日曜日の朝は散歩。人間ウォッチング。
今回の出張は、シーズン開幕したばかりということもあって、ソフトボールの試合が少なく、参加できるのは来週1回だけだった。なので、ちょっと運動不足。量が多い中国料理に連夜のアルコールも手伝って身体が重い・・・・
今日は日曜日で仕事もないので、朝から散歩することにした。9時にホテルの近くで朝マックして、歩いて20分くらいの公園に行って帰ってくるルート。ホテルの裏側にある市場をのぞいてみると、大勢の人でにぎわっていた。日曜日だからかなぁ・・・毎朝こうなのかなぁ・・・
市場の入口には、以前も書いたようにアヒルやガチョウなどに混ざって子犬がいた。さらに観察すると、ハトにカルガモのヒナ、ショッキングなことにネコまでいた。もちろん全部食べるためです。新鮮さを保つために全部生きています。目の前で羽をバタつかせながら脚をしばられたニワトリが重さを計られて買われて行きました。
くれぐれも解体している血などを浴びないように気をつけながら、市場の中へ入っていくと、野菜や果物が並べられていた。まぁ、このへんは全然問題ない。白菜、キャベツ、ナス、ニンジン、チンゲンサイ、日本でもおなじみの野菜が並ぶ。果物はミカンやイチゴが多かった。あとドリアンが臭い。(笑)
だいたい市場にいるのは家庭の主婦。両手に野菜や肉を持ってうれしそうに歩いている。市場を出ると周りはそんな人たちでいっぱいだ。日曜日の朝?まぁ、日曜日に限らないかもしれないが、朝、こんなふうにお母さんたちが買い物に行く姿ってのは日本では見ないなぁ・・・
まぁ、私は漁師町に育ったので、朝は市場に来る人でいっぱいだったことはいっぱいだったのだが・・・それにちょっと似てるかなぁ・・・
ATMの行列を横目に老街と呼ばれる古い街並みの路地に入る。30年くらい前の家々だろうか・・・しっくいの壁がところどころ剥がれおちて、屋根が低く暗く狭い家々が並ぶ。軒先で蒸しまんじゅうを売る店がいくつかある。中国人の朝食はこのまんじゅうと豆乳である。1元、2元くらいだから30円くらいである。歩きながらポリ袋に入ったチャーシューまんをかぶりつきながらフニャフニャの容器に入った熱い豆乳を流し込む。そんな人が何人も歩いている。
トランプの4分の1くらいの細長い花札のようなカードに興じる老人たち。家のカゲから飛び出してくる子供たち。自転車の荷台にたくさんの食材を載せて運ぶおじさん。白菜を片手にすれ違う知り合いに大きな声であいさつするおじさん。車がやっとすれ違えるかどうかという道幅の路地にそんな人たちが往来する。
特徴的なのは、みんな生き生きしているということ。身なりはそんなに綺麗じゃないし、裕福ではないように見える。でも、幸せそうだ。ここに来ると、ほんとに日本でのことが何なんだろうと思う。綺麗な家に住んで、いい車に乗って、高価なものを買って、おいしい食べ物を食べて、旅行に行って・・・・それが本当に幸せなことなんだろうか?
たぶん数十年前の日本と同じ状態の中国の生活。中国人の方が日本にいる人たちよりもはるかに人間らしく生きてることを実感するのは私だけだろうか・・・・そう感じながら、だんだん中国人になっていく私・・・・
今日は日曜日で仕事もないので、朝から散歩することにした。9時にホテルの近くで朝マックして、歩いて20分くらいの公園に行って帰ってくるルート。ホテルの裏側にある市場をのぞいてみると、大勢の人でにぎわっていた。日曜日だからかなぁ・・・毎朝こうなのかなぁ・・・
市場の入口には、以前も書いたようにアヒルやガチョウなどに混ざって子犬がいた。さらに観察すると、ハトにカルガモのヒナ、ショッキングなことにネコまでいた。もちろん全部食べるためです。新鮮さを保つために全部生きています。目の前で羽をバタつかせながら脚をしばられたニワトリが重さを計られて買われて行きました。
くれぐれも解体している血などを浴びないように気をつけながら、市場の中へ入っていくと、野菜や果物が並べられていた。まぁ、このへんは全然問題ない。白菜、キャベツ、ナス、ニンジン、チンゲンサイ、日本でもおなじみの野菜が並ぶ。果物はミカンやイチゴが多かった。あとドリアンが臭い。(笑)
だいたい市場にいるのは家庭の主婦。両手に野菜や肉を持ってうれしそうに歩いている。市場を出ると周りはそんな人たちでいっぱいだ。日曜日の朝?まぁ、日曜日に限らないかもしれないが、朝、こんなふうにお母さんたちが買い物に行く姿ってのは日本では見ないなぁ・・・
まぁ、私は漁師町に育ったので、朝は市場に来る人でいっぱいだったことはいっぱいだったのだが・・・それにちょっと似てるかなぁ・・・
ATMの行列を横目に老街と呼ばれる古い街並みの路地に入る。30年くらい前の家々だろうか・・・しっくいの壁がところどころ剥がれおちて、屋根が低く暗く狭い家々が並ぶ。軒先で蒸しまんじゅうを売る店がいくつかある。中国人の朝食はこのまんじゅうと豆乳である。1元、2元くらいだから30円くらいである。歩きながらポリ袋に入ったチャーシューまんをかぶりつきながらフニャフニャの容器に入った熱い豆乳を流し込む。そんな人が何人も歩いている。
トランプの4分の1くらいの細長い花札のようなカードに興じる老人たち。家のカゲから飛び出してくる子供たち。自転車の荷台にたくさんの食材を載せて運ぶおじさん。白菜を片手にすれ違う知り合いに大きな声であいさつするおじさん。車がやっとすれ違えるかどうかという道幅の路地にそんな人たちが往来する。
特徴的なのは、みんな生き生きしているということ。身なりはそんなに綺麗じゃないし、裕福ではないように見える。でも、幸せそうだ。ここに来ると、ほんとに日本でのことが何なんだろうと思う。綺麗な家に住んで、いい車に乗って、高価なものを買って、おいしい食べ物を食べて、旅行に行って・・・・それが本当に幸せなことなんだろうか?
