。たしかにスキーしてた時にケガしたんですが、元カミさんは、まだ小さかった次男のけんけんとファミリーゲレンデで遊んでて、上から滑ってきたけんけんを受け止める時にヒザを捻って転倒して、断裂したんだったかな。そんなにスピードが出てたわけでもなかったので、大したことはないだろうと思ったら、しばらく歩けませんでしたからね。
トニーがヒザを押さえて激痛に耐えるシーンは、元カミさんの姿を思い出しました。
女性医師から「ヒザの痛みは心の痛みに似ている。治っていく過程は、人生と同じようなものよ」だったかな。
「ヒザは片方にしか曲がらない。前向きにしか曲がらない関節よ」そんなセリフだったかな。
まぁ、たしかに歩くことが困難になるという点においては、生活に困るよなぁ。2年前に肩鎖関節脱臼で靭帯を断裂した私。三角巾で腕をつって、中国出張してましたねぇ。よくやるよなぁ。(笑)
トニーは手術したんだったかなぁ・・・・元カミさんは手術しなかったんですが・・・・海辺のリハビリ施設で過ごします。私も週1回のリハビリ、辛かったですねぇ。全然、腕が上がらなくて・・・・リハビリセンターのお姉ちゃんにマッサージしてもらったり、腕を伸ばしたり曲げたり・・・・家でも毎日やってましたが・・・・おかげで、現在はまぁ、普通に使えるようになりました。
さて、トニーのそのヒザを治すシーンと、心の痛み・・・・彼女はどうやら離婚して、シングルマザーとして息子を育てているようだが、その息子の父親、ジョルジオと知り合ったところからのシーンが交互に出てきます。たぶん、10年ぐらい前の若い頃と、現在の老けた頃を演じているのですが・・・・30代と40代かなぁ。トニー役のエマニュエル・ベルコは67年生まれの49歳ですから・・・・裸のシーンも何度かありますが・・・・裸体をおしげもなくさらしていますね。スリム・・・とはいえないところがリアルでいいです。
レストラン経営をしている裕福なジョルジオと弁護士のトニー。付き合い始めの頃。
「連絡先・・・・俺の携帯を持っててくれ。暗証番号は○×△□だ。」
と言って、自分の携帯をトニーに放り投げて、ジャガーXJーSで走り去ってしまう。かっこいい!これやりたい。(笑)これって・・・彼女から連絡しようとしても連絡できない。ジョルジオから連絡するという意味と、自分宛にかかってくる電話も彼女にさらす・・・・女性も含めて。何も隠し事はない、信頼しているって意味もあるかなぁ。いや、私はいくら好きな女の子でも、i-phoneパスワード教えて渡すなんて・・・・・そんなことはできないなぁ。(笑)
2人は急激に恋に落ちますが、女たらしのジョルジオは、精神的に問題のある元カノのアニエスを「自分の責任だ。面倒をみなければならない。」と捨てきれずにいました。アニエスは若く、スーパーモデル級の美女。ただ、たしかに言動や行動に問題があり、普通ではない状態。トニーもそれを理解しようと努力はしていました。
「君の子供が欲しい!」ジョルジオの突然の言葉にびっくりするトニー。まぁ、作ろうと思えば簡単にできますから・・・・・エッチするシーン、激しいですねぇ。(笑)妊娠したトニーは、ジョルジオと結婚します。裕福ですから・・・・まぁ不自由のない生活はできます。が、ジョルジオのとりまきは怪しい輩が多く、精神的に問題のあるアニエスは、トニーの妊娠を知り、自殺未遂を図ってしまう始末。ますますアニエスを放っておけなくなったジョルジオ。そんな中で子供が生まれます。男の子。名前はジョルジオがゆずらなかったシンドバッド。それ、なに?ありえる名前なの?日本で言えば、金太郎とか桃太郎って感じでしょうか。そんな名前つけられたら、子供はいじめられると思うけどなぁ・・・・
子供が生まれても、2人のすれ違いは減らない。ジョルジオの提案で借りたもうひとつの部屋。ケンカしたときやお互いに1人になりたい時に使う・・・・はずが、いつの間にかジョルジオの別宅となり、メイドもいて部屋の中にはワインセラーまである状態。トニー大激怒。当然でしょうねぇ。ジョルジオも私と同じように束縛を嫌う人種なんでしょうねぇ。まぁ、ジョルジオを演じるヴァンサン・カッセルが見事にクズ男を演じる・・・・素じゃないのか?と思うくらい。(笑)女性の敵を演じますね。
現在のシーン、リハビリ施設で同じようにヒザを手術してリハビリする若い男の子たちと楽しく過ごす紅一点トニー。彼らのエネルギッシュな行動や言動の中でリハビリするのもまんざらではない。ただ、思うようにヒザの回復はよくなく、本当に元のように戻るのかという不安とともに日々を過ごす。心の痛みの回復とヒザの痛みの回復・・・・・女性医師が言ったように、似ているところがある気はする。
楽しい時だけを共有したい男・・・・・あれ?それって俺が普段言ってることじゃないか?(笑)喜びも悲しみも共有したい女・・・・本当に?情緒不安定につきあわされるのはごめんですけどねぇ。山谷の激しいグラフを見て、恋愛とはこういうものだと言うジョルジオ、平坦でいい、愛も苦しみもいらない・・・・安定を求めるトニーの平坦なグラフは心電図で言えば死んでるのも同じだと言う・・・・なるほど。そうかなぁ?
