再会、けいつ~と芯芯ちゃん (もちろん長文。注意)
今回の出張のメインイベント。読者のみなさんも心待ちにしているでしょう。この話題に触れないわけにはいきません。タイトルはガンダムの「再会、シャアとセイラ」から。(笑)
成田空港でカツカレーを食べている時に、泣きながら電話をかけてきた芯芯ちゃん。この前も書きましたが、会わなければならなかった用事というのは、芯芯ちゃんが上司のパソコンを使ってる時に、シャットダウンせずにラップトップを閉め、そのままにしていたところ、バッテリーが加熱して、煙が出て壊れてしまったようです。(そんなことある?私はもともとその電池が寿命だったと言いましたが・・・)上司に怒られて(その泣きながら電話の件とはまた別)修理をする・・・ということになったのですが、幸い、パソコンの方はバッテリーなしのACアダプターでも使えるようだったので、そのまま使ってもらい、バッテリーを新しいものに交換することで決着しました。
が、しかし、そのパソコンは3、4年前のソニーのバイオで、中国ではもうバッテリーを売ってないらしく・・・まぁ、華強北へ行けば、互換品を見つけられると思うんですが、ニセモノも多いため、芯芯ちゃんでは対応できず、助けてほしい。お金は払うので、私に日本で買って送ってほしいとのお願いでした。
実は、2ヶ月ぐらい前にもブログネタにしようと思って寝かせてあることがありまして。それも芯芯ちゃんからのお願いで・・・・いいように使われてる?(笑)「YONEXのバドミントンのラケットを買って送ってほしい」ということがありました。芯芯ちゃんの同僚のお父さんだったか・・・がバドミントンがとても好きで、中国でYONEXの高級ラケットを買ったけど、どうもニセモノらしく、すぐに壊れてしまったということで、その同僚が芯芯ちゃん経由で頼んできたようです。
これがYONEXのNRZ-SPと、ARC-11という、結構ハイエンドなラケットで、どちらも2万円前後のラケットです。
これを内モンゴル自治区にいる同僚のお父さんに送ってほしいというのですから・・・まぁ、私もヒマですから引き受けてあげました。店で現物確認して、ネットで安いところから買って・・・現物を私も確認しましたが、ものすごく軽くて・・・・今のバドミントンのラケットってこんなんなんだ?と感心しました。・・・・の前に、まず芯芯ちゃんからラケットの代金と送料を私の口座に振り込んでもらって・・・・これが結構面倒でした。
銀行経由で送金の際は向こうでも200元ぐらいだったか手数料を取られて、こちらでも銀行に1500円ぐらいだったか手数料を取られました。銀行、ボロ儲けですね。送金の総額は45,000円ぐらいだったかな。たかがこのぐらいを振り込むだけでこんなに手数料を取られるのはバカバカしいです。
荷物の送付。深センなら何度かありますが、内モンゴル自治区なんか送ったことありませんでしたが、郵便局から送るのが一番安くて確実なので、EMSで送りました。中国語で住所を書けばいいので・・・まぁ、大丈夫でしたね。
で、無事にモノも届いて、「やっぱり本物は違う!」と同僚のお父さんに感激されて、その同僚が今度私が中国に来た時にお礼がてら食事をさせてほしいと言ってる・・・と芯芯ちゃんが言ってました。まぁ、そんなつもりもないんですが、喜んでもらえればよかったかな・・・というイベントでした。
そういうことが事前にあったので、芯芯ちゃん、私が便利に使えるとふんで、今回のバッテリーです。さすがにこいつはリチウムイオン電池なので、たしか簡単に送れない・・・と思い、まず、郵便局のEMSを調べたら・・・リチウムイオン電池の類は一切送れない・・・となっていて、次にフェデックスにバッテリーの仕様を伝えて送れるかどうかを確認したところ、「送れますよ」とのことだったので、バドミントンと同じようにネットで探して、そこそこ信頼できそうなものを購入しました。
