やっちまった・・・・
病院なんて縁のない私ですが・・・・

自転車に付けている懐中電灯の電池が少なく、光が弱かったのですが、まぁ大丈夫だろうと思い、そのまま乗って行ったのが運の尽きでした。

ゴルフ場の横の道にさしかかった時、突然大きな音とともに、身体に衝撃を感じました。
「な、なんだ?」
と思った時には、私の身体は宙に浮いていました。反射的に身体を回転させて、受け身の姿勢をとったようですが、左肩からアスファルトに叩きつけられました。でも進行方向に向かって足を広げて大の字になるように落ちましたから、空中で一回転してますね。3m~4mは飛びました。
この瞬間、思い出しました。ここには自動車が進入してこないための支柱が真ん中に立っていたのだと。懐中電灯が暗かったのと、街灯も何もなかったので真っ暗だったため、支柱が全く見えませんでした。
左肩と右足に激痛を感じながらも自転車のところに戻ります。自転車は前輪と後輪の間に支柱が引っかかった状態で転がってました。激痛に耐えながらも自転車を起こし・・・再び乗って走ろうとしましたが・・・ただの打ち身ではない、気が遠くなりそうな痛みが襲ってきました。
「ヤバい・・・なんかおかしい」
頭とか身体を触ってみました・・・痛いのは右足と左肩です。頭は何も外傷はなさそうです。メガネも無傷のままかけた状態でしたから。
右足・・・痛みの感じから折れたりはしてません。スリ傷ぐらいでしょう。やっぱり左肩です。急に襲ってきた痛みにその場でしばらく動けなくなりました。キーンという耳鳴りまでしてきました。真っ暗な中で・・・・しかも寒いし。このまま動けなかったらどうなるんだろう?友人Nとの飲み会・・・どうしよう。居酒屋まで予約したのに・・・・5分ぐらい左肩を押さえてその場でじっとしていました。
痛みと耳鳴りも収まってきたので、とにかく一度家に帰ることにしました。肩の骨が折れたかもしれないので、鏡で見ようと。自転車は前輪がロックして動かないので、道端にチェーンロックをして盗まれないようにして・・・歩いて家まで帰りました。15分ぐらいかなぁ・・・・
家に帰って鏡に写した状態が2番目の写真です。明らかに左の肩の状態が右と違います。こりゃ病院に行くしかないです。夜8時頃だったので、電話で当番医案内を調べて・・・これが自動音声ガイダンスで・・・遅くって・・・タクシーを呼んで当番医へ行きました。それが結局、救命救急でした。
待ち合わせていた友人に事情を話して・・・・それから予約してた居酒屋もキャンセルして・・・・結局、救命救急でも結構待たされましてねぇ・・・・2時間ぐらいかかってレントゲン撮って・・・鎖骨が離れているのがわかりましたが、その時は整形の医者がいなくて・・・・担当した兄ちゃんも
「なんですかねぇ・・・明日の朝、もう一度来てください」
三角巾で左腕を吊っただけで、特に何の処置もせず、そのまま帰されました。10時半ぐらいだったか・・・・友人が心配してずっとメッセージくれてたので、じゃ、今から飲もうと。(笑)
「けいつ~、大丈夫か?相変わらずだなぁ・・・」
「相変わらずって・・・たしかに大学の頃もバイクでコケたりしてたけど・・・・3年前ぐらいまでバイク乗ってたけど、社会人Nなってからは、全然事故ってないよ。(笑)今回はたまたまだよ。」
「それにしても久しぶり。いつぶりだっけ?」
「一番最後に会ったのはいつ? Kの葬式じゃない?」
同じ大学の友人、Kが卒業後、数年の時に長野県のスキー場で木に激突して亡くなりました。その葬式で友人たちと会ったのですが、Nとはそれ以来、会っていませんでした。Kが亡くなったのは、うるう年の2月29日です。命日が4年に1回しか来ない・・・って言ってましたから・・・・1992年。元カミさんと上の息子かいかいも一緒に行きましたから・・・23年前ですね。Kも結婚して子供がいて・・・・娘だったか・・・かいかいと同じくらいでした。辛かったですね・・・
