諏訪五蔵 酒蔵めぐり! (長文注意)

画像昼間っから珍しく、各駅停車の電車で移動。休みの日の昼間は乗客が少ないなぁ。

たまにはこんな旅もいいか。

・・・・・どちらへ?なんで、クルマじゃないの?


















画像電車にゆられること30分ほど。着いたのは、花火大会の時に来た、上諏訪駅。

ホームには無料の足湯があります。

さて、どうしてここへ電車で来たのでしょう?















画像ジャジャーン!地元上諏訪の造り酒屋。「真澄」でおなじみの宮坂酒造。「真澄」は全国区じゃない?

タイトルで察しはつくと思いますが、今回は酒蔵めぐりです。だからクルマじゃ来れなかったわけ。いつもここをクルマで通り過ぎて、酒蔵めぐりしている人を見ては「あ~、俺もやりたい!」と思ってたわけで・・・気合い入れて来ました。


諏訪五蔵 酒蔵めぐり

上諏訪駅から500メートルくらいの間に、五軒の酒蔵が並んでいます。

「真澄」、「横笛」、「本金」、「麗人」、「舞姫」

創業が一番古いのは「真澄」。寛文2年(1662年)って・・・江戸時代。あの・・・354年前ですけど?ハンパないなぁ。当時はこの一帯には13軒も造り酒屋があったとか。きれいな水とおいしい米が採れるところが、名酒の郷のようです。長野県は結構、造り酒屋が多いですね。










画像五軒を試飲して回れるクーポンが1800円。1軒あたり4~5種類の酒を飲ませてくれます。

真澄の宮坂酒造は、さすが最大手。広くてとても綺麗。試飲コーナーがこんな感じで用意されています。
















画像今回いただいたのは、この6本。限定品の純米大吟醸に、純米あらばしり、ひやおろしに・・・一番左のは柚子の焼酎だったかな。わくわくしますね。

お店のお姉さんが私一人のために、ひとつひとつ説明してお酒を注いでくれました。お酒に使う米は「山田錦」と「美山錦」。ご飯として食べるお米と、酒を作るお米は品種が違うのね。















画像このくらいずつですよ。(笑)味わいながらいただきましょう。このグラスと巾着がもらえます。なかなかいいですね。




















画像こんなふうに甘口、辛口、すっきり、香り高いのマトリックスに、各銘柄が配置されています。

私は辛口の香り高いやつ・・・右上の方が好きですね。山花はおいしかったですね。辛口生一本とかが飲みたかったですね。














画像限定品のお酒が冷蔵されて売ってますよ~。私がいる間にも新酒を買いに来た人が何人もいました。
















画像これは11月から売り出した純米あらばしりの新酒ですね。これは原酒なんで、度数も高めで、なんだろう?ちょっと角張ったというか、主張が強い感じです。あらばしりの名前のごとくとでも言いましょうか。最初に出て来る酒なのでこういう感じなのでしょうね。

キライじゃないです。(笑)もう少しおとなしいというか、丸みのあるお酒が一般的なやつなんでしょうねぇ。














画像ここはお酒以外にも酒器や肴等、いろんなものを売ってまして。それを見ているのも結構楽しいです。
















画像
「はい、まーすーみー」

って、お姉さんが写真を撮ってくれました。(笑)一口ずつの試飲ですけど、原酒もあり、あなどれませんね。















画像すぐ隣には12/10~12/29の期間限定。日曜祝日は休み。10:00~16:30の間だけっていうんだから行っておけばよかった。松の間カフェがオープンしてました。ドリンクとお菓子だけですけどね。

















画像これがグラスといっしょにもらえる巾着。緑と赤から選べます。ちょっとかわいい。






















画像さて次は・・・・「横笛」の伊東酒造。

「深水」という銘柄もあり・・・・え?美人画の伊東深水?高校生ぐらいの頃に、何かの展覧会で「指」という絵を見て、すごいなぁと感心したことがあります。朝丘雪路のお父さんね。

