映画サロン vol.66 「ターミネーター 新起動(ジェニシス)」(ネタバレ注意)

画像ジェームズ・キャメロン監督・・・・私の好きな監督のひとりです。ターミネーター、ターミネーター2はとても好きでした。何回見ても面白い。あと、あれあれ「エイリアン2」!あれも最高ね。忍び寄る恐怖感と大爆破ってのがこれらに共通するかな。

ターミネーター4は、深センで2009年に見て、感想を書いてますね。この時の評価は35点って・・・ターミネーター3とともに見事にこきおろしてます。

で、今回のターミネーター5・・・というか、リブートになったんですね。同じ時期に上映されてるマッドマックスもありましたが・・・・コレ、なんか面白くないっぽい予感がしたので・・・迷わずターミネーターにしました。マッドマックスは、社会背景や世界観、主人公の感情の変化からもやっぱり「1」が断然面白い。そのあとは、なんか違う方向に行っちゃった。

さて、ターミネーター5。まぁ、1作目が1984年ですから・・・・31年前ですよ。2でも1991年だから24年前。今の  CG技術使えば、なんでもできるだろうなと・・・想像はしてましたが・・・・







画像今回はメンズデイの木曜日の21:00から仕事が終わって、うどん食べてから見に来ました。

残念ながら時間的に合うのが吹き替え版で 3D。実はどっちも嫌いなんですが・・・・俳優の生の声を字幕で見る方が好き。喋ってる英語と字幕がちょっと違うのもわかるし・・・・3Dはどう考えても客単価を上げるための愚策に過ぎないと思ってます。だって、ヘンだもん。近・中・遠ぐらいの3段階で平面的に遠近感が分かれてることに気がつきますよ。自然じゃない。そういう意味では3D技術はまだまだですね。2Dで十分です。

冒頭、2029年、ジャッジメントデイの後、機械と戦うレジスタンス。そのレジスタンスを率いるジョン・コナーですが・・・・なんともブサ男になってしまって・・・映画としてはダメだったけど、「4」のジョン・コナー役のクリスチャン・ベールは使えんかったんだろうな。まぁ、主役じゃないからな・・・・今回の主役は、ジョンに命令されて、過去へタイムスリップする、カイルが主役・・・・「1」ではマイケル・ビーンが演じてましたね。

さぁ、スカイネットに勝利して・・・・奪ったタイムマシンでジョンの父親となるカイルを過去1984年へ飛ばして、サラ・コナーを守るぞ・・・・と思ったら、いきなり「2」で出てくるはずのT-1000が出てきて・・・・「あれ?」と思ったら、サラ・コナーがシュワちゃんと一緒に出てきてやっつけた。

「はぁ?・・・・・」

キツネにつままれました・・・・・ストーリー変わってる。「1」で出てくるのは、スカイネットが送り込んだシュワちゃん型ターミネーターT-800で、そいつをやっつけるはずでしたが・・・・おじさんシュワちゃん型ターミネーターがすでにやっつけていた。すると、T-1000は、なんでいるの?

「1」の時のサラ・コナーは、リンダ・ハミルトンが演じて、ほっそりして、ウェイトレス姿が可愛かったんだけどなぁ。今回のサラは、エミリア・クラーク・・・・健康優良児っぽい感じ。設定的にも幼少の時からおじさん型ターミネーターに鍛えられたってことで、気が強い姉ちゃんになってしまってた。

ということで、本来のストーリーからここが違ってきてます。並行世界、パラレルワールドの話か? T-800とT-1000が、もっと前の時代に送られてる・・・・T-1000はスカイネットが送ったと思いますが・・・・えーと、だから今回、 すでに倒されたT-800と、カイルを送った後にまた送ったと思いますが・・・未来にはタイムマシンが存在するので・・・後づけでどうにでもできます。

今回のT-1000は・・・・GIジョーにも出てた韓国の俳優、イ・ビョンホンです。これは残念ながら「2」の時のロバート・パトリックのT-1000の方が無表情で怖い感じがしますね。残念。

液体金属のT-1000は相変わらず強いですね。何にでも変形できるってのは・・・・「2」では溶鉱炉に落とされて破壊されましたが、今回は強酸のシャワーに溶かされて死にました。

さて、倒したターミネーターのチップから、タイムトラベルして未来へ戻りますが・・・・ジャッジメントデイの1997年ではなく、2017年・・・が、新たなジャッジメントデイだとのことで・・・・未来へ行くのだが・・・・タイムマシン、裸にならないとダメって・・・・金属はダメなので、シュワちゃん型ターミネーターは同行できず・・・・サラとカイルが全裸で抱き合って未来へ行くって・・・・・

シュワちゃん・・・しきりにサラに「カイルと合体はしないのか?」と言います。(笑)ジョン・コナーは、サラとカイルが愛し合うことで生まれることはわかっているのだが・・・・当のの本人カイルは、それを知らなくて・・・・

素っ裸で未来へ転送された二人は、高速道路の真ん中に出現。これ、場所は自由に設定できんのかね?ランダム?それで、その時代のタブレットや携帯、車やいろんなものがネットでつながる OSかなぁ・・・・それがジェニシスで、これが起動する日が新たなジャッジメントデイとなることが発覚する。

この時代の味方は・・・・34年間待ってた1984年に残してきたシュワちゃん型ターミネーター。表面を覆う人工皮膚組織は、人間と同じように年月とともに老化するってことで・・・・初老の外観になってるが・・・これが実際のシュワちゃん?67歳ですから・・・・

そこへ未来からジョン・コナーがやってきて・・・・・シュワちゃんがコイツを撃つ・・・と。なんと、ターミネーター3000になってしまったジョン・コナー。スカイネットの手先に成り下がってしまった。ジョン・コナーと戦いつつも「2」で出てきたサイバーダイン社へ向かって、ジェニシス起動を食い止めようとするサラとカイル。

この時代には幼少のカイルが存在する。・・・・と、このぐらいにしておきますか。

リブートは3部作の予定ですから、このあと2作続編が続くのね。まぁ、見るとは思いますが・・・

今回の評価は55点かな。前から書いてるけど、タイムマシンは双刃の剣。使いすぎるとどうにでもできるので、面白く無くなる。これは他の作品でも同じ。最低限にとどめないと・・・・・スタートレックしかり、ハック・トゥ・ザ・フューチャーしかり。

Hasta la vista beby!・・・・・・このセリフが出てくると思って見てたけど・・・・吹き替え版ではなかった気がする。「地獄で会おうぜ」だけど・・・

ヘリコプターからシュワちゃんが飛び降りる時に

i will be back!・・・・は出てきましたね。サラが・・・「え?なに?」っては笑いましたが。あー、やっぱり字幕版見たいな。

まぁ、前作のオマージュはそれなりにできてたかと・・・・同じ監督ですからね。いや、ジェームズ・キャメロン、もっと面白くできたはずだけどなぁ・・・・次回作に期待しましょう。

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