芯芯ちゃんとのその後・・・

コメントで、上海にいた兄ちゃんが仕事辞めて行くところがないので、芯芯ちゃんのところに転がり込んできてる・・・と書きましたが、そのおかげで、前回のように夜、芯芯ちゃんの部屋に行く事ができません。私は姉ちゃんと妹には面識があるのですが、兄ちゃんは、昔、兄妹がみんな一緒に暮らしてた時に、家に遊びに行って、その時にチラッと顔を合わせたぐらいで、たぶん、兄ちゃんも覚えてないと思います。

日本料理の店の厨房で働いていて、料理人として頑張ってるはずでしたが、辞めてしまってろくに仕事も探さずに1日部屋でゴロゴロしてるだけだと言ってました。

さて、先日、高松から松本に帰ってきたその脚でマツモトキヨシへいろいろ買い物に行かされた品物を芯芯ちゃんに渡そうと機会をうかがっていましたが、結局、日曜日、私が仕事が休みの時しか行けず、芯芯ちゃんは仕事ですが・・・・買って来たお礼がてら食事をごちそうすると言うので、夜7時ごろに持って行きました。

清渓から塘厦まで、タクシーで15分か20分くらい。深セン市内のタクシーの感覚なら30元(510円)ぐらいですが、メーターがあってもメーターで走らない東莞のタクシー、交渉の末の値段は50元(850円)でした。高い!いや、日本のタクシーから較べると安いですけど、この値段は法外です。「じゃ、乗らない!」という芝居して根気よく交渉続ければ10元ぐらいは値切れたかもしれませんが、時間がもったいないので、50元払いました。

ほんとに今、私がホテルで泊まってるところから、芯芯ちゃんが住んでるところは、そんなに遠くないです。1ヶ月ぶりに会った芯芯ちゃん、妹も来てて・・・・妹が実は清渓に住んでて、場所によっては帰りは一緒にタクシーで帰ろうと言ってましたが、方角が違うので結局やめました。

頼まれたものは、会社の同僚が妊娠中で、もうすぐ赤ちゃんが生まれるので、哺乳瓶やらミルク入れる容器やらを一式です。日本のものは品質がいいから・・・というので頼まれました。それと、芯芯ちゃんと妹が使う顔パック。これも日本製のがいいということで頼まれました。2人とも顔パックが好きでねぇ・・・よく、夜にやってました。

そのお金をもらって、

「お礼に食事をおごるわ。何料理がいい?」

「じゃ、今回は東北料理かな」

と電話で話がついていたのですが、私が来るのが遅れたせいで、

「30分後に会議になったから、一緒に食事できなくなったわ。また今度でいい?」

「いいけど。時間が取れる時ってある?あなたずっと仕事忙しいから、会う機会がないんじゃいの?」

「あるわよ!」

と言って、先週の日曜日は別れました。日本料理でひとり食事の後、またタクシーで清渓へ戻ります。

「清渓までいくら?」

「50元!」

またかよ。(笑)高いっつーの。面倒くさいので、ここでもまたそのまま50元でOKしました。8時半ぐらいでしたが、真っ暗でねぇ。塘厦は結構あちこち行って知ってるのですが、清渓の方はあまり来てなくて、どういう道で行くのが近いのかすらもわかりません。さすがの私も全然知らない真っ暗な道をタクシーでガンガン走られると「どっかに連れ込まれて、身包みはがされるんじゃないか?」不安になってきます。来る時は大通りで来たのですが、帰りは裏道です。

「ほんとに行き先合ってるのか?・・・・」

ホテルのカードキーが入ってる紙のケースの裏にホテルの地図が書いてあって、それを運転手に見せたのですが、わかったようなわかってないような・・・・

と、やっと私が知ってる大きな交差点に出てきました。よかった合ってた。・・・で、無事、清渓のホテルに帰れました。
ふぅ・・・・って、あれ?何の話だっけ?・・・・あぁ、芯芯ちゃんの話。

それで、結局今週1週間、時々メールとか電話はかかってきましたが、平日は私も7時前ぐらいまで仕事してますし、彼女もずっと仕事です。相変わらず9時半、10時半まで仕事してるようです。休みも隔週の火曜日が休み。しかも彼女はそんな休みの日も結果的に「お客さんが来るから」とか言って、会社に行って仕事してます。「それブラック企業だよ」と私は言ってましたが、どうも中国の室内装飾の業界は、こういう業務体質が習慣のようで・・・まぁ、その分、給料がいいわけですから、ブラックとは言えないかもしれませんね。