伊東酒造と伊東深水の関係は・・・・名前がたまたま同じらしい。創業者と伊東深水が親交があって、作品も集めていたとのこと。













画像すぐ隣に、伊東近代美術館ってのがあって、伊東深水や竹久夢二の日本画や彫刻のコレクションが展示されている。伊東深水と創業者は個人的に親交があったようです。比較的新しい酒蔵で、昭和33年創業。当時、そのようなコレクションができたってことは・・・・儲かってたんでしょうね。

















画像1軒目の宮坂酒造があまりに立派だったんで・・・・ここは、造り酒屋の事務所の脇の試飲コーナーという感じです。まぁ、飲めればいいですけど。(笑)



















画像やはり女性従業員の方が、ひとつひとつ丁寧に説明してくださって、試飲させていただきました。

ここは本醸造の超辛口の「けじめ」というのがおいしかったですねぇ。あとはにごり酒とか、原酒系のものとか・・・・やはり5種類だったか飲ませていただいて・・・・気持ちいいです。(笑)酒蔵めぐり、最高ですね。まだ3軒ある。

「1日で回るより、2回くらいに分けた方がいいんですけどね。」

このクーポン券、当日回らなくてもいいんですよ。スタンプラリーみたいにハンコ押してくれます。でもまぁ、また電車で来るのも面倒くさいし。大丈夫でしょう。それにしても、五蔵めぐりの人はたくさん来ると思うんですけどねぇ。快く対応してくれますねぇ。ちょっと申し訳ないです。









画像この店もマトリックスで自分の店の商品を表していますね。ポジショニングマップ?あれ?ここは縦軸に淡麗と濃醇、横軸に果物のような香りとお米のような香りになってる。

なるほど・・・お店によって表し方が違うんですね。フルーティーなのからお米のようなのに変わるのか。そう言われてみれば、そんな気もしますね。















画像なんかこう、お酒に囲まれてると嬉しい気分になってきますね。(笑)



















画像次は・・・上諏訪駅に一番近い「舞姫」。たぶん、最初に「五蔵めぐり」で訪れるのはこの酒蔵が多いんじゃないかと、わざと私ははずしました。一番遠くの「真澄」から回って来ました。あまのじゃくですから。(笑)


















画像あれ?この酒蔵もそんなに大きくはありません。明治27年創業。大正天皇に献上したとか。

蔵造りの建物がいいですね。

















画像お昼休みだったのか、ここでは酒蔵の若いお兄ちゃんがお酒を注いでくれます。

まずはこの4本。右から純米拾年古酒で漬け込んだ極上梅酒。いや、梅酒はどうでもいいんですけど。(笑)その隣が・・・今年の新酒鑑評会で金賞受賞の「翠露(すいろ)」純米大吟醸 無濾過原酒。お米は山田錦ですね。

そして、その次が美山錦の同じく無濾過ですが、こちらは生原酒。説明聞いたけど忘れました。そして、純米原酒の「秋あがり」と。どれも原酒なんで、普通の日本酒よりもアルコール度数が少し高い。おいしくて気持ちいいです。

ほんとにたまらんですね。














画像「では、これもどうぞ!」

からくち芳醇 「静」。うーん、やっぱり辛口が好き!おいしいっ!






















画像4軒目、「麗人」。寛政元年(1789年)創業。220年ぐらいですか。すごいですねぇ。

ここのお店はまぁまぁ広いですね。
















画像ここも女性従業員の方が試飲をさせてくれました。やっぱり事務所の横に試飲と販売する場所があって・・・・って感じです。

このお店ではこの純米大吟醸「夢雫」だけを注いでくれます。うーん、おいしい。

で、次は・・・あれ?お姉さんの態度が・・・これで終わりっぽい。そこへお酒を買いに来たお客さんが来たので、そっちへ行ってと・・・・

















画像
あ、あとはセルフサービスなのね。まぁ、買わない客なので、それでいいですけどね。



















画像ここに入ってるの、好きに飲んでください。・・・・って、はい好きに飲みます。






















画像よーし、どれからいくか?





















