十三のちょっとだけ長い夜  20170217 その1

画像さて・・・しばらくブログにかまえなかった裏で何をしていたか・・・のはじまり。

会社で仕事中に、社長から私に直接電話がきました。滅多にかかってくることはないんで・・・・「また、なんかやらかしたかな?」と、心配しながら電話に出ると、

「けいつ~、あなた高松のB社長の仕事やってるでしょ。今度、別の仕事でお世話になるから、挨拶に行きたいんだよ。ちょっとさぁ、一緒に行ってくれないかなぁ。」

「承知しました。ご一緒させていただきます。」

「高松は前に広島から車で乗せてもらってしか行ったことないんで、前日に大阪にいるから、朝、新大阪駅で落ち合おう。高松まで連れて行ってよ。おみやげさぁ、松本のものなんか買って来てくれる?うん、それがいい。」

「わかりました。」

こんな感じで、数日前に高松行きが決まりました。思いがけずも帰省できることになりました。おみやげはぁ・・・・・お正月に実家に買って帰った「私がいつも行ってる・・」水舎蕎麦の蕎麦を買って行きました。(笑)いつも行ってるじゃんね。

新幹線は・・・2年前に甲子園に行った時以来ですか。新大阪に来ると、8両編成のN700系が停まってますね。松本の人にとっては珍しいです。

画像エスカレーター・・・あ、右側が動かなくて、左側が歩いて行く人。松本や東京とは逆ですね。東と西の文化の違いがこんなところで見られます。




















画像新大阪駅の近くのホテルをとりました。ホテルでテレビをつけると、サンテレビではタイガースのキャンプの状況が放送されてました。お~、いいなぁ。やっぱこうでないと。

社長からは「取引先との接待があるから、ちょっと食事は付き合ってあげられない。すまないな。」

「大丈夫です。」

大阪の自由な夜が舞い降りて来ました。(笑)さて・・・どこへ行くか?













画像大阪に来ると、ミナミの方に行きがちですので・・・今回はキタで飲もうと、タクシーに乗って

「十三(じゅうそう)まで。」

関西の人じゃないと「十三」を「じゅうそう」とは読めないでしょうね。「じゅうさん?」ですもんね。

「まぁ、キタで飲むなら十三ですよねぇ・・・ミナミに1万円で朝まで楽しめる店もあるんですけどねぇ・・・」

「え?どういう楽しめる・・・ですか?」

「いや、それが100人おったら100人が楽しいって言う店ですわ」

「はぁ?」

その情報に一瞬、心が揺れたんですけど・・・・どうしてその店の名前を聞かなかったのか・・・・後悔しています。(笑)

十三。実は初めて来ました。前々から来ようとは思ってたんですが、ついついミーハーなミナミに行ってしまいますんで。やっぱりこっちの方が昭和な感じでいいですねぇ。



画像なんだろう?香川出身の私としては、やっぱり東京とは違う・・・・安心感みたいなのを感じます。同じ西の文化の血が流れてますからね。

こんな天井の低いガード下を抜けて駅の向こう側に行きます。金曜日の夜だったせいか、結構、人が多かったですね。

















画像駅前商店街。えぇすなぁ。高松のライオン通りみたいな感じで。






















画像なんの変哲も無い商店街で・・・・探偵ナイトスクープのインタビューやってそうな感じです。




















画像目的地はココです。イマナカ酒店。

外観は酒屋さんです。入り口もこんな感じで・・・・普通の人は入らないでしょうね。


















画像で、中はこんな感じで、基本、立ち飲み。大勢のお客さんでにぎわってます。私はネクタイにスーツ姿で行ったんですが・・・・そんな人はほとんどいない。(笑)いいですねぇ。大好きですこういう感じ。

競馬の話ししてたり・・・常連の地元の人たちが、奥のあたりを陣取ってます。あの・・・・私も高松の漁師町の人間ですから・・・・似たようなおじさん、おばさんたちの中で育ってますから、全然大丈夫です。(笑)ほろ酔いのおじさんたちにケンカ越しの元気なおばちゃんが大きな声で楽しそうに飲んでるのを見ると、こっちまで楽しくなってきますね。最高っ!