さて、モノが届いて、いざフェデックスで送ろうとしたら「このリチウムイオン電池は、個人から個人への発送ができません。法人から法人または個人から法人であれば可能です。」とのことで、結果的に送ることができなくなりました。DHLに確認しましたが結果は同じです。・・・と、そこへ急遽深セン出張の話が浮上。買ったバッテリーをそのままハンドキャリーできるんじゃないか?という方法が出てきました。
しかし、たしか機内持ち込みのリチウムイオン電池は制限があったはずで。私の記憶では携帯電話の予備の電池もスーツケースにも入れられず機内持ち込みもダメと言われたことがありました。イチかバチか・・・・成田空港での最初のミッション。手荷物検査をパスできるか?もしも持って入れない時は、会社にでも送り返して、日本に帰ってから返品かヤフオクで売っぱらおうと思ってました。
「これ、パソコンの予備のバッテリーですけど、持ち込めますか?」
「一応、機械に通してください」
と、X線検査装置に通して・・・・ふぅ、無事通過。送り返す手間は不要でした。これでバッテリーを芯芯ちゃんに渡すことができます。深センに着いたら、芯芯ちゃんに会わずにバッテリーを宅急便で送ることもできるので、最初は
「もうすぐ誕生日だし、誕生日プレゼントの代わりでもないけど、お金はいいから宅急便で送るよ」
と言いましたが、
「ダメ!お金は絶対に払うから。」
「じゃ、日曜日のお昼にでもそっちに行くから、その時にお金をくれればいいよ。せっかくだから一緒に昼ご飯でも食べよう。」
「うん、面倒だけどお願いできる?」
ということで、2人にとって会う口実ができました。なかなかここまで長い内容でしたが・・・・私達の再会にはこういう経緯がありました。
芯芯ちゃん、相変わらずインテリアデザイナーの仕事は忙しいらしく、1ヶ月で2日の休みもろくに休まず、朝9時から夜9時半、さらに残業という・・・ブラック企業じゃないか?(でも給料はいいらしい。もしかしたら、私よりもいいかも。)という私の意見も聞かず・・・・こんな状況なので、私が来なければバッテリーを渡すこともできません。
羅湖から東莞の塘厦まで、直通バスで40分。1年ぶりに乗ります。このバスにも何百回乗ったことでしょう。中国経済に貢献してますね。バスで塘厦の中心部に着いて、そこからタクシーで10分ぐらい。1年ぶりの塘厦。都会化してしまった深センとは違って、相変わらず雑然としていて汚いですね。キライじゃないですけど。中国はやっぱこうじゃないと。
待ち合わせたのは、芯芯ちゃんの会社の近く。私のリクエストに応えて湖南料理の店です。新しくできた店だとか。以前は東北料理の店だったところです。
「週末は妹も一緒よ」
ということで、芯芯ちゃんと2人・・・じゃなくて、妹を入れた3人での再会となりました。(なんだよそれ。)
まぁ、今更何があるというわけでもないですが・・・・1年ぶりに普通に元カノに会うというのも、なかなかないシチュエーションかなと。自分でももっとドキドキとかワクワクとかすると思いましたが・・・・なんというか・・・私自身もちょっと冷めてますね。お互い離れることで、物理的に発展がないから別れたわけで・・・・その状況は変わらないので、もうしょうがないと。だから、普通の友達に会うような感覚と同じ気がしました。
「元気?変わってないね?」
「ごめんなさいね。いろいろ手間をかけさせて。面倒だったでしょう。本当に悪いと思ってる。バドミントンの件も本当に感謝してる。ありがとう。あなたも元気そうね」
妹も何度も会ってるので、よく知っています。彼女は観蘭に住んでいますが、時々、週末はこうして芯芯ちゃんのところに泊りがけで遊びに来ます。・・・・しかし、なんでこのタイミングで来るかな。
湖南料理の店に入って・・・私達が会う口実だった、パソコンのバッテリー授与式。(笑)600元(10,200円)たしかに受け取りました。
さぁ、辛い料理を注文、注文。湖南料理は芯芯ちゃん姉妹も大好物です。そういえば、過去にも何度か3人で食べに行ったことがあったな。
芯芯ちゃんが感謝の意味をこめて、私にごちそうしてくれるようです。まずは林檎酢の「天地一号」で乾杯!