画像麗人 純米大吟醸 100%山田錦使用。






















画像 青い瓶の麗人 純米吟醸






















画像辛口の極み・・・・うーん、うまい。






















画像にごり酒・・・と。好きに飲んでいいので、多めに注いでます。(笑)だいぶ酔ってきました。

えーと、もう一回、辛口の極みを飲んで・・・・



















画像え?これもいいんですか?ありがとうございます。純米吟醸酒と吟醸酒の初しぼり。原酒ですね。ワインでいうとボージョレヌーボーなのかなぁ。

あと1軒あるので、ここはこのくらいにして。


















画像外に麗人仕込み水というのがありまして、ここでグラスをゆすぎます。ほんとはこの水を飲みながら、試飲をした方がいいそうですが、かまわず次々飲んでしまいましたね。(笑)



















画像最後に来たのが「本金」。軒先の杉玉がいい色に変わってます。新酒もすっかり熟成したでしょう。宝暦6年(1756年)創業。260年、ここも古いですねぇ。



















画像ここのお店が一番小さかったような。店番のおじさんがお酒を注いでくれます。家族5人を中心にやっている小さな造り酒屋。「すっと飲みやすい」「程よく味と香りが膨らむ」「主張しすぎない」というコンセプトで作っているという本金。

まずは・・・あれ?これ・・・・夏季限定酒の「雨上がりの空と」。そうそう、先日の喰わず嫌い蕎麦めぐりの時に飲んだお酒です。

「この間、松本の蕎麦屋で飲みましたよ。おいしいですね。」

おじさんといろいろ話しながら・・・・もうすっかり私も酔っ払ってます。












画像からくち太一もおいしいし、どれにするかなぁ。


















画像というわけで、最終的に買って来たのは、本金の純米大吟醸でした。

家で作ったおでんでヒヤで一杯。くーっ。たまらん。すっかり本金ファンになってしまいました。
酒蔵めぐり面白かったですね。春と秋に呑み歩き会というイベントがあるようですので、また行きましょう。

3日ぐらいで飲んでなくなりました。(笑)次は松本の酒蔵めぐりかな・・・

この記事へのコメント

2016年12月14日 07:15
ホント、わくわくしますね。って、飲めないんですけど。(笑)
おでんも本格的ですね。
けいつ~
2016年12月14日 13:00
>櫻弁当さん
面白そうでしょう。・・・って、お酒の飲めなかったですか。(笑)
おでん・・・適当に作ったんですよ。
2016年12月14日 22:01
なんということでしょう!
これで、こんなに楽しんで、まあ、1800円・・・!
酒蔵の皆さんに「ナイス!」です。
あ~!行ってみたい!
あ、ちなみに「真澄」 のんだことあります ♡
けいつ~
2016年12月15日 06:46
>Nyantaさん
いいでしょう?これ。日本酒飲める人ならおすすめです。めっちゃ楽しい。(笑)1年中やってますんで、機会があれば。おぉ、やっぱ真澄はあるよねぇ。
2016年12月18日 09:22
各停に乗っての昼間のただ酒巡り、いいですねぇ
僕も独り身になったら是非やってみたいと思っている信州各駅停車の旅です。
母と家人が存命です。
早くひとりになる日が来ることを祈って下さい
けいつ~
2016年12月18日 13:34
>逹さん
のんびりとした過ごし方でしょう。独り身になったら各駅停車の旅、楽しんでみてください。(笑)
早くひとりになるのを祈ってくださいってのは・・・・・微妙ですね。
2016年12月30日 13:35
サイコーですね。お酒大好きな私なので、ホンマ羨ましいです。いつの日か子供たちがそれぞれ自立したら、自由旅行ってみたい~~。
( ̄▽ ̄;)まだまだ脛かじられまくりの日々やし、遥か彼方かも(笑)
けいつ~
2016年12月31日 11:40
>うきさん
日本酒好きにはたまらん酒蔵めぐりでしょう?ワクワクしますよ。(笑)ぜひ自由旅行でお越しください。
ふらふらになるまで飲めます。

この記事へのトラックバック

先月の人気記事!