深センのちょっとだけ長い夜
深セン最後の夜は誰に会うか?・・・・順番からいくと、ふぁんふぁんちゃん・・・・が最有力でしたが、残念ながら彼女はその日、西安にいるってことで・・・・前の週なら深センにいたんですけどねぇ。小葉子と順番変えればよかったかなぁ・・・ふぁんふぁんちゃんも残念そうでした。
そうなると・・・一緒にご飯食べに行きたいと言ってた、松坂の小燕子(しゃおいぇんず)かなぁと。仕事が終わる11時頃に別の日本料理の店で待ち合わせして、遅いご飯です。
「あー、疲れた。」
小燕子、ほんとに疲れた様子で・・・仕事のグチを私にこぼします。よしよし。とにかく一杯やろう。私はビール、小燕子は梅酒。サーモン巻きと梅しそ巻きからつまみます。
この店は、小燕子が行きたいと言った店で、その理由は以前、松坂に勤めてた料理長がこの店にいるから・・・・なるほど、たしかに松坂よりは、この店の方がおいしい。
豆腐のサラダね。厨房から顔をのぞかせた料理長に小燕子があいさつしてました。
この前、カツカレーを食べに松坂に行った時は、仕事中だったのであまり長く話せなかったけど、この日はお互いの近況を話し合って・・・・私は息子たち二人のこと・・・・この前、あまり連絡をしない長男に東京へ会いに行ったけど、すれ違う一瞬だけ言葉を交わして、その後もあまり連絡しないって話・・・・・まぁ、その後は連絡してきましたが・・・・
小燕子は・・・今の仕事が忙しくて・・・店員は少なくて、人使いがあらいから辞めたいって話。小燕子・・・・俺が知ってるだけで何店舗目?連絡するたびに勤める店が変わってます。
「小燕子・・・もう29歳だよねぇ。辞めたいって・・・また他の日本料理の店に行くのか?どこ行っても同じだぞ?たいして変わらないって。それよりも、もう結婚したら?彼氏はいないのか?」
「彼氏はいない・・・めんどくさい。」
「まぁ、めんどくさいのはわかるけど・・・小燕子、他に何の仕事ができる?」
「なんでもできるよ」
「なんでもできるって、会社の仕事はしたことないよねぇ。ずっと日本料理の店で働いてるから・・・」
そういえば、この前会った小葉子は、夜はカラオケで働いてましたが、昼間は携帯の付属品売ってる店で働いてるって言ってました。
「携帯売ってる店で働くとか?」
「あー、そういう店では働きたくないなぁ。」
「おい。なんでもできるんじゃなかったのか?じゃあ、やっぱり日本料理の店か?」
「そうねぇ・・・そうかなぁ。」
「もう30歳になっちゃうぞ。どうするんだよぉ。」
「そうよねぇ。毎日、昼と夜働いて、疲れて家に帰って・・・・また起きて、昼と夜働いての繰り返し。本当に疲れる。」
松坂は昼間も寿司食べ放題をやってるらしく、中国人がいっぱい来て、食べるだけ食べるので忙しいらしい。と、そこへエビの天ぷらがやってきて
「私、これ大好き!本当においしいなぁ。これを食べてる時が幸せ。」
それまで辛そうな顔をしていた小燕子の顔が、一気にパーッと明るくなって、本当においしそうにエビの天ぷらを食べてる様子を見て、かわいいなぁ・・・と思いました。素直な子でねぇ・・・・私が深センにいれば、たまにこうして一緒にごはん食べて元気付けてあげられるんだけどねぇ。
エビの天ぷら、本当に好きなようで・・・よかった。
「小燕子、休みの日は何してるの?なにか好きなことはあるの?」
「寝る!」
「ははは・・・やっぱ寝るか・・・・寝て、おいしいもの食べるのがいいよなぁ。」
小燕子の携帯。ガラスが思いっきり割れてました。
「小燕子、その携帯、使えるのか?危ないじゃない?指とか顔、切れるぞ!」
「だいじょうぶよ、表面に透明のシールがあるから。」
「華強北で直せばいいじゃん?」
「直すぐらいなら新しい携帯に替えるわ」
「まぁ、そりゃそうだけど・・・」
焼きしいたけも意外においしくて・・・・たしかに松坂よりはここの方がおいしい。(笑)今度からここに来ようかなぁ。
それにしても小燕子、なんでお店長続きしないんだろうなぁ。こらえ性がないのかなぁ・・・・29歳にもなって。
「小燕子、今度来た時はまた違う店で働いてるのかなぁ?」
「そうかもねぇ・・・・私もどんどん老けていくわぁ」
「彼氏を見つけて早く結婚しましょう。」
「いらないよ」
なんか・・・ずっと話してるうちに、お父さんと娘のような会話になってきました。(笑)私に娘はいないんですけど。
深セン最後の夜は、こんな感じで・・・・
「じゃあ、俺は明日の飛行機で日本に帰るから。また今度深センに来たら、ごはん食べよう。」
「うん、気をつけてね。」
こういう女友達が深センにいるってのもありがたいものです。普通にいろんな話をして・・・・あ、小燕子は日本語が少しできるので、会話は半分日本語、半分中国語です。前よりも少し日本語がヘタになってたかなぁ。やっぱり微妙なニュアンスは彼女が日本語で伝えきれないので、中国語で話します。
さーて、次に会えるのはいつかなぁ。