木曜日の夕方、今いる工場の2人の社長と一緒にレクサスで夕食に言ってる時です。芯芯ちゃんから

「いつ一緒に食事するの?」

と電話がかかってきました。

「今日は工場の社長と一緒に食事だから行けないよ。明日の夜は?」

「明日は友達と食事だからダメ」

「明日がダメなら、土日は俺も都合悪いな・・・・また考えよう」

ということで、特に会う日は決めずに、そのまま食事に・・・・

共同経営の社長2人、レクサスの持ち主 A社長と、以前から面識があるB社長ともうひとり、昼間、工場の会社案内を作るためデザイン会社の女の子が工場内の写真をいろいろ撮ってたんですが、この香港人の女の子がお人形さんみたいに目がパッチリのスラッとした20代半ばの娘で・・・

「あぁ、やっぱり香港でもデザイン会社の女の子ってのはこうなんだ」

と感心してたら・・・・食事をするホテルに着いて、玄関から中へ入る時に、B社長に寄り添うようにその女の子がついて行って、手をつなぐのが目に入りました。

「あ、こいつ・・・・ B社長の愛人だ。」

なんだよ。もう・・・・と思いつつ、ホテルの中の日本料理の店に入ると、今しがた運転してきたA社長の姿が見えません。あれ?どこに行ったんだろう?と思ってたら、ストレートのロングヘアで、胸のあたりが大きくあいたドレス着た姉ちゃん連れてやってきました。彼女が近くに住んでるので迎えに行ってたとの事です。・・・・・・なんだよ、こいつも彼女同伴かよ?

で、5人でテーブルに付いて・・・・香港人3人と中国人の姉ちゃん一人は広東語で話し始めました。あ~広東語かよ・・・・全然わからん。時々、みんなが北京語で話を振ってくれるので、それで私も会話に参加できましたけど・・・・正直、つまんない。そんな状況を芯芯ちゃんにメールで知らせて、やりとりしてる間に彼女が送った

「あなたも彼女探せばいいじゃない?」

この一言が発端で、メールの中で大ゲンカになって・・・いや、いつもなら軽く受け流していたのですが、さすがにこの時は目の前で見せつけられてるので、虫のいどころが悪かったのでしょう。カチン!と来ました。

そこは冗談でも ・・・・・「私も今からそこへ行くわ。待ってて」・・・・・でしょう。「あなたも彼女探せばいいじゃない?」ではないです。前回、ただの友達から期間限定の彼氏彼女の関係になってたのに、彼女探せ・・・はないです。

普段滅多なことで怒らない私が、あまりの怒り状態なので、彼女もあわてて電話かけてきましたが、そんな社長2人のカップルの前で痴話げんかすることもできないので、

「あとで電話する!」

と言って切りました。・・・・・彼ら4人は「マッサージ行くけど、けいつ~さんも一緒に行こう!」と誘われましたが、「行かない!帰る!」と断りひとりホテルに帰りました。後日談ですが、そのあまりに無神経な接待の状態を、日本にいる担当のエージェントに電話で話して・・・・

「いやー、うちのボス2人は、ちょっとズレてますので、申し訳ありませんでした。巻き込まれないように注意してください」と謝罪の言葉をもらって

「お詫びに、部屋にお姉ちゃんを派遣しました」

「いらないっ!おかげで今、彼女と電話で大げんかしてるところ!ややこしくなるから帰して!」

本当に勘弁して欲しい・・・・翌朝、そのエージェントから、私が怒っているということを聞いたB社長が

「けいつ~さん、昨日は本当に済まなかった・・・」

と、お詫びの言葉をもらいました。まー、こういう人たちは、ちょっと考え方がズレているからね。例えばそこで、私のためにもう1人可愛い小姐をあてがってくれてたら、私も怒らなかったし、芯芯ちゃんとも大げんかにならなかったと思います。・・・ってのは、自分勝手でしょうか。(笑)男って、単純な生き物なんですよ。



それからホテルに帰って、また芯芯ちゃんと電話でいろいろ話して・・・もうお互いにヒートアップして・・・結局

「もう話したくないっ!」

「俺も話したくないっ!」

で、電話を切りました。・・・・・あとで冷静に考えて・・・何が悪かったんだろう・・・と。まーやっぱり、放ったらかしになってたことで私に不満がたまってたんでしょうね。期間限定の彼女で、部屋に兄ちゃんがいて、夜に私が行けないのだったら・・・・タクシーで20分の距離なら・・・・彼女が私のホテルへ来るのが普通でしょう。それなのに