画像壁に貼ってあるメニューとか、ホワイトボードに書いてるメニューとか、ものすごい種類がある。缶詰とか、乾きもんとかも置いてあって・・・・なんでも好きなのを選んでみたいな。このショーケースの中の小鉢。やばそうな感じがまたいいですね。中国と変わらん気がします。この刺身を食べる勇気は私にはなかったですけど。(笑)












画像また、ここが安くてねぇ。つまみは150円~300円ぐらいのが多いですね。お酒は酒屋だけあって、種類は豊富ですが、地方の変わった銘柄を選ぶ・・・・なんて野暮なことはせずに、普通の日本酒ヒヤで・・・・・佳撰、上撰、特撰とあって・・・・まぁ、ここは真ん中の上撰で。260円。安い。(笑)オーダーの仕方がわからなかったんで・・・・カウンターの兄ちゃんの手があいたところで、システムを聞いて注文。

注文と同時にお金を払う人も、後からまとめてお金を払う人もいて・・・いっぱいいるから、わからんようになるんやろなと、兄ちゃんに「先にお金払いましょうか?」と言ったら、「あとでまとめてでいいですよ」と言ってくれました。まぁ、スーツ着てるの私だけだし、わかりやすいんでしょうね。

伝票に書くのかと思ったら、ボール紙をビリッと破いて、それにボールペンで書いてましたね。テーブルの番号もないんで、誰の注文ってのがどうやってわかるのか・・・・「スーツ、メガネ」とか書いてるんでしょうかね。(笑)












画像
いぇーい!かんぱーい!

まずは、おでん・・・・じゃなくて、関東煮(かんとだき)をいただきます。ちくわと大根と玉子。たまらんですね。

















画像お客さんは単独の人が多いようですが、常連さんでしょうねぇ。ふらふらっと来て、みんなでワイワイやって、ふらふらっと帰るみたいな。

しょうもない話で盛り上がってるのを横で聞いて、ニヤニヤ笑いながらひとり飲んでる私。いっそのこと、話に加わろうかと思いましたが・・・・初めて来たよそもんは控えておきましょう。

そのうち、ひとり千円ずつ出して、じゃんけん大会が十数人で始まりました。(笑)「もうおらんかぁ~?」よっぽど私もやろうかと思いましたけど。・・・・まぁ、盛り上がりましたね。そのあと、もう1回やってました。














画像「赤ナマコあるん?」

「あるでぇ。」で、上撰のおかわりといっしょにもらいました。たまらんですね。めっちゃ楽しい。


これで1070円だったから・・・・安いですよねぇ。コンビニで飲んでるような感じです。もうちょっといてもよかったんですが、十三にはまだ面白い店がありそうですんで、次のお店に行くことにしました。

これがね・・・・十三の夜の序章にしか過ぎませんでした。つづきに乞うご期待っ!・・・・えーと、こんな調子で、高松の夜と、五反田の夜が2晩、長いぞぉ~。(笑)

この記事へのコメント

2017年02月26日 10:32
あ~、なんだっけ?TVで観ました、こういう、お酒やさんでやっている呑み屋さん。
Nyanta地区にはないから(子どもの頃にもなかった)興味深く思ったんですよ。
けいつ~
2017年02月26日 11:13
>Nyantaさん
こういうのを角打ち(かくうち)と呼びます。お店の一角で立ち飲みするんですが、升の角から飲むので角打ちになったようです。
松本にも古い角打ちのできるお店があったんですが、先日閉店しましてね。また見つけたいと思います。酒飲みにはたまらんですね。(笑)
2017年03月08日 16:32
それで新幹線や富士山の写真をUPしておられたのですね。
思いがけない里がえり。大阪の夜を楽しまれたようで♪
十三は僕はあまり馴染みではないのです。
入社したての頃に総務部長のお供で「三笠」という婆さん芸者の沢山いる料亭によく連れて行かれて、三笠名物の金のしゃちほこ踊りという婆さん芸者が10人ぐらいしゃちほこみたいに逆立ちする芸を見せられて、着物の裾がはだけると拍手しないと総務部長が怒るので、いやいや拍手したという嫌な記憶がトラウマになってしまっているんですよねぇ(笑)
婆さんが逆立ちする足を見て何が面白いんでしょうね
けいつ~
2017年03月08日 23:43
>逹さん
そうなんです。それで新幹線や富士山の写真がアップされてたんです。予告編みたいな感じでしょう?こっちのブログが本編です。(笑)
十三はなかなか面白いですねぇ。
婆さん芸者のディープなエピソード。これはこれですごい話ですが・・・・婆さん芸者が10人も逆立ちして着物の裾がはだけるって・・・・想像しただけでも怖い。(笑)こりゃトラウマになりますね。

この記事へのトラックバック

先月の人気記事!