でも俺はバイクに乗る!

昨日の夜、葬式から帰ってきた。・・・・・・明けて今日は快晴!

○○がバイクで死んだと聞いてから、バイクに乗るのは少し胸が痛む。バッテリーを交換して復活したGSX-Rは、その彼の分まで走れと言わんばかりの快調さである。

ヘルメットをかぶり、グローブをしていつものように走り出した。抜けていく風が気持ちいい。バイクと一体になって走っていると、やはり○○の事故の瞬間を想像してしまう。

「どうなって命がなくなったんだ・・・・」

昨日から気がつくと彼の死のことばかり考えてしまう・・・・たしかに衝撃的だったよなぁ。

たぶん多くの人は
「やっぱりバイクは危ない・・・・もうやめたら・・・」
そう言うに違いない。

でも、私はそうじゃないと思う。もしも私が彼の立場だったら・・・・そんなことを望むだろうか?そうじゃない。俺の分までお前が走ってくれ・・・・そう言うに違いない。

そう思いながら2時間GSX-Rを走らせた。


帰ってきたら・・・彼が俺の走りを見守っている・・・そう思えるようになっていた。

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