しあわせさん こんぴらさん
元日は、こんぴらさんへ。お供は1年半前のこの時に知り合った中国小姐の恵美ちゃん。実は1年前にお店を辞めて、今は化粧品を中国人相手に売ってるという苦労人です。独身で子供もなし。この時に日本に来て17年と言ってるから、18年ですね。40代だと思います。私の恋愛対象からははずれています。ともだち、ともだち。(笑)杭州出身。しっかりしてましてね。話も合うのでたまにチャットしてました。
こんぴらさん、たぶん香川県で元日に一番多くの人が集まるのはここだと思います。昨年はコトデンに乗って来ましたが、やっぱりこんぴらさんにお参りに来ないとね。
地元の酒、「金陵」でお酒がふるまわれてましたので、いただきました。うーん、たまらんですね。
恵美ちゃんは、ゆずのお酒をもらってました。
さぁ、上りますよ。本殿までの785段。最初の1段はここから。自分のペースでゆっくり上りましょう。この日は春のような陽気で、暖かかったですね。上着がいらないくらいです。
石段の両側に並ぶお店をながめながら歩くのは楽しいですね。昔から変わらずある店、新しい店、いろいろです。おみやげ買うのはお参りが終わった帰りですよ。
大門が見えて来ました。ここの五人百姓までが、最初の試練です。ここまでで大体半分くらいですかね。
「1年の計は笑顔にあり」
客商売をする恵美ちゃんは、こういう言葉に反応します。「本当にそうよねぇ。いつも笑顔でいないと、お客さんもついて来ない。お客さんも笑顔になるように、がんばらないと・・・」
女性がひとりで生きていく大変さを垣間見せてくれます。本当に苦労してるんだなぁこの娘。健気です。
「ポケモンGOは禁止です」
なるほど、こんぴらさんは階段ですからね。危ないからやめましょうね。
ちょっと平坦な道が続く、五人百姓のところにやってきました。大門の内側で商売をするのを認められたのが、この5軒だけという昔からの決まりごとのようです。売ってるのは5軒とも普通のべっこうあめのようなものですが・・・これ、商売になってるんかなぁ。
「しあわせさん。こんぴらさん。しあわせさん。こんぴらさん。」
まぁ、この言葉も妙に気に入ったようで・・・・「しあわせに暮らしたいよねぇ。」
「実はふだんこうして、何気なく過ごせていることがしあわせなんだよ。それに気づいてないだけ。だから、ありがたく暮らそう。欲張りは身を滅ぼすよ。」
と、宇多田ヒカルの歌詞からセリフをいただきました。
「うん、欲張りはいけない。ちょっとだけいただく」
「うん、うん」
本当にこの娘と会話してると、なぜかこんな話になってしまいます。彼女もやはり先々、ひとりで暮らしていかねばならないことを覚悟しているような。白馬に乗った王子様の登場を期待していない・・・・40過ぎてますからねぇ。そりゃ悟りますよねぇ。
最後のお百度の階段まで来ました。ここが勾配が少しきつくて・・・・こんぴらさんの階段、何か全体を通して人生を表しているような・・・・そんな気がします。この階段をのぼり切れば・・・本殿です。
到着!こんぴらさんの本殿です。大勢の人が参拝してますね。「二礼二拍手一礼」を恵美ちゃんに教えて・・・あれ?なんか書いてある。さらにこの前後に「軽い会釈」が追加されてる・・・・
「会釈ってなに?」
「軽い挨拶のことだよ。」
「どういう意味があるの?」
「さぁ?」
そういうわけで、ふつうに二礼二拍手一礼にしました。願い事をお祈りして・・・・・
本殿からの風景です。本当に春のような陽気で、気持ちいいです。こんな穏やかなお正月は珍しいなぁ。
讃岐平野が一望できて、讃岐富士の飯野山、その向こうには瀬戸大橋が見えます。香川県、狭いですね。こんぴらさんは香川県の県境にそれほど遠くないところですから、南北の広さはこの見えてる範囲ぐらいです。
「飯野山に登ったことあるのよ。下からずっと歩いて登った」