リハビリセンターを訪れたシンドバッド。何歳?トニーと海辺を歩く姿だと7、8歳かなぁ。無邪気でかわいい。リハビリ仲間の兄ちゃんに、ジャグリングするモノのリクエストを聞かれて、キウイじゃなくて、フタの開いたヨーグルトでやらせるのは超笑った。こういうユーモアのセンスは重要だな。
過去のシーン。別宅で若い女性と寝ているジョルジオを見て、キレるトニー。トニーも睡眠薬を飲んで自殺未遂を図ってしまいます。結局、ジョルジオとトニーは離婚するのだが、離婚した後もジョルジオとベッドを共にしてしまうトニー。逃れられない愛なのか・・・・この優男ジョルジオの口車とテクニックが上手なのか・・・・・最初から最後までドロドロの愛憎劇です。正直、観ていて辛い・・・・・自分にも思い当たる節がいくつかあるので・・・・・困ったなぁ。こういう恋愛映画。リアルすぎる。監督のマイウェンが、リュックベッソンと恋愛、結婚、離婚に至った時の経験がこめられてるんじゃないかと思ってしまいます。女性目線の映画ですね。男にはちょっと痛い映画です。
「俺が俺だから好きになったんだろう?」
こんなセリフ吐いてみたいです。・・・・・そのうち使うかも。(笑)
シンドバッドの誕生日をレストランで祝う3人。とても幸せそうな瞬間。ジョルジオはトニーに腕時計を贈ります。こういうところはさすがの優男です。トニーは弁護士としての仕事が軌道に乗り始め、それまでは立場が上だと思っていたジョルジオも仕事上で見せる彼女の知らない一面を見て、やや不満。素直に喜んであげられないところは子供っぽいかな。
リハビリセンターからも退院し、無事普通の生活ができるようになったトニー。ラストシーンは・・・・学校に両親が呼ばれて、シンドバッドの成績の状況を2人で聞く。進級できるという知らせを聞いて喜ぶ2人。トニーの腕には前にプレゼントした腕時計がされてる。それを見てジョルジオは「トニーはまだ俺に気がある」と思ったのだろうか。ニヤッとして出て行きます。
トニーもまた出ていくジョルジオを優しい目で見送るのだが・・・・ここの意味はなんだろう。ヒザと同じように何事もなく治った・・・・乗り越えられたと思うべきなんだろうか。
深いですね。フランスの恋愛映画は国民性の違いもあるので・・・・・日本人とはこの恋愛観、ちょっと違うかなぁ。もしかしたら日本もこんな風になることがあるのかなぁ。そこも理解して見て感じる必要はあるかなぁ。
総合評価は・・・・75点かなぁ。まぁ、痛いほどダメ男ぶりを見せつけられますから、男にはちょっと辛い映画かもしれません。まぁ、そこがいいんですが。
あれ?東座2の方では、こんな18禁映画を上映してるんですねぇ。タイトルは
「熟女ヨガ教室 今夜もギンギン」 「未亡人女将 じゅっぽり咥えて」 「移り気 若妻の熱い舌技」って・・・・今でもこういうのを映画館で見る人っているのかなぁ。DVDとかインターネットで見てるじゃない?3本立てなんだなぁ。ふーん。
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