映画サロン vol.57 「G.I.ジョー バック2リベンジ」(ネタバレ注意)

そういえば、前に3Dの映画を観たのは、芯芯ちゃんと一緒に観た「Avatar」だったか。それ以来3D映画観てなかったですね。複数のスクリーンがあるシネマコンプレックスだったので、いろんな映画をやっていて、何を観るかなと物色したところ、ブルースウィリスが出てるアクションものの映画があったので、それを観る事にして、普通の3DとIMAX 3Dの二つがあって、普通の3Dは80元(1280円)、IMAX 3Dは120元(1920円)だったので、たぶん、深センで観る最後の映画だろうし、IMAXは体験したことなかったんで、IMAX 3Dで観る事にしました。たしか日本でもありますね。
先日、エヴァンゲリオン映画館で観た時に、CMでやってたような・・・そんな記憶があったので、ブルースウィリスの映画を選んだんですが、中国語のタイトルが「特殊部隊 全面反撃」で、G.I. JOEの英語タイトルまったくなかったんで、気がつきませんでした。G.I.ジョーの続編と知ってたら観なかったかもしれません。1作目観てないですから。
G.I.ジョー。知ってる人は知ってるでしょうが、これはアメリカの着せ替え人形です。日本ではあまり流行らなかったんですが、男の子向けのリカちゃん人形といえばわかりやすいでしょうか。海兵隊の人形にいろんな装備が付けられる人形です。日本では海兵隊の馴染みが薄いものですから、日本風にアレンジして変身サイボーグになったんですが・・・私、小学生の頃、もってましたね。お兄ちゃんの1号と弟の2号、それからサイボーグジャガーの3体持ってました。
日本向けは、武器パーツに差し替えたり、また着ぐるみを着せて、仮面ライダーやいろんなヒーローにできました。ちょっとオリジナルのG.I.ジョーとは方向性が違ってましたけどね。

まぁ、120元も出して映画を観ようという人はそんなに多くないかもね。 IMAX・・・・スクリーンが大きいですね。視野角のほぼいっぱいになります。


今回はそんなことはありませんでした。3年前のものよりも軽くなった気がします。かけてみても全然違和感はありません。
3D技術は・・・・進歩したか?たしかに目の前までグイッと出てくるのははっきり表現されるようになった気がします。が、以前にも感じた、遠く、中間、近くのように平面をいくつかの層に区切って遠近感を出しているのは変わってないと思います。以前はその層が少なかったのが何層も増えてはいますが、やはり実際に肉眼で観る立体感、遠近感とは差があります。
英語音声、中国語字幕で観ましたが、内容は60%ぐらい理解できました。まぁ、そんなに難しい内容でもなかったと思うので。それよりも続編なので、前作の人間関係がよくわからなかった。上映開始数分後から戦場。G.Iジョー部隊の海兵隊が、中東?のミサイル施設から核ミサイルの奪還に成功する。
が、いきなり襲撃され、辛くも井戸の中に避難した主人公たち3人以外は、部隊全員抹殺されてしまう。ニセモノの大統領を操るコブラ組織にはめられ、主人公たち3人は国家の反逆者として追われる。前作で捕えられた?コブラの司令官・・・・マスクで顔を覆って、プシュープシュー呼吸する様子は、ダースベイダーかと思いました。(笑)
そして、イ・ビョンホン演じるストーム・シャドー・・・ホワイトストームと言ってたような・・・・も政府の幽閉施設から救出されて・・・世界征服?の片棒を担がされます。彼のライバル?として出てくる黒いマスクに全身黒いプロテクターで覆われた無言の忍者、スネーク・アイズは最初、敵か味方かわからなかったんですが、前作からG.I.ジョーの味方のようですね。彼はミュータント・タートルズのような雰囲気です。
新宿の高層ビルの最上階に彼らの忍者マスターの施設があって、そこがどうも日本のイメージが歪んで理解されているようで・・・時代劇の武家屋敷の庭園みたいなところです。庭には桜が咲いていて・・・・(笑)この映画見た人は新宿のビルの中はこんなんだと誤解しそうです。
そして、そこから雪深い山奥、断崖絶壁の忍者の総本山に行くのですが・・・日本からヒマラヤですか?遠すぎるがな。(笑)これも誤解されそうです。日本の雪山はあんなのかと思われそうです。忍者、あんなところに住んでません。
2時間弱、まぁ、休む事なくドンパチとチャンバラが続きます。CG満載ですが、まぁ、面白いです。
今回の主役は、ロード・ブロック?前作はデュークだった?ブルース・ウィリスは脇役です。退役した元G.I.ジョーという役ですが、もう歳ですから・・・・怖い顔してスゴむ以外は特にないです。お色気担当のレディ・ジェイ。結構好きなタイプですね。そういえば、スネーク・アイズと行動をともにする女忍者も出てきますが・・・・よくわかりません。
まぁ、あまり深く考えずに楽しみましょう。アメリカ合衆国はコブラに乗っ取られ、さらに世界各国を脅迫する存在となりますが、それをG.I.ジョーたちが阻止します。内容は映画を観てのお楽しみです。
総合評価は65点かな。まぁ、腹は立ちませんが、ピストル、マシンガンやバルカン砲撃ちまくりますので、スカッとしますね。まぁ、でも前から書いてますが、CG使いまくると、うそっぽくて面白くないですね。どの映画も似たような感じがします。
一応、前作のG.I.ジョーもDVD屋で探してみるか。


この記事へのコメント
中国の友人もいるの?交際、幅広いですね。
80元(1280円)はこちらの人にとって高いですよ。映画をお金払って見るよりも、すぐに無料でインターネットで流れますから、映画にこだわるお金がある人しか見ないはずなんですが・・・結構いますね。これが今の中国経済の恐ろしいところです。
お手手、可愛いでしょ?よく言われます。(笑)