と言ってました。飯野山、421メートル。比較的登りやすい山のようで、毎日登ってる人もいるとか。
「巫女さんは、処女・・・・」
ここでも言いましたが。(笑)どうでしょうねぇ。確かめようがないです。
亡くなった親父が毎年買っていたのが、奥にある大きい木札。こんぴらさんは海の神様ですので、海上安全のお守りは効果抜群です。巫女さんが入れてますけど、黄色い旗もついてます。2万円。
これを買うと本殿に上がってお祓いしてくれます。
今回は小さいお守りを買いました。
恒例の一円玉浮かし。まぁ、誰でも浮かせられるんですけどね。重ねて浮かそうとすると・・・・沈みますね。
恵美ちゃんいわく「今までただ上に上がって拝んで、ただ降りてくるだけだったけど、いろんなものがあったのね。全然知らなかった。面白いね。」
と、喜んでいただけたようです。よかった。
階段の上りは、まぁ体力勝負ですが、実は階段の下の方がやばい。(笑)上りの疲労がヒザにきてます。ヒザが笑うというか・・・・かくかくになりますんで、転ばないようにゆっくり降りましょうね。
カゴに乗った人がやってきましたよ。足の悪い人は、大門のところまでカゴで来ることができます。いくらぐらいだろう?三千円ぐらいですかねぇ。
「おっさん、いけるんな?」
「いけるいける」
「いかんいかん、あんたの足取り見よったらいけんやろ。交代や!」
こんなおじいさんみたいな人がカゴを担いで階段上るなんて・・・・無理でしょう?なんでこんな仕事してるのか・・・・
おみやげもの・・・香川の名産、和三盆。きれいですね。
ここにもうどん屋さんはいっぱいありますが・・・・別のうどん屋に行くことにします。
それにしても大勢の参拝客で・・・・こんなふうに私の1月1日が始まりました。
こんぴらさん、たぶん香川県で元日に一番多くの人が集まるのはここだと思います。昨年はコトデンに乗って来ましたが、やっぱりこんぴらさんにお参りに来ないとね。
地元の酒、「金陵」でお酒がふるまわれてましたので、いただきました。うーん、たまらんですね。
恵美ちゃんは、ゆずのお酒をもらってました。
さぁ、上りますよ。本殿までの785段。最初の1段はここから。自分のペースでゆっくり上りましょう。この日は春のような陽気で、暖かかったですね。上着がいらないくらいです。
石段の両側に並ぶお店をながめながら歩くのは楽しいですね。昔から変わらずある店、新しい店、いろいろです。おみやげ買うのはお参りが終わった帰りですよ。
大門が見えて来ました。ここの五人百姓までが、最初の試練です。ここまでで大体半分くらいですかね。
「1年の計は笑顔にあり」
客商売をする恵美ちゃんは、こういう言葉に反応します。「本当にそうよねぇ。いつも笑顔でいないと、お客さんもついて来ない。お客さんも笑顔になるように、がんばらないと・・・」
女性がひとりで生きていく大変さを垣間見せてくれます。本当に苦労してるんだなぁこの娘。健気です。
「ポケモンGOは禁止です」
なるほど、こんぴらさんは階段ですからね。危ないからやめましょうね。
ちょっと平坦な道が続く、五人百姓のところにやってきました。大門の内側で商売をするのを認められたのが、この5軒だけという昔からの決まりごとのようです。売ってるのは5軒とも普通のべっこうあめのようなものですが・・・これ、商売になってるんかなぁ。
「しあわせさん。こんぴらさん。しあわせさん。こんぴらさん。」
まぁ、この言葉も妙に気に入ったようで・・・・「しあわせに暮らしたいよねぇ。」
「実はふだんこうして、何気なく過ごせていることがしあわせなんだよ。それに気づいてないだけ。だから、ありがたく暮らそう。欲張りは身を滅ぼすよ。」
と、宇多田ヒカルの歌詞からセリフをいただきました。
「うん、欲張りはいけない。ちょっとだけいただく」
「うん、うん」