たぶん数十年前の日本と同じ状態の中国の生活。中国人の方が日本にいる人たちよりもはるかに人間らしく生きてることを実感するのは私だけだろうか・・・・そう感じながら、だんだん中国人になっていく私・・・・
この記事へのコメント
日曜の明るい農村レポート、興味深く読みました。
20数年前の上海ですね。
資本主義が成熟し過ぎると反作用として精神が荒廃することは不可避なんでしようね。
僕もリタイアしたら日本を脱出したいです。
けいつさんの書いている文章を読んでいてその風景が私の目の前に浮かぶようです。でも、けいつさんが見たのは中国の一部の場所で、都会に行けば、綺麗な家に住んで、いい車に乗って、高価なものを買って、おいしい食べ物を食べて、きれいな服を着て生活している人もいます。。但し、今はまだそんな生活ができない人が多いですね。もちろん、私もその中の一人ですが、頑張って一日も早くそんな生活から脱出したいんです。。
ははは。明るい農村レポートでした。(笑)20数年前の上海もそうでしたか。今の上海は日本とほとんど変わりないくらい都会になってしまいましたね。達さんも今の日本にイヤけがさしてるのですね。おいしいもんがあってゆっくり暮らせる場所があればいいですね。
>こりすさま
はじめまして?でしょうか?達さんのところでコメントはよく拝見してますんで、馴染みのような気がします。これからもよろしくです。
私の場合、大体2ヶ月弱の滞在で日本に戻りますので、1週間くらいで元の生活に戻ります。(泣)まぁ、松本に不満があるわけではないんですが、「しあわせってなんだっけなんだっけ?」と考える機会が与えられたってことですね。日本にいると、そういうことすらわからなくなってしまいます。
ちなみにしあわせはポン酢醤油があることではないですよ。(笑)
お前、私の目の前で仕事してるフリして、ここにコメント書いてたんかい?(笑)おぬしなかなかやるなぁ・・・・
もちろん中国は私が書いてるようなところばかりじゃなくて、市内に行けば日本と変わりない生活をしてるのは知っていますよ。
でも残念ながらangelさん、中国の一部の場所なのはそういう都会の方ですよ。大半は私が書いてるような所のはずです。見栄をはらないように。
昔の賑わいが残ってる場所って楽しそうですね。
私の住んでる四国では、ショッピングモールとコンビニばかり増えて何処に行っても同じ様な風景になってきてます。
便利になって良いのですが、特色が無くなっていくのもどうですかね。
と考えるのは贅沢なことなんでしょうね。
相変わらず「ウキウキウォッチング♪」ですね(^○^)
楽しそう
中国から帰国する頃には・・・
プーさんじゃなくて・・・
ブーさんになってたりして
まいどっ!香川も郊外型大型商業施設が増えましたねぇ。どんどん新しいのができて、古い順番につぶれていくような感じです。資本主義的には便利で利益があがるところが残っていくのですから、そうなるのはしかたないんでしょうねぇ。
>りっちゃん
ははは。相変わらずお昼休みならぬ、ヒマな日曜日はウキウキウォッチングですよ。
たしかにプーさんじゃなくすでにブーさんになってるようです。
犬や猫までですか・・・
まあ、欧米人の“牛は食べてもいいが、クジラはかわいそう”というのと同じで、人間、かってな考えをもつものなのでしょうね。
貧しい中国人たちの方が幸せそうに見えるとのこと。物質的な豊かさの代償として、日本人は精神的に貧しくなっているのかもしれません。
けいつ~さんは、中国人になりつつあるのではなく、よりグローバルになりつつあるのだと思います。
そう考える人は必然的にベジタリアンになるしかなかく・・・いや、植物さえも動物と同じと考ええれば、それも矛盾・・・・こうなると人間が生きるためには何を食べれば・・・食べるためには・・・と宗教的な問題に発展しかねませんね。(笑)
物質的な豊かさの代償で精神的な貧しさ・・・まさに私が感じたのはそういうことでしょうね。