「あなたがこっちに来て、食事が終わったらホテルへ帰って」

はないと思います。新しい彼氏ができた・・・他に好きな人がいる・・・ではないとの事・・・・もしそうなら、はっきり言う事になってるし、そこで期間限定の彼氏、彼女の関係は解消します。

昨晩、そのへんの話をまた電話で30分ぐらい話しました。私が主導で・・・・期間限定の彼氏、彼女の関係は、彼女が望んだ事です。私もたまたま今回、また出張に来ることにはなったけど、その後はまた中国にはしばらく来ないと思うので・・・・あまり深くなっても辛いな・・・と思ってました。

結局、結論は1年半前に別れた時と同じです。一緒にいられないから別れるしかない・・・・意味がない・・・に行き着いてしまいます。

なので、期間限定の彼氏、彼女の関係はやっぱり間違いだった・・・・と2人で納得して、以後、会わないことにしました。タクシーで20分の距離にいても・・・です。絶縁・・・してもよかったんですが・・・・どうもお互いにそこだけはできません。

以前同様、メールしても電話してもいいよ・・・ということにはしましたが、さすがに今回はもうメールも電話もしてこないかもしれませんね。まぁ、その方がお互いのため・・・ではありますが。

不思議なことに、この電話で話が終わった後、清々しい気分になりました。どういうことでしょうか?モヤモヤが晴れたような・・・・自分勝手なようですが、もう私の気持ちはすでに芯芯ちゃんから離れていたのかもしれません。

一応、これで芯芯ちゃんとの関係にも決着がつきました。恋愛ドラマのようですね。また忘れた頃に続編あるかもしれませんが。(笑)

それにしても・・・・今回は仕事もMISSION NEAR IMPOSSIBLEですが、自分と相手の「感情」という不確定要素が入ってくるので、明らかに仕事よりも恋愛の方がさらにMISSION NEAR IMPOSSIBLE・・・・難しいですね。仕事の方が簡単に思えてきます。

さて、次回から意外な新展開。・・・・もう2人の芯芯ちゃん・・・・の始まりです。乞うご期待!

この記事へのコメント

2014年08月30日 11:32
なぬぬ?もう一人ならぬもう二人の芯芯ちゃん??
これ以上、私の人生を複雑にしないで下さい。て、私の人生ではなかったです。(笑)
けいつ~さんの人生、尋常ではないですね。見ているだけで、ハラハラドキドキしてしまいます。
けいつ~
2014年08月30日 12:57
>櫻弁当さん
ははは。なんと偶然なことに、その2人も芯芯ちゃん(仮名)なのです。芯芯ちゃんも本当の名前は違いますよ。

この歳で離婚して独身ですから・・・まぁ、いろいろあります。(笑)ないと、ただの老人になりますから、できることはやってから人生全うしましょう。今、死んでも悔いはありません。
けいつ~
2014年08月30日 13:03
それにしてもいろんなことが・・・・例えば、前回の1ヵ月半の出張に、今回の出張、その出張先が芯芯ちゃんの住んでるところの近く。しかも前回から今回の間に兄ちゃんが芯芯ちゃんのところに転がり込んできている・・・・本当に神様の思し召しとしか思えないようなシチュエーションが偶然が重なって用意されています。

きっと神様が、2人に「さっさと結論を出しなさい!」と用意してくれた偶然なのかもしれません。まぁ、はっきりしてよかったじゃないですか。
2014年09月01日 20:14
けいつ~さんご苦労さまです。
独身はいいですなぁ(笑)
中国人の社長つてみんなこんな感じですね。
僕が知っている社長たちだけかと思っていたら、そうでもないので笑ってしまいました。
芯芯ちゃんはまた忘れようとした頃に電話が掛かって来るんでしょうね。
続きが楽しみです♪
けいつ~
2014年09月01日 22:29
>達さん
ほんとに・・・独身は好き放題できますし、誰に何を言われることもないですからね。自己責任です。そこは私も良かったと思ってるところです。

中国の社長・・・愛人の数や年齢を自慢し合いますからね。しかもこんな風に公然と連れて、そういうことが公に黙認されてるってのが・・・羨ましい社会です。

芯芯ちゃん・・・・まだ終わってないかもしれませんね。続きはいつか・・・・え?明日?マジ?

この記事へのトラックバック

先月の人気記事!