「はなまるうどん」の怪
香川県人でありながら「はなまるうどん」に甘んじているのは、蕎麦の国、信州に住んでいるから。他に安くておいしいうどん屋が無いからである。といいつつ週に一度は利用している。やはりうどんが抜きで暮らすのはつらいのである。「はなまるうどん」で食べるのは、いつも「かけうどんの中」に「野菜かきあげ」である。しめて305円。これで十分お腹がいっぱいになる。このボリュームでこの値段は立派である。
が、どうにも納得いかないのが、他のメニューの値段である。わかりやすく(小)の値段で比較してみよう。
私がいつも食べる「かけうどん」これは105円。安い。香川のうどんの値段なみである。まぁ、これが企業努力でズバ抜けて低価格に設定されているという気はするが、かけうどんはすべてのメニューの基本である。
で、かけうどん105円に対して、しょうゆうどんが189円・・・・なんでやねん!ふつうはかけうどんと同じ値段である。なぜ高くなるのか?大根おろしが入っているから?しょうゆが特別?不思議である。
さらに混乱するのは・・・・ぶっかけ、釜上げ、釜玉、ざる、冷やし、わかめが同じ値段で294円。明らかにおかしい。なぜ釜上げと釜玉が同じ値段?玉子の原価はどこへ行った?これも企業努力か?ざるは店によっては釜からゆでたての麺を、水にさらして出したりすることもあるからまぁいいけど、冷やしは違うでしょ。わかめもおかしい。かけにわかめが追加されて189円アップ?ヘタすりゃかけうどん3杯分の値段である。これ注文する人はいるのかなぁ。
ここで、うどんの定義を説明しないと。基本的にうどんの麺というものは、作り置きである。乾麺をゆでて水でさらして水きって・・・・すだれを敷いたセイロみたいなのに一玉ずつ分けたものである。うどんはデンプンで、加熱することによりアルファー化し、冷めるとベータ化する。が、また再度水分を加え加熱することでアルファー化するのだ。そそ、お米も同じである。ふっくら炊きあがったゴハンがアルファー化したもので、茶碗からこぼれたゴハン粒が硬くお米のようになってしまうのがベータ化である。要はアルファー化したデンプンの多さがおいしさのバロメータなのだ。
香川のうどんは、このアルファー化、ベータ化を利用したもので、多くのうどん屋さんというのは、自分のところでうどんを作っていなかったのである。毎日製麺所からセイロで配達される「ゆでうどん」をゆがいて再度アルファー化させ、トッピングをのせて出していた店が多かったのである。
だからメニュー的に釜上げうどん以外は、作り置きのうどんなのである。釜上げはゆでたてを出す手間がかかるぶん、値段が高いのである。まぁ、店によっては、しょうゆうどん、ぶっかけうどん、ざるうどんなんかをゆでたての麺で出すところもあるが、それは製麺所で出すうどんのような気がする。ふつうのうどん屋さんは、やはり作り置きのうどんがメインだと思う。
となると、このはなまるうどんのメニューの整合性のなさもわかってもらえると思う。さらに294円のメニューの上には399円の肉うどんもあるのだが、なぜかカレーうどんも同じ399円なのである。これもおかしいでしょ。肉うどんが高いのはわかる。が、なぜカレーも?しかもここのカレーうどんは、店で出しているカレーライスと同じ具である。おひおひ。これも違うでしょ。
カレーうどんは、基本的に具は少なめ。うどんとからむ最小限の量である。間違ってもカレーの中でうどんが泳いでいるようなものではない。高松の実家の近所でごくたまにカレーうどんを食べるが、具は細かく刻まれて、煮込まれて、カレーは少量でもピリッと辛いヤツなのである。だからうどんのおいしさとカレーの辛さが調和しているのである。で、値段は肉うどんよりも絶対に安いのである。
で、カレー釜玉がメニュー最高の504円ってのは何?わからん。(笑)これがこの店の究極のメニューなのか?実にかけうどんの4.8倍の値段である。
ここで私がかけうどんを基準に適正な値段を設定するならば、
かけうどん147円、しょうゆ147円、冷やし147円、ざる147円、ぶっかけ168円、わかめ168円、カレー186円、肉210円、釜上げ231円、釜玉263円ってとこだろうか。うん、こんなもんだろ。今のかけうどん105円は異常に安い。たぶん他のメニューの価格に足らずをのせているのだろう。ということで147円にした。これでも松本の駅そばよりも安くておいしいだろ。
松本は蕎麦の国。基本的に蕎麦は高いのである。毎日お昼にうどんを食べている香川の「生活うどん」と信州の蕎麦は同じ麺類ではあってもポジションが違うのである。
毎週、「はなまるうどん」に行きながら、メニューの前でひとり「納得できない」と心の中でつぶやく私なのである。かけうどんしか食べない私はいいのだが、カレーうどん食べている人なんかを見ると・・・・ほんとに気の毒になってしまうのである。