そうなると・・・一緒にご飯食べに行きたいと言ってた、松坂の小燕子(しゃおいぇんず)かなぁと。仕事が終わる11時頃に別の日本料理の店で待ち合わせして、遅いご飯です。
「あー、疲れた。」
小燕子、ほんとに疲れた様子で・・・仕事のグチを私にこぼします。よしよし。とにかく一杯やろう。私はビール、小燕子は梅酒。サーモン巻きと梅しそ巻きからつまみます。
この店は、小燕子が行きたいと言った店で、その理由は以前、松坂に勤めてた料理長がこの店にいるから・・・・なるほど、たしかに松坂よりは、この店の方がおいしい。
豆腐のサラダね。厨房から顔をのぞかせた料理長に小燕子があいさつしてました。
この前、カツカレーを食べに松坂に行った時は、仕事中だったのであまり長く話せなかったけど、この日はお互いの近況を話し合って・・・・私は息子たち二人のこと・・・・この前、あまり連絡をしない長男に東京へ会いに行ったけど、すれ違う一瞬だけ言葉を交わして、その後もあまり連絡しないって話・・・・・まぁ、その後は連絡してきましたが・・・・
小燕子は・・・今の仕事が忙しくて・・・店員は少なくて、人使いがあらいから辞めたいって話。小燕子・・・・俺が知ってるだけで何店舗目?連絡するたびに勤める店が変わってます。
「小燕子・・・もう29歳だよねぇ。辞めたいって・・・また他の日本料理の店に行くのか?どこ行っても同じだぞ?たいして変わらないって。それよりも、もう結婚したら?彼氏はいないのか?」
「彼氏はいない・・・めんどくさい。」
「まぁ、めんどくさいのはわかるけど・・・小燕子、他に何の仕事ができる?」
「なんでもできるよ」
「なんでもできるって、会社の仕事はしたことないよねぇ。ずっと日本料理の店で働いてるから・・・」
そういえば、この前会った小葉子は、夜はカラオケで働いてましたが、昼間は携帯の付属品売ってる店で働いてるって言ってました。
「携帯売ってる店で働くとか?」
「あー、そういう店では働きたくないなぁ。」
「おい。なんでもできるんじゃなかったのか?じゃあ、やっぱり日本料理の店か?」
「そうねぇ・・・そうかなぁ。」
「もう30歳になっちゃうぞ。どうするんだよぉ。」
「そうよねぇ。毎日、昼と夜働いて、疲れて家に帰って・・・・また起きて、昼と夜働いての繰り返し。本当に疲れる。」
松坂は昼間も寿司食べ放題をやってるらしく、中国人がいっぱい来て、食べるだけ食べるので忙しいらしい。と、そこへエビの天ぷらがやってきて
「私、これ大好き!本当においしいなぁ。これを食べてる時が幸せ。」
それまで辛そうな顔をしていた小燕子の顔が、一気にパーッと明るくなって、本当においしそうにエビの天ぷらを食べてる様子を見て、かわいいなぁ・・・と思いました。素直な子でねぇ・・・・私が深センにいれば、たまにこうして一緒にごはん食べて元気付けてあげられるんだけどねぇ。
エビの天ぷら、本当に好きなようで・・・よかった。
「小燕子、休みの日は何してるの?なにか好きなことはあるの?」
「寝る!」
「ははは・・・やっぱ寝るか・・・・寝て、おいしいもの食べるのがいいよなぁ。」
小燕子の携帯。ガラスが思いっきり割れてました。
「小燕子、その携帯、使えるのか?危ないじゃない?指とか顔、切れるぞ!」
「だいじょうぶよ、表面に透明のシールがあるから。」
「華強北で直せばいいじゃん?」
「直すぐらいなら新しい携帯に替えるわ」
「まぁ、そりゃそうだけど・・・」
焼きしいたけも意外においしくて・・・・たしかに松坂よりはここの方がおいしい。(笑)今度からここに来ようかなぁ。
それにしても小燕子、なんでお店長続きしないんだろうなぁ。こらえ性がないのかなぁ・・・・29歳にもなって。
「小燕子、今度来た時はまた違う店で働いてるのかなぁ?」
「そうかもねぇ・・・・私もどんどん老けていくわぁ」
「彼氏を見つけて早く結婚しましょう。」
「いらないよ」
なんか・・・ずっと話してるうちに、お父さんと娘のような会話になってきました。(笑)私に娘はいないんですけど。
深セン最後の夜は、こんな感じで・・・・
「じゃあ、俺は明日の飛行機で日本に帰るから。また今度深センに来たら、ごはん食べよう。」
「うん、気をつけてね。」
こういう女友達が深センにいるってのもありがたいものです。普通にいろんな話をして・・・・あ、小燕子は日本語が少しできるので、会話は半分日本語、半分中国語です。前よりも少し日本語がヘタになってたかなぁ。やっぱり微妙なニュアンスは彼女が日本語で伝えきれないので、中国語で話します。
さーて、次に会えるのはいつかなぁ。
この記事へのコメント
そうですよねぇ。この娘には私も好きとかキライとかの感情を感じないんですよねぇ。ちゅーはしたことあるんですけどねぇ。それ以上はどうもする気にならないというか・・・こういうのを友達というんでしょうかねぇ。
こういう友達100人できるかな?って感じで頑張ります。(笑)