友人Nとはそんな話や・・・まぁ、大学の時は散々一緒に遊びましたから・・・・吉野家で二人で夜中のバイトをやってた時もあって・・・裏でいろんな料理を作ってた事や、酔っ払いに丼を投げつけられた事など・・・あと、私の部屋が友人たちの溜まり場になって、麻雀したりして遊んでたことなんかを懐かしく話しました。

「お!まだマルボロ吸ってる?あ、このジッポまだ使ってんだ?懐かしいなぁ。」
さすが、覚えてるね。高校生の時に買ったジッポですから、30年以上使ってます。(笑)
「俺、外観はオヤジに変わったけど、中身はあの頃と変わってないよ。」
「みんなどうしてるかな? M田はずっと珠海にいるの?」
「あぁ、いるよ。M田は大学の頃からあまり変わってないよ。」
「あいつあの頃から老け顏だったからな。」
と、今度は仕事の話になって・・・・Nも仕事で台湾や上海に駐在していたことがあって、もちろん中国小姐の事も・・・私と似た様な事をしていました。女グセが悪いのは、大学の頃から私と同じ・・・・いや、私以上でしたから、またそういう話になって・・・・あと、彼もバツイチで・・・・ほんとに私と共通点が多くて・・・・似たような悩みを抱えてるんだなぁとお互い、キズをなめ合いました。(笑)
「もう50だもんな・・・・考えるよな」
そんな言葉が出るようになりました。靭帯断裂の話でしたが・・・・・・友人との再会が関わっていたので・・・二つの話を一緒にしました。
痛い話と懐かしい再会・・・・・人生いろいろです。今回の怪我は、普段自由に遊びまわってた私に対する戒めと思いましょう。神様が私に与えたちょっとした不幸です。頭を怪我したり、半身不随に成る可能性もあったでしょうから、これで済んだと感謝すべきですね。しかも右肩じゃなく左肩ですから・・・・まだ被害は少ないです。
翌朝、病院へ行って診察してもらいました。骨は折れてないので、急いで手術する必要はないのと、手術しなくても2週間ぐらいで日常生活に支障がないぐらいに回復する・・・本当に?・・・そういう人もたくさんいるので、週末は様子を見て・・・来週の水曜日に別の先生と相談して方針を決めましょう・・・ということになりました。
1日生活して今の状態で片手で不自由ですが・・・・お風呂に入れる、トイレも問題無し、洗濯もできた、お米を研ぐこともできる、洗い物もできる、車も運転できました。
インプレッサ、マニュアルなのにどうやって・・・と思うでしょうが、少しシートを前にズラして、左ひじを脇腹にくっつけて、手首の返しと指で、1速、3速、5速の3つを使えば大丈夫そうです。昨日も午後は会社に行って仕事していました。予定通り、月曜日と火曜日は、五反田本社に出張です。(笑)モーレツサラリーマンですね。
経過は・・・また報告します。
この記事へのコメント
たぶん、若い頃なら少々暗くっても見えてたと思うんですが、これも歳のせいでしょう。暗いところが見えなくなってるんでしょうねぇ。情けない。
救命救急・・・ERって書いた服着てましたが、テレビドラマのように、江口洋介や松嶋菜々子、ジョージ・クルーニーみたいなスーパーマンがいるんじゃないんだなぁ。患者はお年寄りが多くて・・・次から次へと来るので、その対応が大変そうでした。トリアージってところがありましたから、あのへんの人が状態を見て、優先順位を決めてるんでしょうね。
救急車じゃなく、自分で電話して外来で来て、血も出てないし意識もあるような私は後に回されてもしょうがないです。(笑)
スキーで亡くなる事はありますよ。私も何度か聞きました。友人は本格的なものじゃないと思うんですが、旗門立ててやってるタイムトライアルでコースアウトして、立木に激突して、頭を打って即死だったようです。幼い子供と奥さんを残して突然亡くなって・・・・「Kが死んだ!」と聞いたときは信じられませんでしたが・・・・葬式で見た彼の安らかな顔は今でも忘れられません。(泣)
でも大事に至らなくて良かったです。
僕の場合は状況は違えども全治8ヶ月の重傷でしたからね(笑)
夜間の救命病棟なんて結構いい加減なものでしょう?
