続・お気に入りキャンプサイト vol. 4 麻績村 「聖高原キャンプ場」

画像前回の津南キャンプ場は面白かったけど、さすがに遠かった。(汗)まぁ、そういう遠征もいいけど、気軽にアウトドアを楽しむには、もっと近場でいいのだ。

で、装備一式を積み込んでやってきたのがここ。修那羅山キャンプ場・・・・のはずが、クローズ。筑北村の村役場に電話したら

「すみません。今はやってないんです・・・」

実は、ここにも十何年か前に来たことがあって、整備されすぎてないキャンプ場として気に入ってたところでね。ずっと来たかったキャンプ場。山の斜面にテントサイトがあって、車からそこまで荷物を運ぶ・・・という作業は強いられるけど、本当に森の中でキャンプしてるという臨場感がたっぷり。

その時も、昼間は何組か家族がいたのだけど、他の家族はみんなデイキャンプで昼間だけで帰って、管理棟の人も帰って・・・・森の中に残ったのは私たち家族4人のみ。夜は真っ暗で・・・・山の向こうから風が吹いて、木がザワザワゴーッっていう音が波のように伝わってくるのがわかるようなところで、最初はちょっと怖かったけど、だんだん慣れてくると・・・ほんとに自然に抱かれてるようなところだったかな。

ホーッホーッというフクロウの声と、月明かりがとても印象的なキャンプ場で、朝は野生のヤマドリ・・・キジに似たやつね。そいつが羽をふるわせてブルンブルンいわせてる音で目がさめて・・・一瞬、誰が山の中でバイクのエンジンをキックしてるのかと思うような音だった。猟銃があれば、撃って獲れるような至近距離だったね。結構、大きかった。




さて、時間は夕方4時半。せっかく村で一軒しかないスーパーで食材を買い込んできたのに、このままおめおめと帰るわけにはいかない。思い出のキャンプ場をあきらめた私は、この近くにどこかキャンプ場がなかったか、記憶をかけめぐらせて・・・・あ、あるある。・・・・たしかスキー場があったとこ。

i-phoneで住所を検索、ここからの距離は・・・・車で30分。また同じようにクローズになってないか・・・管理事務所に電話して、「今から行きます!」と予約しといた。

そーれ行けっ! i-phoneのナビに従って、走るけど・・・・・地図上の道がクネクネのつづら折りの連続。山をひとつ越えるらしい。(笑)後部座席に荷物を積んでるので、ギャンギャン走る・・・・というわけにはいかない。それと・・・・・ガソリンがE線切ってた・・・・・30分だから大丈夫だろう・・・・そう思ったのである。

画像と、そういうのが一度、アタマに浮かぶと・・・ついつい最悪の状況を考えてしまう。道を間違えてガソリンを不要に使って、山の中でガス欠になって動けなくなるって・・・・ありうるありうる・・・携帯もバッテリーが切れて連絡取れなくなって・・・・ほんとに長野県はちょっと山の方へ行くと、危ないですから・・・・気をつけよう。でもね、ちょっとした緊張感ね。こういうの大好き。

・・・・・と、予定通り30分ぐらいでなんとかキャンプ場に到着。ここもやっぱり村役場の管理だったので、就業時間ギリギリについて・・・・それ過ぎてたら泊まれないところだった。天気は悪くてねぇ・・・いつものように手早くテント設営すると、小雨が降り出した。前回同様、雨キャンプ。慣れたもので全然大丈夫ですね。

キャンプ場には他にバンガローに若いもん4人のグループ1組だけ。テントサイトは私ひとり貸切り。いいっすね。

こんな風にキャンプ場全体が雲の中に入ってしまって・・・・幻想的。あたりはだんだん暗くなってきた。









画像今回の晩御飯は・・・・ちょっと肌寒くなってきたのもあって・・・・豚シャブ。もちろんうどんも入れて、地元のシイタケも入れてね。楽しいっすね。















画像今回は、会社のパソコンも持ってきて・・・・テントの中でちょっと仕事もしてたりして・・・さすがにテザリングでオンラインにしたりはしないけど・・・そんなことしたら、本当にずっとメール送受信して仕事モードになっちゃうから。オフラインでパソコンの中で片付ける仕事だけね。















画像・・・・・って思うけど、まぁ1時間半もやれば、大抵は気が済んで・・・「ま、いいか」状態になる。これが私のいいところでもあり、悪いところでもあり・・・・ちょうどいいんじゃない?

レーズンをあてに、いつものようにシングルモルトをロックで。氷がかろうじてクーラーボックスの中に残ってた。よかったよかった。池波正太郎の小説持ってきてたけど・・・・結局、本を読まずにチャットしてたか。(笑)・・・・まぁ、いいか。そういうギャップも。













画像朝6時。恒例の散歩である。夜も雨はしとしと降ってたが、大雨にはならなかった。朝もまだ小雨は降ってたので、先日、野球観戦の時に買ったカッパを着て散歩。キャンプ場のそばには、スキー場と、この湖があって・・・・一昔前のレジャー施設になってる。

この湖は、底が浅いのかなぁ・・・・色が黒っぽい。小雨が降る朝早い持間なのに、釣りに来ている人が数人いて・・・・・バス釣りでしょうね。私は親父から「釣り?アホみたいなことするな。魚は網で獲れ!」と言われて以来、釣りはしないんで・・・・・と言っても、漁師は継いでないんで、網でも獲りませんが。