おなじみの魚頭・・・・赤じゃなく、黄色いトウガラシのヤツです。辛いよ~。(笑)身の中に埋まってるYの字の骨に注意ね。魚の頭の中の身を取り出して食べます。身体の身の部分は別の料理に使ったんでしょうね。
この麺がまたおいしい。・・・・むせないように食べるのはコツがいりますよ。
これはなんて言えばいいか・・・鶏肉と赤トウガラシの煮っころがしでしょうか。ブツ切りの鶏肉の骨に注意ね。ビールがあれば、何杯でもイケるかと。ピリ辛でビールによく合います。
湖南料理での私の定番。鉄板水晶粉。ハルサメのようなものを炒めたものです。これも意外に辛いよ~。ご飯と一緒に食べると、ご飯がご飯がススムくんです。(笑)まぁ、今回はご飯は頼みませんでしたが。
カリフラワーの炒め物。醤油と唐辛子で味付けしたもの。特別変わったものでもないですが、これもおいしいですね。
さらに白菜と糸こんにゃくのようなものを煮て、あんかけにしたもの。ニンニクと赤トウガラシ満載です。でも、これが一番辛くない料理かな。
最後は店からのサービスです・・・といって出てきた揚げまんじゅう。コンデンスミルクをつけて食べます。まぁ、これがご飯代わりね。外側カリッと、中はフワフワ揚げたておいしいです。
これで料理は全部合わせて160元(2,720円)。値段と量はまぁまぁですね。普段は人数プラス1の料理数が標準ですから、3人で5品はちょっと多いかな。
3人で食べ切れませんでしたが、中国で人をもてなす場合は、完食されると失礼にあたる、足りないということで、浪費になっても必ず余るぐらいの料理を注文するのが普通です。今回もそう・・・かな?芯芯ちゃんがお金を払おうとしましたが、そこはそれ・・・立替えたとはいえ、600元も私がもらっているのですから、もちろん私が払いました。
1時間ぐらいだったでしょうか・・・・いろんな話をしましたね。もちろん中国語です。芯芯ちゃんも妹も日本語は話しません。昔のとことか、仕事のこととか、これからのこととか・・・・妹は7月から勤め先が観蘭から東莞の清渓に変わるということで、それに合わせて芯芯ちゃんと一緒に暮らすことにしたようです。今、2人で住む部屋を探してるとか・・・芯芯ちゃんにとってもその方がいいかと。観蘭にいる頃も2人で住んでたので・・・よくケンカしてましたけどね。1人暮らしよりはケンカする相手の妹でもいる方がいいでしょう。
いい感じで3人で食事することができました。
「またね!」
たぶん、もう会う機会はない・・と思うけど、そういうことも言わずに普通に別れました。芯芯ちゃん、元気そうでよかったです。仕事のしすぎで身体を壊さないかというのだけが心配ですが・・・
それから1週間経った昨日も昨日で・・・芯芯ちゃんから電話で・・・・「もう日本に帰ったかと思って、確認の電話をいれてみた」って・・・・またそれから電話で1時間ぐらい話しましたが・・・・この話はまた次回に。
用事も済んだので、バスで深センへ戻ります。塘厦汽車駅まで歩いて行きますが、せっかくなので芯芯ちゃんの家経由で、昔明け方に通った道を懐かしんで歩いてみました。・・・・もうすぐここの部屋も引き払って妹と一緒に別の部屋に住むんだな・・・と。
懐かしいですね。半同棲の部屋から、朝5時半。始発のバスに乗るために冬なんか街灯もなく真っ暗な道でしたが、8時始業の深セン事務所に通ったものでした。今、考えるとよくそんなことしてたな・・・愛の力でしょうか。(笑)しかし、日射病になりそうなぐらいの陽気です。気温は35℃。
できるだけ日陰を選んで歩きましたが、さすがに東莞の日差しがキツく、暑くて倒れそうになりました。30分ぐらいかな。ここで倒れたら、会社の誰にも気づかれずに、けいつ~さん、出張中に行方不明になりましたってなるな・・・と想像しながら歩きます。(笑)そうならないように気をつけましょう。
1ヶ月前に大雨で氾濫したという川も今は普通の水位に戻ってます。河原で牛が草を食んでるのがのどかですね。これがあの店で出てくる硬い牛肉になるのかな・・・・もう来ることはないと思ってた塘厦に来れたのはよかったです。
