四輪倶楽部 vol.1 「プジョー207 セダン」

主に私的嗜好で車を取り上げていきたいと思います。その第一回は、プジョー207セダン。まぁ、なんの変哲もないプジョーですが、最近セダンが追加されて・・・というか、これは中国向けのバリエーションでしょうか。東風プジョー?神龍プジョー?中仏合弁会社の車です。日本ではコレ売ってないんじゃないかなぁ。
セダン、好き嫌いあると思いますが、私はクーペよりもセダンの方が好きかなぁ。日本は今、セダンが全然売れないようで・・・逆に中国ではセダンの方が売れるということで、プジョーやシトロエンはオリジナルのセダンを開発した模様。ライフスタイルが違うので、中国では日本のようなミニバンやハッチバック、ステーションワゴンの人気がまだまだ弱いようである。
プジョーはフランス車。フランス車ってのは個性的な車が多い。その国民性にもよるのだろう。以前の仕事でフランス人を3人知っているが、どの人も自己主張が強く、まったく妥協しない人だった。たまたまこの3人がそうだったのか、この3人でフランス人を語るのもおかしいかもしれないが、パリ観光の添乗員さんが
「フランス人は自己主張が強くって・・・」
と言うや否や私は大きくうなずいて同意したものである。(笑)車に関して言うなら、プジョーは猫足とよばれるサスペンション・・・といっても乗ったことないが・・・あと大きく開いた口のようなフロントグリルに猫の目のような鋭いヘッドライトの形状だろうか。
フランスのものって、やっぱりデザインが凝ってるなぁと思う。この207でいうならサイドミラー周辺の造形がとても個性的。どうしてこんな形になるのか・・・感心する。日本ではマネのできないデザインである。ミラー全体をカラードにしないで、天面だけカラードにするあたり、コストを考えつつもセンスよくまとまっている。
207は排気量が1.4Lと1.6Lという小型車。さらに下に107というモデルも存在するが、プジョーでは小型車に属する。日本でもよく見かけるが、女性に人気?かもしれない。
インプレッサも出ていたWRCラリーにはかつてプジョーも参戦しており、グロンホルムが長身をかがみこむような形で乗り込んだ207の前身206は優秀な成績を収めた。その後307が206に代わって参戦したが、成績不振。同じグループ会社のシトロエンもいることからプジョーはWRCから撤退してしまった。
そういう意味でもスバルとは競合したライバルでもあるので、好きな車のひとつである。
この記事へのコメント
僕は車はその用を足せば何でも良い派だけど、そういえばこれまでずっとセダンに乗り続けておりますね。
フランスの車はイタリアのと一緒で、デザインは良いけど故障が多そうって気がします。
まぁ、私もしばらくは車は目的地に着けばいいやって思ってたんですが、子供のころの自動車好きの気持ちがフツフツと蘇ってきまして・・・最近、やっぱ車っていいなぁと感じるようになりました。普段車を運転することができいなくなったせいですかねぇ。
フランス車・・・日本車と比べれば壊れやすいでしょうね。
日本国内で行っていない手法で、ある意味新鮮でした。
ほんとだ。私も細かく見ていませんでしたが、この207セダンって、「なんちゃって207」ですね。
知らない人が見れば「ふーん207だ」と思いますが、コレ、フロントグリルは207っぽいですが、ボンネットのバルジもサイドの造形もたしかにタカさんがおっしゃるように206です。
これは目からウロコだなぁ。他にも中国で言えば、あまりにも有名なフォルクスワーゲンジェッタが中国国内用でずっと古いボディを独自にマイナーチェンジして生き続けてます。
安く供給するという意味ではたしかにアリな形だとは思いますが、新しモノ好きの日本では受け入れられないでしょうね。