その湖、聖湖の様子です。ウシガエルが「モーモー」鳴いてました。












そして、朝のキャンプ場のようす。どこのキャンプ場も朝は小鳥の鳴き声で目覚めますね。


ホーホケキョ・・・・メジャーなウグイスですね。長野県のどこにでもいます。









画像散歩してて見つけた気持ち悪いヤツ。これ、たぶんヤマナメクジ。結構、大きいのもいてね色とか柄がいろいろあって・・・15センチぐらいで紀文のちくわぐらいの大きさのを見たことある。ヘビみたいな柄で・・・最初見た時、なんだコレ?って思ったけど、意外にもキャンプ場でよく見かけるので、すっかりおなじみになった。(笑)













画像キャンプ道具と一緒にしまってた双眼鏡。アイテムは使わねばもったいないもったいない。これ、この前の野球観戦で持って行けばよかった。















画像鳥の図鑑も一緒に出てきて・・・・昔、BE-PALのバードウォッチングイベントがあって、今月見た野鳥をファックスで報告したな。カワセミが石清尾八幡さんの橋の下にいたってのがびっくりだった。そしたら親父も「あんなん昔からおるが」って言ったのにもびっくりした。高松、町のようで、意外にすごかったりして。













画像この日の朝も目玉焼きの両面焼き。ベーコンはカリカリまでいかない、ちょっとしっとり感をのこしたぐらいが好き。デニーズとかもう干物かと思うぐらいカリカリで出てくるよな。黒糖パンとコーヒー。森の中で食べると、ほんとにおいしい。













画像デザートは・・・・地のものじゃない・・・山梨の桃。これがもう、ぐじゅぐじゅで甘くって・・・・・口のまわりベタベタになった。(笑)













画像朝はのんびり過ごして・・・・

すぐ横にスキー場があって・・・リフトは、今の時期も展望台用として稼働中。

夏のゲレンデ。ここのスキー場はこのリフト一本だけのファミリーゲレンデだけど・・・・このスロープは・・・中級?までいかないかなぁ。












画像リフトは往復300円。これも村役場の経営だと思うけど・・・・日曜日なのに誰も来ない。係員は上と下にひとりずつ。1日にいったい何人乗るのか・・・・・スキー場としても成り立ってるかなぁ・・・どう考えても採算合わないでしょう?大丈夫かなぁ・・・














画像展望台も私が独り占め。雨も上がり、気温も上がり、晴れました。気持ちいいっすね。

三峯頂上 1,131m。長野県ではそんなに高い山ではないですが。














画像これは千曲川の方向だったかな。戸倉上山田温泉の方です。

この奥には・・・先日軽井沢に行った時に見えた、浅間山があるはずですが・・・・・霞んで見えないですね。













画像360度パノラマを楽しんで・・・・リフトで下ります。300円の価値は十分ありましたね。

一時期流行った、スライダー。息子たちが小さい頃に乗りましたね。まだ残ってるとは・・・・・もったいない。

これで豪華商品を用意して、タイムアタックレース大会とかやればいいのに。企画しましょうか?(笑)たぶん、県内にいくつかあると思うんで、それを週代わりで転戦するって・・・・F1サーカスみたいに年間タイトルとかにして・・・

たぶん、他のスライダーも持て余してると思います。

プロジェクトDとして参加したいですな。ブレーキかけずにどこまで我慢して回れるかってのが課題だな。面白そうじゃない?

というところで、今回のキャンプ場紹介はおしまい。楽しかったですね。

この後は・・・恒例になりつつある、蕎麦と温泉です。

この記事へのコメント

元小僧
2015年07月19日 15:41
キャンプ、楽しそうですね。
自分も、一度してみたいです。

ただ、心配なことが。
というのも、昔(90年代)、聴いたことがあるんですが、キャンプ場には、“主(ぬし)”と呼ばれる何泊もしてる人がいて、うっかりしたところ(だいたい、キャンプ場でも一番いい場所)にテントを張ったりすると、いんねんをつけられるって聞いたことがあるんです。
けいつ~さんは、そういう主みたいな人、見たことありますか?
けいつ~
2015年07月19日 17:49
>元小僧さん
え?そんな都市伝説みたいなこと・・・・ないですよ。
25年ぐらい前からあちこちで何十回もキャンプしてますが、一度もそういう人には遭遇したことありません。

キャンプ場で一番いい場所・・・・というのも、人それぞれですから・・・トイレや水場に近いところがいいという人もいれば、私のように不便でも景色がよくて、人が少ないところがいいという人もいますし・・・

主のような人というのが・・・うーむ、オートキャンプやキャンピングカーは、邪道ですからね。ACコンセントもあったりしますけどね。そういうところに何泊も占拠する人はいるかもね。

あ、でも大抵のキャンプ場は、申し込み時に区画は割り当てられますから・・・・大丈夫ですよ。
うさこ
2015年07月24日 10:10
あのぉ ちょっと主とは違うんですけれど 四国の山奥のキャンプ場では 夜中になると ひょっこり緑色のテントがあらわれて 朝にはなくなっているという現象が起きるそうな‥‥
どうやら兵隊さんのキャンプなんだそうな‥‥
そこは 昔 たくさん兵隊さんが亡くなったところらしいです‥‥きゃぁぁぁ
けいつ~
2015年07月24日 19:51
>うさこたん
キャンプではそういう事を考えると、恐ろしくて眠れなくなりますよ。私のキャンプのパターンは、周りは誰もいない真っ暗な山の中・・・ですから。幽霊とかお化けがいるかもって思うと、もうその闇の中から貞子が出てきそうで・・・・

幸いなことに、私は全く幽霊の類は信じてないので平気です。それよりもクマが出てくる方が恐い。

四国の山の中に兵隊さんがたくさん死んだとこってあるのかなぁ。ないじゃない?

この記事へのトラックバック

先月の人気記事!