芯芯ちゃんからメール。「パソコンのバッテリーは問題なく使えた。ありがとう」って。
これで今回の芯芯ちゃんからの任務は完了。・・・・・めでたしめでたし。しかし、私の生活は・・・面白いな。今回の出張はまだいろいろ面白い話がありますから。お楽しみに。
成田空港でカツカレーを食べている時に、泣きながら電話をかけてきた芯芯ちゃん。この前も書きましたが、会わなければならなかった用事というのは、芯芯ちゃんが上司のパソコンを使ってる時に、シャットダウンせずにラップトップを閉め、そのままにしていたところ、バッテリーが加熱して、煙が出て壊れてしまったようです。(そんなことある?私はもともとその電池が寿命だったと言いましたが・・・)上司に怒られて(その泣きながら電話の件とはまた別)修理をする・・・ということになったのですが、幸い、パソコンの方はバッテリーなしのACアダプターでも使えるようだったので、そのまま使ってもらい、バッテリーを新しいものに交換することで決着しました。
が、しかし、そのパソコンは3、4年前のソニーのバイオで、中国ではもうバッテリーを売ってないらしく・・・まぁ、華強北へ行けば、互換品を見つけられると思うんですが、ニセモノも多いため、芯芯ちゃんでは対応できず、助けてほしい。お金は払うので、私に日本で買って送ってほしいとのお願いでした。
実は、2ヶ月ぐらい前にもブログネタにしようと思って寝かせてあることがありまして。それも芯芯ちゃんからのお願いで・・・・いいように使われてる?(笑)「YONEXのバドミントンのラケットを買って送ってほしい」ということがありました。芯芯ちゃんの同僚のお父さんだったか・・・がバドミントンがとても好きで、中国でYONEXの高級ラケットを買ったけど、どうもニセモノらしく、すぐに壊れてしまったということで、その同僚が芯芯ちゃん経由で頼んできたようです。
これがYONEXのNRZ-SPと、ARC-11という、結構ハイエンドなラケットで、どちらも2万円前後のラケットです。
これを内モンゴル自治区にいる同僚のお父さんに送ってほしいというのですから・・・まぁ、私もヒマですから引き受けてあげました。店で現物確認して、ネットで安いところから買って・・・現物を私も確認しましたが、ものすごく軽くて・・・・今のバドミントンのラケットってこんなんなんだ?と感心しました。・・・・の前に、まず芯芯ちゃんからラケットの代金と送料を私の口座に振り込んでもらって・・・・これが結構面倒でした。
銀行経由で送金の際は向こうでも200元ぐらいだったか手数料を取られて、こちらでも銀行に1500円ぐらいだったか手数料を取られました。銀行、ボロ儲けですね。送金の総額は45,000円ぐらいだったかな。たかがこのぐらいを振り込むだけでこんなに手数料を取られるのはバカバカしいです。
荷物の送付。深センなら何度かありますが、内モンゴル自治区なんか送ったことありませんでしたが、郵便局から送るのが一番安くて確実なので、EMSで送りました。中国語で住所を書けばいいので・・・まぁ、大丈夫でしたね。
で、無事にモノも届いて、「やっぱり本物は違う!」と同僚のお父さんに感激されて、その同僚が今度私が中国に来た時にお礼がてら食事をさせてほしいと言ってる・・・と芯芯ちゃんが言ってました。まぁ、そんなつもりもないんですが、喜んでもらえればよかったかな・・・というイベントでした。
そういうことが事前にあったので、芯芯ちゃん、私が便利に使えるとふんで、今回のバッテリーです。さすがにこいつはリチウムイオン電池なので、たしか簡単に送れない・・・と思い、まず、郵便局のEMSを調べたら・・・リチウムイオン電池の類は一切送れない・・・となっていて、次にフェデックスにバッテリーの仕様を伝えて送れるかどうかを確認したところ、「送れますよ」とのことだったので、バドミントンと同じようにネットで探して、そこそこ信頼できそうなものを購入しました。