「はなまるうどん」さま、一日も早い価格の見直しをお願い致します。
が、どうにも納得いかないのが、他のメニューの値段である。わかりやすく(小)の値段で比較してみよう。
私がいつも食べる「かけうどん」これは105円。安い。香川のうどんの値段なみである。まぁ、これが企業努力でズバ抜けて低価格に設定されているという気はするが、かけうどんはすべてのメニューの基本である。
で、かけうどん105円に対して、しょうゆうどんが189円・・・・なんでやねん!ふつうはかけうどんと同じ値段である。なぜ高くなるのか?大根おろしが入っているから?しょうゆが特別?不思議である。
さらに混乱するのは・・・・ぶっかけ、釜上げ、釜玉、ざる、冷やし、わかめが同じ値段で294円。明らかにおかしい。なぜ釜上げと釜玉が同じ値段?玉子の原価はどこへ行った?これも企業努力か?ざるは店によっては釜からゆでたての麺を、水にさらして出したりすることもあるからまぁいいけど、冷やしは違うでしょ。わかめもおかしい。かけにわかめが追加されて189円アップ?ヘタすりゃかけうどん3杯分の値段である。これ注文する人はいるのかなぁ。
ここで、うどんの定義を説明しないと。基本的にうどんの麺というものは、作り置きである。乾麺をゆでて水でさらして水きって・・・・すだれを敷いたセイロみたいなのに一玉ずつ分けたものである。うどんはデンプンで、加熱することによりアルファー化し、冷めるとベータ化する。が、また再度水分を加え加熱することでアルファー化するのだ。そそ、お米も同じである。ふっくら炊きあがったゴハンがアルファー化したもので、茶碗からこぼれたゴハン粒が硬くお米のようになってしまうのがベータ化である。要はアルファー化したデンプンの多さがおいしさのバロメータなのだ。
香川のうどんは、このアルファー化、ベータ化を利用したもので、多くのうどん屋さんというのは、自分のところでうどんを作っていなかったのである。毎日製麺所からセイロで配達される「ゆでうどん」をゆがいて再度アルファー化させ、トッピングをのせて出していた店が多かったのである。
だからメニュー的に釜上げうどん以外は、作り置きのうどんなのである。釜上げはゆでたてを出す手間がかかるぶん、値段が高いのである。まぁ、店によっては、しょうゆうどん、ぶっかけうどん、ざるうどんなんかをゆでたての麺で出すところもあるが、それは製麺所で出すうどんのような気がする。ふつうのうどん屋さんは、やはり作り置きのうどんがメインだと思う。
となると、このはなまるうどんのメニューの整合性のなさもわかってもらえると思う。さらに294円のメニューの上には399円の肉うどんもあるのだが、なぜかカレーうどんも同じ399円なのである。これもおかしいでしょ。肉うどんが高いのはわかる。が、なぜカレーも?しかもここのカレーうどんは、店で出しているカレーライスと同じ具である。おひおひ。これも違うでしょ。
カレーうどんは、基本的に具は少なめ。うどんとからむ最小限の量である。間違ってもカレーの中でうどんが泳いでいるようなものではない。高松の実家の近所でごくたまにカレーうどんを食べるが、具は細かく刻まれて、煮込まれて、カレーは少量でもピリッと辛いヤツなのである。だからうどんのおいしさとカレーの辛さが調和しているのである。で、値段は肉うどんよりも絶対に安いのである。
で、カレー釜玉がメニュー最高の504円ってのは何?わからん。(笑)これがこの店の究極のメニューなのか?実にかけうどんの4.8倍の値段である。
ここで私がかけうどんを基準に適正な値段を設定するならば、
かけうどん147円、しょうゆ147円、冷やし147円、ざる147円、ぶっかけ168円、わかめ168円、カレー186円、肉210円、釜上げ231円、釜玉263円ってとこだろうか。うん、こんなもんだろ。今のかけうどん105円は異常に安い。たぶん他のメニューの価格に足らずをのせているのだろう。ということで147円にした。これでも松本の駅そばよりも安くておいしいだろ。
松本は蕎麦の国。基本的に蕎麦は高いのである。毎日お昼にうどんを食べている香川の「生活うどん」と信州の蕎麦は同じ麺類ではあってもポジションが違うのである。
毎週、「はなまるうどん」に行きながら、メニューの前でひとり「納得できない」と心の中でつぶやく私なのである。かけうどんしか食べない私はいいのだが、カレーうどん食べている人なんかを見ると・・・・ほんとに気の毒になってしまうのである。
「はなまるうどん」さま、一日も早い価格の見直しをお願い致します。
この記事へのコメント
このブログ記事は6年近く前の内容です。その後、はなまるうどんの価格設定について、はなまるうどんのHPに説明があったので、そのことについて下記、記事で去年10月に書いています。
http://kei-2.at.webry.info/201010/article_10.html
中の人の意見もいただければ幸いです。