敵襲!!

画像土曜日の朝、遅く目覚めた私はボーッとしながら窓のカーテンを開けて、22階の部屋から天気の様子をうかがっていた。雲はあるものの今日も一日暑くなりそうな天気である。

と、突然、窓の上から人影が降りてきた。

「な、なに?FBIか?CIAか?」

ロープ1本で窓の外にぶらさがっている男は、何のことはない壁の塗り替えをしていたペンキ屋だった。(笑)朝からワックスかなんかのニオイで臭いなぁと思ったのは、外壁を塗ってる塗料のニオイだった。

深センは来年開催するユニバーシアードのために大きな体育館を作ったり、競技場を整備したりしているが、その一方で外国から来る人たちの印象を良くする目的で、主要道路に面するほとんどの建物の塗り替えが急ピッチで行われている。

日本ではこんなことは考えられないよなぁ。まさか塗り替え費用を各自が負担しているとも思えないので、市か省か政府がお金を出していると思うが・・・それにしてもものすごい数のビルの塗り替えが同時に行われている。たしかに公共事業だとすれば予算のそういう使い道もあるのかなぁ。

20年ぐらい前の古い建物ならまだしも、私が見た感じでは特に塗り替えをしなくても問題ないレベルのものがほとんどだと思ったのだが、虚栄をはるというか、外見にこだわるというか・・・中国らしいですね。

画像ついでに中身の話。実は事務所があるビルは30階建てなのだが、なんとエレベーターが4基しかない。13人くらい乗れるのが3基、7人ぐらい乗れるのが1基である。1フロアだいたい70人から100人ぐらいは働いているだろうか。少なく見積もってもこのビルには2000人くらいの人がいるのにこのエレベーターはあまりに貧弱。

朝と夕方、そしてお昼時はエレベーターに乗るのが一苦労である。しかもまたこのエレベーターがよく壊れるのである。この前なんか4基のうちの2基が壊れてエレベーターの順番待ちで大変だった。

中国製のエレベーターなので、普段乗ってるときも「ガンッ!」とか何か当たったような音がしたり、動いてるときに扉が開こうとしたり、シャレにならないのである。(笑)いつかは落ちるのでは?と思うと毎日スリルとサスペンスの日々である。中国ではこういうのが結構多い気がする。

この記事へのコメント

2010年09月03日 08:35
中国ではエレベーターが落ちて沢山死人が出てもニュースにもならず、闇から闇に葬り去られるところが怖いですね。
2010年09月03日 09:05
だってだって前に中国航空のちっこいプロペラ機にったとき、雲がどわわわわ~~~って流入してきたもん~~~怖かったもん~~~でもアテンダント達はフツーにしてたもん…ワタシはNYより中国のが怖いです☆
PG
2010年09月03日 21:55
ひぃ!動いているときに扉があくって?
めちゃキケンじゃないですか!!
私エレベータ恐怖症なので・・・そんなん見たらのれませんね。
やっぱり日本って安全だなぁ・・
けいつ~
2010年09月04日 21:31
>達さん
ははは・・死んでないですよ。(笑)・・・死んでるんですか?

>こりすさん
まぁ、中国人は危険に対する認識があまりになさすぎですから。事故が起こっても「あぁ、危なかったのかなぁ」と思うかどうか・・・・NYより中国のが危ないのは間違いないですね。

>PGさん
めちゃ危険なんですよ。逆に扉が閉まらない時はバンバン!って叩くと閉まるんですよね。

日本は本当に安全で信頼できると思います。

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