さて、モノが届いて、いざフェデックスで送ろうとしたら「このリチウムイオン電池は、個人から個人への発送ができません。法人から法人または個人から法人であれば可能です。」とのことで、結果的に送ることができなくなりました。DHLに確認しましたが結果は同じです。・・・と、そこへ急遽深セン出張の話が浮上。買ったバッテリーをそのままハンドキャリーできるんじゃないか?という方法が出てきました。
しかし、たしか機内持ち込みのリチウムイオン電池は制限があったはずで。私の記憶では携帯電話の予備の電池もスーツケースにも入れられず機内持ち込みもダメと言われたことがありました。イチかバチか・・・・成田空港での最初のミッション。手荷物検査をパスできるか?もしも持って入れない時は、会社にでも送り返して、日本に帰ってから返品かヤフオクで売っぱらおうと思ってました。
「これ、パソコンの予備のバッテリーですけど、持ち込めますか?」
「一応、機械に通してください」
と、X線検査装置に通して・・・・ふぅ、無事通過。送り返す手間は不要でした。これでバッテリーを芯芯ちゃんに渡すことができます。深センに着いたら、芯芯ちゃんに会わずにバッテリーを宅急便で送ることもできるので、最初は
「もうすぐ誕生日だし、誕生日プレゼントの代わりでもないけど、お金はいいから宅急便で送るよ」
と言いましたが、
「ダメ!お金は絶対に払うから。」
「じゃ、日曜日のお昼にでもそっちに行くから、その時にお金をくれればいいよ。せっかくだから一緒に昼ご飯でも食べよう。」
「うん、面倒だけどお願いできる?」
ということで、2人にとって会う口実ができました。なかなかここまで長い内容でしたが・・・・私達の再会にはこういう経緯がありました。
芯芯ちゃん、相変わらずインテリアデザイナーの仕事は忙しいらしく、1ヶ月で2日の休みもろくに休まず、朝9時から夜9時半、さらに残業という・・・ブラック企業じゃないか?(でも給料はいいらしい。もしかしたら、私よりもいいかも。)という私の意見も聞かず・・・・こんな状況なので、私が来なければバッテリーを渡すこともできません。
羅湖から東莞の塘厦まで、直通バスで40分。1年ぶりに乗ります。このバスにも何百回乗ったことでしょう。中国経済に貢献してますね。バスで塘厦の中心部に着いて、そこからタクシーで10分ぐらい。1年ぶりの塘厦。都会化してしまった深センとは違って、相変わらず雑然としていて汚いですね。キライじゃないですけど。中国はやっぱこうじゃないと。
待ち合わせたのは、芯芯ちゃんの会社の近く。私のリクエストに応えて湖南料理の店です。新しくできた店だとか。以前は東北料理の店だったところです。
「週末は妹も一緒よ」
ということで、芯芯ちゃんと2人・・・じゃなくて、妹を入れた3人での再会となりました。(なんだよそれ。)
まぁ、今更何があるというわけでもないですが・・・・1年ぶりに普通に元カノに会うというのも、なかなかないシチュエーションかなと。自分でももっとドキドキとかワクワクとかすると思いましたが・・・・なんというか・・・私自身もちょっと冷めてますね。お互い離れることで、物理的に発展がないから別れたわけで・・・・その状況は変わらないので、もうしょうがないと。だから、普通の友達に会うような感覚と同じ気がしました。
「元気?変わってないね?」
「ごめんなさいね。いろいろ手間をかけさせて。面倒だったでしょう。本当に悪いと思ってる。バドミントンの件も本当に感謝してる。ありがとう。あなたも元気そうね」
妹も何度も会ってるので、よく知っています。彼女は観蘭に住んでいますが、時々、週末はこうして芯芯ちゃんのところに泊りがけで遊びに来ます。・・・・しかし、なんでこのタイミングで来るかな。
湖南料理の店に入って・・・私達が会う口実だった、パソコンのバッテリー授与式。(笑)600元(10,200円)たしかに受け取りました。
さぁ、辛い料理を注文、注文。湖南料理は芯芯ちゃん姉妹も大好物です。そういえば、過去にも何度か3人で食べに行ったことがあったな。
芯芯ちゃんが感謝の意味をこめて、私にごちそうしてくれるようです。まずは林檎酢の「天地一号」で乾杯!