それでも初志貫徹して飲みに行くとは大したものです。
懐かしい友達から久し振りに連絡があれば、万難を排して会いに行きたくなる気持ちはよく分ります。
僕なんか前職の時代のお客さんや社員から京都に来ているので会いたいと頻繁に連絡があるので最近は居留守遣ったりしていますが(笑)そんなことじゃいけませんよね
今度のことは僕の場合と同じできっと天の警告ですから、暫くは自重した生活を心がけて下さいね(^^)v
自転車は取りに行きましたか?
なんで、左手でギヤをシフト?と一瞬思いましたが、右ハンドルでした。
USだったら、棒を建ててあるのに見えるように街灯がついていないのが悪いと地方自治体を相手取って訴訟を起こすでしょう。
達さんは、足でしたっけ?全治8ヶ月?それは大変でしたね。私の場合、診察したのは若い先生でしたから、まだわかりません。いい加減な事言ってるかもしれませんので・・・水曜日に上位の先生にもう一度診てもらいます。
私が病院にいる間、友人も心配してメシも食べてないようでしたので、こりゃ悪いな・・・と思ったのもありますし、せっかく松本にホテルとってくれたというのもありましたので、こりゃ会わずに帰すのは申し訳ないと・・・ちょっと遅くなりましたが、感動の再会となりました。会えてよかったです。
天の声・・・でしょうね。私もそう考えるようにしてます。自転車はお昼の暖かい時間に押して帰って来ました。
>櫻弁当さん
強烈に痛かったのは、事故直後ですね。気が遠くなりそうだったのを、なんとかこらえました。その後は、痛い角度みたいなのがあって、それ以外のポジションでは、なんともありません。断裂してるのを忘れるぐらいです。
アメリカだったら訴えるでしょうね。私も市を相手に・・・と思いたいところですが、たぶん、同じような事故が今までも、これからも起こると思うんですけどねぇ。この支柱、松本市内は歩道にいっぱい立ってます。
ご心配ありがとうございます。本当にスキーで時々クラッシュしてますんで、飛んで転ぶってのは慣れてる気がします。(笑)5センチぐらいズレてたら、たぶん自転車は支柱にひっかからなかったと思うんですが・・・後の祭ですね。
切れた靭帯はつかないようです。手術でつなぐか・・・・つないでも元のようには戻らないらしいです。そういえば、元カミさんはヒザの靭帯を切ったのですが、やはり同じようなことを言ってましたね。つないでも元には戻らないので、そのままです。それでも普通に歩くことはできました。
自転車・・・先ほど取りに行ってきましたが・・・ペダルのところのギヤが曲がってたので、直すぐらいだったら安い自転車買った方がよさそうです。
いやいや、本当に・・・しかも寒かったしね。動けなくなってたらと思うと、ぞっとします。自転車といえどもあなどれませんね。ご心配ありがとうございます。
>JUNさま
おー!JUNキター!
NとJUNの話もしてましたよ。JUNは俺たちと違って真面目だからなぁ・・・と。ほんとに機会があれば会いましょう。
バイクねぇ・・・たぶん、バイクも乗れるでしょう・・・と思いたい。GSX-R1000の3年落ちあたりで・・・
骨折してなくてよかったですね。
ギプスとかすると、リハビリが大変ですから。
ただ、日常生活には支障がないようなので、その点では安心しました。
こういう時、世話してくれる人(女性)がいるといいんですけどね。
自分も、人のことは言えませんが・・・
お互い年なんで、スピードはひかえめにして、安全第一でいきましょう。
では、お大事に。
ご心配ありがとうございます。昨日、病院で別の先生にも診てもらいました。結果としては手術しない方向で決断しました。プレートを入れて鎖骨の位置を修正、組織が固まったらまたプレートを抜く・・・・現状の位置でも同じように固まるそうです。
世話をしてくれる女性・・・・そうですね。こういう時につくづく独り身の不便さを思い知ります。が、覚悟してた事ですから、一匹狼、たくましく生きていきます。死ぬ時は人知れずのたれ死です。(笑)