本当にこの娘と会話してると、なぜかこんな話になってしまいます。彼女もやはり先々、ひとりで暮らしていかねばならないことを覚悟しているような。白馬に乗った王子様の登場を期待していない・・・・40過ぎてますからねぇ。そりゃ悟りますよねぇ。
最後のお百度の階段まで来ました。ここが勾配が少しきつくて・・・・こんぴらさんの階段、何か全体を通して人生を表しているような・・・・そんな気がします。この階段をのぼり切れば・・・本殿です。
到着!こんぴらさんの本殿です。大勢の人が参拝してますね。「二礼二拍手一礼」を恵美ちゃんに教えて・・・あれ?なんか書いてある。さらにこの前後に「軽い会釈」が追加されてる・・・・
「会釈ってなに?」
「軽い挨拶のことだよ。」
「どういう意味があるの?」
「さぁ?」
そういうわけで、ふつうに二礼二拍手一礼にしました。願い事をお祈りして・・・・・
本殿からの風景です。本当に春のような陽気で、気持ちいいです。こんな穏やかなお正月は珍しいなぁ。
讃岐平野が一望できて、讃岐富士の飯野山、その向こうには瀬戸大橋が見えます。香川県、狭いですね。こんぴらさんは香川県の県境にそれほど遠くないところですから、南北の広さはこの見えてる範囲ぐらいです。
「飯野山に登ったことあるのよ。下からずっと歩いて登った」
と言ってました。飯野山、421メートル。比較的登りやすい山のようで、毎日登ってる人もいるとか。
「巫女さんは、処女・・・・」
ここでも言いましたが。(笑)どうでしょうねぇ。確かめようがないです。
亡くなった親父が毎年買っていたのが、奥にある大きい木札。こんぴらさんは海の神様ですので、海上安全のお守りは効果抜群です。巫女さんが入れてますけど、黄色い旗もついてます。2万円。
これを買うと本殿に上がってお祓いしてくれます。
今回は小さいお守りを買いました。
恒例の一円玉浮かし。まぁ、誰でも浮かせられるんですけどね。重ねて浮かそうとすると・・・・沈みますね。
恵美ちゃんいわく「今までただ上に上がって拝んで、ただ降りてくるだけだったけど、いろんなものがあったのね。全然知らなかった。面白いね。」
と、喜んでいただけたようです。よかった。
階段の上りは、まぁ体力勝負ですが、実は階段の下の方がやばい。(笑)上りの疲労がヒザにきてます。ヒザが笑うというか・・・・かくかくになりますんで、転ばないようにゆっくり降りましょうね。
カゴに乗った人がやってきましたよ。足の悪い人は、大門のところまでカゴで来ることができます。いくらぐらいだろう?三千円ぐらいですかねぇ。
「おっさん、いけるんな?」
「いけるいける」
「いかんいかん、あんたの足取り見よったらいけんやろ。交代や!」
こんなおじいさんみたいな人がカゴを担いで階段上るなんて・・・・無理でしょう?なんでこんな仕事してるのか・・・・
おみやげもの・・・香川の名産、和三盆。きれいですね。
ここにもうどん屋さんはいっぱいありますが・・・・別のうどん屋に行くことにします。
それにしても大勢の参拝客で・・・・こんなふうに私の1月1日が始まりました。
この記事へのコメント
そうですね。この娘は年齢も年齢だし、水商売からいろいろな人間関係がイヤになって、別の仕事を始め、生計をたてるためにひとりで頑張ってる。人と人の信頼関係が一番大事だと言うくらいですから・・・彼女の言葉は重いし、深いかもしれません。人生にも当てはまるかもしれませんね。
ほんとにいいお天気でよかったですね。香川県人にも春でした。(笑)このこんぴらさんに行った日は、上着がいらないくらいで、本殿まで上がった時には汗かいてましたからね。
一円玉浮かし、これ1枚浮かすのは簡単なんですが、3枚の上にもう1枚上に載せるってのをやるのが面白いんですよね。あと、これきっと洗剤をたらすと、表面張力が弱くなっていっせいに全部が落ちるだろうなってのをやりたくてやりたくて。(笑)
あ~、お稲荷さんのキツネもなんかくわえてましたっけ?