おなじみの魚頭・・・・赤じゃなく、黄色いトウガラシのヤツです。辛いよ~。(笑)身の中に埋まってるYの字の骨に注意ね。魚の頭の中の身を取り出して食べます。身体の身の部分は別の料理に使ったんでしょうね。
この麺がまたおいしい。・・・・むせないように食べるのはコツがいりますよ。
これはなんて言えばいいか・・・鶏肉と赤トウガラシの煮っころがしでしょうか。ブツ切りの鶏肉の骨に注意ね。ビールがあれば、何杯でもイケるかと。ピリ辛でビールによく合います。
湖南料理での私の定番。鉄板水晶粉。ハルサメのようなものを炒めたものです。これも意外に辛いよ~。ご飯と一緒に食べると、ご飯がご飯がススムくんです。(笑)まぁ、今回はご飯は頼みませんでしたが。
カリフラワーの炒め物。醤油と唐辛子で味付けしたもの。特別変わったものでもないですが、これもおいしいですね。
さらに白菜と糸こんにゃくのようなものを煮て、あんかけにしたもの。ニンニクと赤トウガラシ満載です。でも、これが一番辛くない料理かな。
最後は店からのサービスです・・・といって出てきた揚げまんじゅう。コンデンスミルクをつけて食べます。まぁ、これがご飯代わりね。外側カリッと、中はフワフワ揚げたておいしいです。
これで料理は全部合わせて160元(2,720円)。値段と量はまぁまぁですね。普段は人数プラス1の料理数が標準ですから、3人で5品はちょっと多いかな。
3人で食べ切れませんでしたが、中国で人をもてなす場合は、完食されると失礼にあたる、足りないということで、浪費になっても必ず余るぐらいの料理を注文するのが普通です。今回もそう・・・かな?芯芯ちゃんがお金を払おうとしましたが、そこはそれ・・・立替えたとはいえ、600元も私がもらっているのですから、もちろん私が払いました。
1時間ぐらいだったでしょうか・・・・いろんな話をしましたね。もちろん中国語です。芯芯ちゃんも妹も日本語は話しません。昔のとことか、仕事のこととか、これからのこととか・・・・妹は7月から勤め先が観蘭から東莞の清渓に変わるということで、それに合わせて芯芯ちゃんと一緒に暮らすことにしたようです。今、2人で住む部屋を探してるとか・・・芯芯ちゃんにとってもその方がいいかと。観蘭にいる頃も2人で住んでたので・・・よくケンカしてましたけどね。1人暮らしよりはケンカする相手の妹でもいる方がいいでしょう。
いい感じで3人で食事することができました。
「またね!」
たぶん、もう会う機会はない・・と思うけど、そういうことも言わずに普通に別れました。芯芯ちゃん、元気そうでよかったです。仕事のしすぎで身体を壊さないかというのだけが心配ですが・・・
それから1週間経った昨日も昨日で・・・芯芯ちゃんから電話で・・・・「もう日本に帰ったかと思って、確認の電話をいれてみた」って・・・・またそれから電話で1時間ぐらい話しましたが・・・・この話はまた次回に。
用事も済んだので、バスで深センへ戻ります。塘厦汽車駅まで歩いて行きますが、せっかくなので芯芯ちゃんの家経由で、昔明け方に通った道を懐かしんで歩いてみました。・・・・もうすぐここの部屋も引き払って妹と一緒に別の部屋に住むんだな・・・と。
懐かしいですね。半同棲の部屋から、朝5時半。始発のバスに乗るために冬なんか街灯もなく真っ暗な道でしたが、8時始業の深セン事務所に通ったものでした。今、考えるとよくそんなことしてたな・・・愛の力でしょうか。(笑)しかし、日射病になりそうなぐらいの陽気です。気温は35℃。
できるだけ日陰を選んで歩きましたが、さすがに東莞の日差しがキツく、暑くて倒れそうになりました。30分ぐらいかな。ここで倒れたら、会社の誰にも気づかれずに、けいつ~さん、出張中に行方不明になりましたってなるな・・・と想像しながら歩きます。(笑)そうならないように気をつけましょう。
1ヶ月前に大雨で氾濫したという川も今は普通の水位に戻ってます。河原で牛が草を食んでるのがのどかですね。これがあの店で出てくる硬い牛肉になるのかな・・・・もう来ることはないと思ってた塘厦に来れたのはよかったです。
芯芯ちゃんからメール。「パソコンのバッテリーは問題なく使えた。ありがとう」って。
これで今回の芯芯ちゃんからの任務は完了。・・・・・めでたしめでたし。しかし、私の生活は・・・面白いな。今回の出張はまだいろいろ面白い話がありますから。お楽しみに。
この記事へのコメント
けいつ~さんは、血のつながらない歳の離れた(面倒見のいい)お兄さんということにしようとしているとか、ね。
もちろん、「never say never」ですから、どんな展開もありですが。
一人歩かれたあたりの文章を読んでいると映画のラストシーンのようです。
今の状況でよりを戻すという選択はないので・・・彼女もそのつもりはないでしょう。妹を連れて来たのには特別意味はないようです。たまたまいたから連れて来たようです。
まぁ、血のつながらないお兄さんでいいですけどね。
>こりすさん
高く売れる商品には必ずニセモノがある・・・中国のそれは本当にスゴイです。真正面から商品開発をせずに、安易に利益が取れるコピーを作ってる間は、ある程度以上の発展は中国にはないですね。
もう会えないと思ってましたが、いい形で再会できてよかったです。
>Carrieさん
可哀想・・・かもしれませんね。これでエンディング・・・のような気がします。いい形で終われました。・・・まだ連絡は続いてますが・・・終わってないか?